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2010.10.17

ATOKの使いこなし - 辞書/辞典の追加


【10/22加筆修正しました】

10/5 に、side A で ATOK の話を少し書きました(side A: # ATOK と英字入力)。あちらはただの雑談でしたので、もう少し実用的な話をこちらにまとめてみます。

まずは、辞書や電子辞典の追加に関するお話......なのですが、ATOK で使われる辞書/辞典やそれに類するデータには 4 種類もあるので、以下の話に使う用語を整理しておきます。


- 漢字変換辞書
漢字変換に使われる、単なる「読み-単語」の対応データです。用法上の注意などが表示されることもありますが、語義や用例は含まれません。これを増やすと、たとえば「こばやしたきじ」→「小林多喜二」と一発で変換できるようになります。後続の 1. で説明します。


-連想変換辞書
「連想変換」とは、類義語や言い換え表現などを変換候補として表示するという、いわば通常の漢字変換の拡張機能です。たとえば、「うてん」と入力して連想変換のキーを押すと、「降雨」とか「お湿り」のような類語を一覧できます。データとしては、類語の説明が載っている場合もあるので、次に上げる「電子辞典」の性質も帯びてきます。後続の 2. で説明します。


- 電子辞典
いわゆる電子辞書、つまり『広辞苑』とか『ロングマン』のような辞書の電子版を ATOK に組み込んで使うという形態。当然ながら、語義や解説などが表示されます。たとえば「さかもとりょうま」と入力すると、漢字変換とは別に、電子辞典の解説が変換候補ウィンドウの横に表示されます。後続の 3. で説明します。


- 省入力データ
何文字か入力すると後に続く候補が表示されるという「省入力」機能のためのデータです。「辞書」のカテゴリとはちょっと違うのですが、ATOK で漢字変換に利用されるので、ここにまとめます。たとえば、「こうきょうし」まで入力して[Tab]キーを押すと、「公共職業安定所」とか「交響詩篇エウレカセブン」が出てきます。後続の 4. で説明します。

1. [プロパティ(環境設定)]→[辞書・学習]タブ

Buckeye さんがご紹介なさっていた「共同通信社 記者ハンドブック辞書」を私も入れてみました(今まで書籍しか持ってなかったし)。

ATOK でオプションの辞書を追加するときは、追加する辞書セットを指定できます。私は「記者ハンドブック辞書」を[標準辞書セット]に追加しましたが、こうすると通常の変換操作(スペースバー)で、追加した辞書も参照されます。

101017_atok_1

通常の変換操作でハンドブックの候補や注意書きがいつも表示されてしまうのが煩わしい、という場合には、辞書を追加する「辞書セット」を変更すれば、[F2]など別のキーで呼び出すようにできます。

たとえば、私の環境には以下のような辞書セットが入っています。

101017_atok_2
[F2]で変換する、人名関係の辞書セット。「トレンド辞書」というのは ATOK で公開されている無料(登録ユーザーであれば)のオプション辞書ですが、私の知らない芸能関係の名前とかぽんぽん出てきます。

101017_atok_3
こちらは[オプション辞書セット]。「はてなキーワード変換辞書」は、予想以上に役に立ちます(こちら無料のオプション辞書)。


2. [プロパティ(環境設定)]→[入力・変換]タブ →[連想変換]

「連想変換」に使う辞書はここで設定します。

101017_atok_4

上のスクリーンショットに並んでいる「連想変換辞書」のうち、下の 4 つはたぶん ATOK 標準ですが、いちばん上の「角川類語新辞典」だけは有料オプションで追加したものです。
リンク: 角川類語新辞典 for ATOK

別途、類語辞典ももちろん使っていますが、訳語に困るときなどにはこの機能もけっこう重宝しています。


3. [プロパティ(環境設定)]→[電子辞典検索]タブ

ジャストシステムからは、『明鏡国語辞典』とか、『ジーニアス英和/和英』、『広辞苑』とか、それなりのラインアップがオプションとして販売されているのですが、私は ATOK 上で辞書をひくことはほとんどありません。

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よって、標準以外に追加されているのは、「はてなキーワード電子辞典」だけ。これも、「はてなキーワード変換辞書」と同様、けっこう役に立ちます。


4. [プロパティ(環境設定)]→[入力・変換]タブ →[省入力データ]

101017_atok8

私の場合、IT 文脈に出てくる単語はほとんど自前で単語登録していますが、それ以外は、この機能をうまく使うと文字通りキーボード入力の省力化を図ることができます。「コンピューター・インターネット用語データ」、「経済・ビジネス用語データ」、「はてなキーワード省入力データ」など、実用から趣味までけっこうな量のデータがジャストシステムで公開されていて、製品登録したユーザーは無料で使えます。

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