WinAlign、実はすごかったのかも
★
SDL Trados Studio 2014では整合機能の一新が予定されていますが、WinAlignといえば、これまで
使い物にならない子
というのが、Tradosユーザーの一般的な認識でした。
私も、原文-訳文がかなりの割合で一対一になっていれば整合を試みますが、最近は
原文-原文のメモリーを作って旧版との一致率を探る
という程度の使い方しかしていませんでした。
でも、もしかしたら私、WinAlignくんの実力をちゃんと知らなかったかもしれません。
(以下、ついでなので簡単にWinAlignの使い方も書いておきます)
1. [ファイル]→[新しいプロジェクト]を選択する。
2. [全般]タブで原文と訳文の言語を設定する。
3. [ファイル]タブでファイルを指定する。
後は、だいたいデフォルト設定のまま、
4. [ファイル名で整合]を押す。
5. [整合]メニューから[ファイル ペアの整合]を選択する。
というのが一般的な手順ですが、実は[新しいプロジェクト]の
[整合]タブ
を細かく設定すると、状況次第ですが、整合の精度がかなり上がります。
これ、知ってはいたのですが、今までちゃんと使ったことがありませんでした。
でも、今やってる案件で「参考用」として渡された既訳を試しに整合しようとして、この画面の
[予測語による重要度]
を最高にしてみたら、なんと、かなり「使い物になる」メモリーが生成されるじゃあーりませんか。
「予測語」とは何かというと、ヘルプでこう説明されています。
「予測語」とは、数字を伴う単語、または 2 文字以上の大文字を含む単語を指します。2 文字以上の大文字を含む単語の例として CPU (頭字語) が挙げられます。技術文書では、予測語が文章全体の 5% を占めます。したがって、整合中に良好なアンカー ポイントとなります。
(脱線しますけど、レガシーTradosのヘルプの翻訳はStudioのヘルプよりだいぶマシですね)
前後が多少ずれることが多いのはもちろんですが、デフォルトのままより、正しいマッチは飛躍的に増えます。
■
しかも、正しくマッチしない場合でも
前後数セグメントだけずれている程度
のことも多いので、このメモリーをエクスポートして参照すれば、前後で正しい既訳が見つかることもあり、旧版の原文と訳文を別々につき合わせるより、だいぶ効率的です。
新しいStudio 2014の整合でも、この機能がちゃんと踏襲されるのあれば、「実は使える子」になるかもしれません。
この記事へのコメントは終了しました。




コメント