# 今月の水木さん(水木しげる漫画大全集 2014/1)
京極夏彦監修でスタートした「水木しげる漫画大全集」。
刊行は昨年の6月に始まっていたので、もっと早くエントリにしたかったのですが、遅ればせながら第8回配本に当たる今月の刊行作品から紹介していこうと思います。過去の配本分については、おいおい遡及した日付でアップしていく予定です。
第8回(2014/1/3)配本
『フーシギくん他』
『猫楠他』
『フーシギくん他』は、いずれも初出誌が「テレビマガジン」(講談社)や小学館の学習雑誌(小学一年生など)ということもあって、非常に貴重な作品ばかりです。
表題作や『おばけのムーラちゃん』などは、子ども向けでほのぼのしているという程度ですが、オールカラーで収録された「ようかい百ものがたり」(小学一年生、1994年)などは、雑誌掲載以来初めての刊行というお宝と言えます。
そして、予想以上の拾いものが「日本むかし話」シリーズ(小学六年生、1980~81年)でした。なんと、松谷みよ子の文章に水木しげるの絵が付いています。どの絵も、芸術的な水木流の点描。これも、今回収録されてようやく日の目を見たというレアものです。
松谷みよ子の文章って、あらためて素晴らしい。
巻末の解説は、魔夜峰央。
■
『猫楠他』は、『猫楠』をはじめとして、まるごと一本が南方熊楠。
素材がそもそも怪人。それを稀代の変人・水木さんが描くのだから、怪作にならないわけがありません。かなりクセはあり、特に下ネタは多いのでご注意ください。
以前出ていた『猫楠』の単行本は上下巻だったので、全集版はこの値段でもだいぶお得です。もちろん、単行本のときのカラー表紙もちゃんと収録されています。そういう「資料としてのマニアックさ」が、この大全集のウリのひとつでもあります。
巻末の解説は、中沢新一。
03:04 午後 アニメ・コミック・サブカル | URL
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