# 「JTF 翻訳セミナー in Osaka」に行ってきた~その3
落ち穂拾い、続けてセッション 3 と 4 のお話です。
そもそも私が今回この関西セミナーに行こうと思ったのは、昨年の翻訳祭で、にわか作りの告知チラシを佐藤晶子さんからいただいたのがきっかけでした。改めてありがとうございます。
セッション3、ジョージ・ブルダニオティスさんと牧野一成さんの話。
実は、こういうイベントなどの場に出てくる人は多かれ少なかれ、今回のテーマである「ネットワーキング」の重要性を肌で感じているのだろうと思います。なにしろ、当のお二人、ジョージさんと牧野さんが口をそろえて、「今日この場でこうして話しているのもネットワーキングの成果」とおっしゃっていたくらいです。
私自身も今までにたびたび似たようなことは書いていますが、私が牧野さんやジョージさんと知り合ったのも、一昨年 2010 年の JAT Project Tokyo がきっかけでした。
私が「ネットワーキング」を意識し、実際に行動するようになったのはフリーランスになった翌年の 2008 年からで、その最初の足がかりになったのは翻訳フォーラム、次が日本翻訳連盟でした。今でもこの 2 つは、私にとって重要なフィールドです。でも、Project Tokyo で JAT 関係の方々や Twitter 翻訳クラスタの翻訳者・通訳者さんたちとお会いできたのは、私個人のネットワーキング史の大きな変換点になっています。
パネルディスカッションという形式は、下手にやるととても退屈で、展開も内容もありきたりになってしまうものですが、このパネルはどちらかというと、
ジョージとポールの翻訳漫談
みたいなノリで、それを大阪で聞けたというのは、けっして偶然ではなかったのかもしれませんね(そーいえば、テリー&ポールの翻訳漫談、ってのもあったなw ついでに宣伝しとこ)。
リンク: 【告知】2012年第一弾UST放送:JTF大阪セミナーどうだった? | 翻訳横丁の裏路地
ところで、ジョージさんがたびたび挙げていた「名刺交換会」。そう呼べるような集まりがあるんですね。実は私、初耳でした。今でもときどき、フリーランスの方で名刺を持っていない方がいらっしゃいますが、むしろ所属組織を持たないフリーランスこそ、名刺は大切な営業ツールですよね。
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セッション4 の梶木正紀さん、マサさんに初めてお会いしたのも、2010 年の Project Tokyo のときです。
実はこの Project Tokyo のとき、私はマサさんがランチリーダーを務めるグループに申し込んでいたのですが、そのシステムと会場に不慣れだったせいもあって、ランチの集合場所に私は遅れちゃったんですよね。そしたら、グループに取り残されちゃって、後から場所を聞いて慌てて追いついたという、今だから書けるファーストコンタクトではありましたw
このセッションのポイントとして、「一極集中を避ける」という話がありました。具体的には、クラウドなどのテクノロジーを活かして、データの一極集中とそれに伴うリスクを回避すべし、と。個人でもクラウドは活用できる時代になっていますし、これからますますその傾向は強くなりそうです。梶木さんの先見性、見習いたいと思いました。
その一方、Small Business であれば翻訳の分野は 1 つに特化したほうがいいとおっしゃっています(梶木さんの事務所の場合は特許・知財)。これには会場からも質問が上がりましたが、私も部分的に肯定しつつ、ただそれだけではいけないかも、と感じました。個人翻訳者が、自分の分野をどう考えるか。ある分野に特化してそれを突き詰めるのか、それとも需要の変化に備えて幅を広げることも考えるべきなのか。その辺のことは、今後何かの機会にテーマとして取り上げてみるべきですね。
【追記】
梶木さんが以前からちょっと話題にし、今回のセッションでも言及していた「クラウド型の翻訳支援ツール」は、こちらだそうです(Facebook でご紹介なさっていてい、今回こちらで紹介してもいいとご了承いただきました)。
セッション 3 は、自分もふだんから考えていることを再確認できる内容でしたが、セッション 4 は逆に、私があまり考えていない部分を刺激してくれる内容でした。私の "会社" は梶木さんの事務所ほどの規模になっていませんが、これからも梶木さんの仕事ぶりには注目していきたい。
そんなこともあって、次は必ず事務所にお邪魔しまーす。
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