Studio案件を2007環境で - Legacy Converter
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私もそうなのですが、Studio環境になじめない方はまだまだ多いようで、ひとつ前のエントリにも、またそんなコメントをいただきました。
そんなレガシーなTradosユーザーのために、SDL OpenExchangeで公開されている
というツールをご紹介します。
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上のURLにアクセスするには、あるいは少なくともダウンロードするには、ログインする必要があります。また、OpenExchangeについては(総目次から)以前の記事をご覧ください。
文字どおり、Trados Studioの作業ファイルであるSDLXLIFFファイルと、レガシーのTrados翻訳用ファイルを相互に変換してくれるツールです。具体的には
・doc
・docx
・ttx
に変換し、レガシー環境で翻訳した後に、SDLXLIFFファイルとして書き戻してくれます。
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ただし、このツールでメモリーは書き出されません。メモリーについては、Trados Studio上でエクスポートし、レガシー側のWorkbenchにインポートするという作業が必要です。つまり、流れとしては以下のようになります。
- お客さんからパッケージが支給される。パッケージにメモリーも含まれているものとする。
- [プロジェクトの設定]→[言語ペア]→[すべての言語ペア]→[翻訳メモリと自動翻訳]を開いてメモリーをエクスポートする。
- レガシー環境のWorkbenchで新規メモリーを作成し、上の手順でエクスポートしたファイルをインポートする。
- プロジェクトのSDLXLIFFを、SDLXLIFF to Legacy Converterで変換する。
- レガシー環境で翻訳する。
- SDLXLIFF to Legacy Converterで、レガシーファイルからSDLXLIFFを書き戻す。
今回、メモリーのエクスポート/インポートについてはこれ以上詳しく触れません。
SDLXLIFF to Legacy Converterの使い方
たとえばこんなファイルがあるとします。Trados Studioで開いた状態です。
まったく未翻訳の状態でも変換/書き戻しの手順はまったく変わりませんが、今回は便宜的に、一部翻訳済みのファイルを扱います。
2つ目のセグメントまでが翻訳済み、かつメモリーにも登録済みと仮定します。
以下の作業は、いっぺんStudioを終了するか、SDLXLIFFファイルを閉じて行ってください。
- SDL OpenExchangeのサイトからSDLXLIFF to Legacy Converterをダウンロードします。
- 起動したインターフェースはこんなです。
- [Export]タブを選択し、ドロップダウンリストからファイル形式を選択して(この例では*.docを指定)、[Add]を選択します。
- ファイル選択ダイアログで *.sdlxliffファイルを選択します。対象の *.sdlxliffファイルは、プロジェクトディレクトリの中の「ja-JP」というフォルダにあります。
- [Start Prpcessing]ボタン(左上の右向き三角)を押します。
- 生成された doc ファイルを開くと、こんな風になっています。ふだんと違うタグが見えますが、これは絶対に変更しないでください。
- レガシー環境で翻訳します(メモリーについては割愛)。
- SDLXLIFF to Legacy Converterで、インポートの前に設定を少しだけ変更します。スパナのボタンで[Settings]ダイアログを開き、[Segment Status Assignment]で、1つ目のオプションを[Translated]に変更します。この設定をしておかないと、Studioに書き戻したとき、翻訳ステータスが「翻訳済」に変わりません。
- [Import]タブで、翻訳の済んだ *.doc ファイルを選択し、[Start Prpcessing]ボタンを押します。この時点で *.sdlxliffファイルが生成されます。生成前の*.sdlxliffは*.bakファイルという拡張子のバックアップファイルとして確保されるので、このプロセスがうまくいかなかったら、ひとつ前のステータスに戻れます。
- Studioで *.sdlxliffを開いてみると、レガシー環境で翻訳した部分が更新されています。
- ただし、当然のことですがこの翻訳はStudio上のメモリーには反映されていません。
訳文の確認を含めてひとつひとつ確定登録するか、一括でメモリーを更新する必要があります。
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私が2回ほど使った限りでは、タグなども含めて正確にStudio上に反映されます。
レガシーTradosユーザーの方、興味があればお試しください。
12:43 午前 Trados 機能バージョン - Studio共通 | URL
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コメント
なるほど。
でも、これはあくまでも「Studio案件」が来た場合に、それをどうやって「Workbench+Word」の組み合わせで作業するかという方法と理解しました。
となると、Trados 2007を使わずにStudioのみではやはりWordのマクロを多用する翻訳作業は無理、ということでしょうか?
もしそうですと、いよいよStudioに移行する意味がなく、またOffice 2010とWin 7のサポートが切れるまでに何とか対応策を考えないといけないということですね。
投稿: ks | 2013/06/24 6:51:53
> StudioのみではやはりWordのマクロを多用する翻訳作業は無理、ということでしょうか?
StudioではWordファイルを直接扱うのではない(内部的には、sdxliffという独自形式のxliffファイル=XMLファイルの一種)ので、そもそも「Wordのマクロ」という概念事態が成り立ちません。
Studio内でマクロの類する操作をしようと思ったら、StudioアーキテクチャのAPIを解読してOpenExchangeアプリケーションを作るか、あるいは内部ファイルであるsdxliffファイル上でXMLを操作するしかないと思います。
投稿: baldhatter | 2013/06/30 20:59:04