迷惑なマーカータグ
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今のように落ち着かない状況で書くほど緊急性のある話でもないのですが、しばらく前から続いている案件で、あまりに鬱陶しいタグの処理を見かけるので、書きとめておきます。
以前、索引マーカータグ <:imk xx> が笑えるほどたくさん並んでいる例を紹介しました(索引マーカー盛りだくさん)が、似たようなタグとして、<:hmk xx> というのもあります(Word + Workbench の環境ではたいてい、内部タグ)。これはハイパーリンクのためのマーカータグで、これが付いている箇所をクリックすると、指定されたリンク先にジャンプします。
そのハイパーリンクマーカータグをこんな風に処理してある既訳が次々と出現するので、ちょっと辟易しています。
過去にここを担当した人は、原文が同じような形になっているということで、忠実にこういう処理をしたんだろうと想像されます。
原典 PDF に当たってみると、category という単語全体にハイパーリンクがかかっている(<:cs "Links" 2>~</cs> で囲まれている)ので、<:hmk 667> というマーカー自体はその中のどこにあってもよく、単語の途中にある必要などまったくないのですが、おそらく FrameMaker データ上ではこのように単語に割り込む形でマーカー情報が入っていて、それがそのまま rtf に落ちてくるのだと思います。
したがって、これを翻訳するときには、原典で category の途中にタグがあるからといって、律儀にそれに合わせて
カテ<:hmk 667>ゴリ
などと処理する必要はまったくなく、ちゃんと「カテゴリ」と読めるように、
とやっても、最終的な PDF 上の機能としてまったく問題はないはずなのです。
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ローカリゼーションというものが単なる翻訳ではない、というのは、たとえばこういうことです。翻訳というより、何かもっと別の特殊技能というところでしょうか。
ちなみに、このタグの位置が少しずれただけでも、Trados 上ではマッチ率に影響します。原典ファイルを作成するメーカーさんは、その辺もう少し考えたほうがいいと思いますよ。まったく意味のない翻訳料金が発生しますから。
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