# ラウンチ、ローンチ...ロンチ?
定訳がない外国語をカタカナ表記するとき、その原語の発音が日本人にとってなじみのないものだと、カタカナ表記にある程度の揺れが生じるのはしかたがありません。
スタイルガイドについて話し合うときに必ず話題になる interface はその最たるもの。最初の in に第1アクセントがありますが、face にも第2アクセントがあるので曖昧にはならず、
発音のサンプル: Interface | Define Interface at Dictionary.com
という発音になります。ところが、これをカタカナで表記すると、
インタフェース、インターフェース、インタフェイス、インターフェイス
の4通りが出てきて(さすがに、終わりが「フェス」というのはほとんど見かけません)、IT系翻訳者を悩ませるわけです。
それでも、
launch、launcher
のカタカナ表記に比べればだいぶマシという気がします。
launchのほうは、製品とかサービス、サイトなどを新しくスタートする意味の動詞として最近よく使われますが、IT系だと、launcherという用語のほうが先に出てきたかもしれません。
システム上のあちこちにあるアプリケーションを1か所から起動できるように、そのショートカットを登録しておくソフトウェアをlauncherと言いますが、これのカタカナ表記は、かなり以前から
ランチャ
ランチャー
ローンチャ
ローンチャー
ロンチャー
などとばらけていました。原語の発音は
発音のサンプル: Launcher | Define Launcher at Dictionary.com
なので、「ローンチャー」がいちばん近そうですが、「ランチャー」でも意味は通じます。これより以前に「ミサイルランチャー」という言葉もありましたから。でも、
ラウンチャー
という表記を初めて見かけたときは、正直、絶句しました。どう考えても、発音をまったく知らずにローマ字読みしたとしか思えない、恥ずかしい表記という気がします。
こうなると、その動詞であるlaunchのほうもいろいろなカタカナ表記が出てくることは想像に難くないわけですが、
ロンチ
というのはずいぶん無理がある気がします。
リンク: Wii U北米ロンチまで18時間!みんなが作った「U」を紹介 | インサイド (任天堂、Wii Uのニュース)
そもそも、なんでこの動詞をカタカナで書かなきゃいけないのか、それが不明です。
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