メモリのメンテナンス - 訳ヌケあり
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Trados などの翻訳メモリについて「メンテナンス」というと、無駄なデータや重複を整理したりするデータベース整備のことを指す場合もありますが、今回の話は、Workbench の[ファイル]→[メンテナンス]→[翻訳メモリのメンテナンス]で使える機能のことです。
この機能を使うと、条件を指定して特定の原文-訳文ペアだけを削除したり、用語を一括置換したり、作成者や更新日などデータベース情報を書き換えたりすることができます。
これが[翻訳メモリのメンテナンス]ウィンドウ。
今回は、特定の[作成者]を指定して、その既訳だけを削除してみます。メモリに、何種類かのソースから採用された既訳があり、特定の作成者による既訳は信頼できないので参照しないようにしたい、というケースを想定しています。
[翻訳メモリのメンテナンス]ウィンドウで[フィルタ]を選択します。[作成者]をダブルクリックし、絞り込みのキーワードを[条件]フィールドに入力します。キーワードの前後にワイルドカード文字「*」も使用できます。ただし、このフィールドに入力できる文字数は、ワイルドカードも含めて 36 文字まで。これは 1 バイト文字でも 2 バイト文字でも同じ字数。
[OK]をクリックして[翻訳メモリのメンテナンス]に戻り、[検索開始]をクリックすると、条件に一致した既訳だけが表示されます。
個別にいろいろと編集したい場合は国旗を右クリックして[翻訳単位を編集]を開きます。一括置換したい場合は[検索と置換]です。ここでは一致した既訳を削除するので、[削除]をクリックします。
削除には、[現在のリスト内の翻訳単位]と[すべての翻訳単位]の 2 つのオプションがあって、前者だと今ウィンドウに表示されている既訳のみ削除します。後者は「すべて」と書いてありますが、もちろんメモリのすべての既訳ということではなく、フィルタに一致したすべての既訳を削除します。
.......のはずなのですが、[すべての翻訳単位]を選ぶと、こんな警告が出てちょっと、いや、かなり驚きます。
しかも取り消し不可とか言ってるし。そんなはずはないと思って、念のためにインターフェースを英語にしてみました。
すると、またまたローカライズ段階での翻訳の不備が見つかったという次第。英語のダイアログにはちゃんと、
all the matching translation units in the current translation memory
と書いてあります。matching というこの 1 単語が抜けてしまったばっかりに、日本語インターフェースはかなり危険なことになってしまいました。
自戒、自戒。
あ、もちろん、警告ダイアログはショッキングですが、こちらを選択しても全メモリがなくなってしまうことはありません。フィルタで絞り込んだ対象だけが削除されます。
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コメント
Trados 2014のスターターキット(1年契約)を購入後、2台のマシンであくティベーションとデあくティベーションを繰り返したためか、TMのメンテナンスができない(アップグレードの必要あり)とのメッセージが出るようになりました。スターターキットでの一部機能制限というのもどれがどれやらわからず、途方にくれています。だれかお知恵を。
投稿: 白楽正志 | 2014/04/14 18:24:44
白楽正志さん、コメントありがとうございます。
ライセンス関係は、とにかく未だにトラブルが多くて困りますよね。サポート契約していなくても、ライセンスやインストール関係だと質問に答えてくれることが多いので、メールや電話で問い合わせてみるのが早いかと思います。
投稿: baldhatter | 2014/04/26 2:17:13