SDL OpenExchange のアプリケーション
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昨年の 11 月にベータプログラムが告知されたときこちらで記事にしましたが、その後プログラムが正式に始まり、SDL Trados Studio 2009/Multiterm 2009 の API を使ったアプリケーションも公開されるようになりました。
リンク: Welcome to SDL OpenExchange
開発環境もなかなか気になるところですが、そんな余裕はとてもないので、公開されているアプリケーションのうち、使えそうかなと思われるものをピックアップしてみました。
OpenExchange プログラムで公開されているアプリケーションを使うには、Studio 2009 のライセンスが必要のようです。ダウンロードするときにもアカウントが必要です。
インストールしたアプリケーションは、すべて Studio 2009 と同じプログラムグループに入ります。
- SDL TTX It!
- SDL XLIFF Converter for Microsoft Office
- SDL Batch Find and Replace
この 3 つのアプリケーションを試してみました。
SDL TTX It!
こちらは 2007 までの Trados 環境のためのアプリケーションです。TagEditor でソースファイルを開き、作業中に保存すると *.ttx という中間ファイルが生成されますが、SDL TTX It! は複数ファイルからこの ttx ファイルを一括生成するためのツールです。翻訳者より、ベンダーさんが重宝しそうです。
対応しているファイル形式は、[Filters]をクリックしてみるとわかります。
当たり前ではありますが、Trados 2007 で対応が謳われているファイルは網羅されています(Frame Maker ファイルのように S-Tagger 変換が必要な形式は除く)。また、ファイルごとにオプションも用意されています。タグ付きファイルなどについては、Trados でふだん指定するように INI ファイルも設定できます。
ttx ファイルに変換するということは、つまり TagEditor を使うということなので、まあ私がこれを積極的に使うことはありませんけど。
SDL XLIFF Converter for Microsoft Office
これは、Studio 2009 で処理した sdlxliff ファイルを doc などに変換できるツール。のはずなのですが、うまく動きません。Microsoft の OpenXML SDL 2.0 が必要なんだそうです。めんどくさいので、これはやめました。
SDL Batch Find and Replace
個人的には、今回いちばん使えそうだと思ったやつです。 sdlxliff ファイル(複数も可)に対して、一括の検索と置換が可能です。
Studio 2009 上でも検索/置換機能はわりと充実しているのですが、ファイルが大量になったときには、テキストベースで検索/置換したほうが圧倒的に便利です。ところが、sdlxliff ファイルは XML 形式なので、ほんとうに置換したい場所だけ処理するとなると、それなりに作業が繁雑になります。たとえば英和翻訳であれば、訳文中の日本語文字を置換するのなら単純ですが、英数文字を置換するとなると、原文中にも同じ文字列があるかもしれないので、訳文セグメントの中だけ置換するという条件指定は意外と厄介。
このツールを使えば、検索の段階で[Source]と[Target]を指定できます。また、置換のときにはセグメントのステータスによって除外したり、あるいは置換後のステータスを一括に指定できるという機能もあります。
これはなかなか実用になりそうです。
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