タグを一括削除する Word マクロ
★★
Trados 翻訳する文書には、タグがつきものです。
タグの数が妥当であればそのまま作業できますが、ファイルによっては邪魔あるいは無意味なタグがやたらと多くて、原文を読むのさえ不自由なことがあります(FrameMaker ベースの RTF ファイルとか、Word から出力した HTML ファイルとか)。たとえば、こんな感じ。
そんなときは、原文をすべて訳文フィールドにコピーし、タグをぜんぶ削除してから作業すると楽なのですが、Trados の標準コマンドに、「タグを一括削除」というコマンドはありません(Idiom Workbench にはあります)。
そこで、簡単な Word マクロで実現しています(Word 2003)。
こんな風に訳文をコピーしてから、訳文の範囲をすべて選択して「タグの一括削除」マクロを実行します。マクロはこんな感じです。
Sub Trados_DeleteAllTags()
With Selection.Find
.Text = "\<*\>"
.Replacement.Text = ""
.Forward = True
.Wrap = wdFindStop
.Format = False
.MatchCase = False
.MatchWholeWord = False
.MatchByte = False
.MatchAllWordForms = False
.MatchSoundsLike = False
.MatchFuzzy = False
.MatchWildcards = True
End With
Selection.Find.Execute Replace:=wdReplaceAll
End Sub
False になっている検索条件のところは、なくてもいいものがあるのですが、削除すると True ということになり、True の条件が衝突する場合があるみたいなので、面倒なのですべて明示的に指定してあるだけです。重要なのは、以下のポイント。
- \<*\> というワイルドカード指定文字列(タグを表す)
- .MatchWildcards = True(ワイルドカードを使う)
- .Wrap = wdFindStop(置換を選択範囲だけで終わらせる)
なんてエラそうに書いていますが、実際にはマクロをゼロから書いたわけではなく、操作を記録してから若干編集しただけ。
ちなみに、上のスクリーンショットでは、原文をコピーした部分(黄色の範囲)が元のフォントと違っています。これも、フォントを引きずらないようにコピーする、というマクロを使っているため。
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コメント
baldhatter さん、野咲です。
こんにちは。
Studio 2009 の [エディタ] ビューでは、画面上部のツール バーの右端、4 つ並んでいる青いダイアモンドで、タグの表示の方法を選択できます。
左端の [タグ テキストなし] をクリックすると、(私には) ほとんど気にならないぐらい小さくなります。
投稿: 野咲 aka sam | 2010/10/10 14:23:53
> 4 つ並んでいる青いダイアモンド
はい、その表示オプションなら、2007 までの TagEditor にも付いています(3つですけど)。同じ機能が Word テンプレート上にもあるといいんですけどねー。ないのでこのように対処しています。
投稿: baldhatter | 2010/10/10 14:26:37