# SR-G9003 の続き
前エントリをアップしたらさっそく Nest さんからコメントをいただいたので、もう少し SR-G9003 のこと、と言うか PASORAMA のことを書いてみます。
以下、Jamming と比較してたりします。後継アプリケーションである Logophile が登場し、Jamming はもう開発が終わってしまっているので、この比較はあまり意味がないのかもしれませんが、私は未だに Logophile に移行できず、まだまだ Jamming が現役なのでした。
任意の文字列を選択してジャンプできる
この点は、Jamming より勝っています。表示されている本文で、単語の一部とか複数の単語とか、任意の文字列を選択、ダブルクリックしてジャンプできます。Jamming は単語単位でしかダブルクリックできません。
「戻る」ボタンと検索履歴
Jamming と比べて優劣はありませんが、わかりやすいと思います。戻る操作はツールバーの「戻る」ボタン、履歴の表示は検索フィールドのドロップダウンリストと、どちらも簡単です。Jamming で検索語を遡るには、[表示]→[本分]→[戻る]という選択が必要ですし、検索履歴は[表示]→[表示した項目の履歴を開く]となっています。ただし、Jamming ではどちらもキーボードショートカットがあるので、慣れていれば問題になりません。逆に、PASORAMA のインターフェースはショートカットという配慮がほぼゼロなので(ニーモニックはある)、やはり発想が PC 的ではないのだろうと思われます。
ミニ辞書
最小限のウィンドウで表示するモードですが、標準モードと違って、辞書が英語と日本語 1 つずつに限定されてしまうので、私にはあまり用がありません。なんだろ、たとえば電子書籍を PC で読むときに傍らで表示しておくとか、そんな使い方でしょうか。
インターネット検索
同じ機能が Jamming にもありますね。検索エンジンを設定から選べるようになっていて、新規の URL も追加できるという点もほぼ同じです。検索エンジンのなかに、Oxford とか Collins などのサイトが事前定義されている点が、なるほどというところ。
惜しいと思うのは、検索エンジンをいちいち設定で切り替えなければならないところ。ドロップダウンなどでエンジンも選択できるようにすればもっとナイスです。
スペルチェック機能
という名前ですが、いわゆるスペルチェックではなく、「スペル類推検索」です。
こんな風に、うろ覚えのスペルを入力すると、通常検索では「該当なし」ですが、「スペル」ボタンを押すと、このように候補を表示してくれます。
翻訳しているときの使い方としては、原文からコピペして検索することがほとんどなので、あまり出番のない機能ですが、もしかすると便利かもしれません。あ、原文に綴りミスがあるとき使えるなぁ。
■
PASORAMA で使っているとこんな風にけっこう便利ですが、単体で使うとなると、バックライト付きのカシオ製品に比べて画面がかなり見づらい気がします。
それからもうひとつ。これはこの機種ということではなく、SII さんとして非常に残念な点があります。
シルカカードという名前の、コンテンツ追加のための IC カードシリーズが用意されていますが、こちらのラインアップが貧弱すぎるということです。英和、英英、和英で 5 種類、フランス語などの各国語が 7 種類など、ぜんぶで 17 点しかありません。しかも、挿せるカードは 1 枚だけ。
かたやカシオの追加コンテンツが、広辞苑などの一般辞書から六法全書、南山堂の医学大辞典までかなり豊富に揃っていて、しかもメモリー容量の範囲で複数を追加できるのですから、この点ではライバルに大きく負けています。
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コメント
詳しいレポート、ありがとうございます。
仕事に常用するかどうかを超えて、「とにかくそばに置いておきたい機械」の雰囲気が漂ってますね。今年はいろいろと出費がかさむ年になりそうですが、欲しいものリストの上位に入っています。
投稿: あきーら | 2011/02/06 1:20:31
PASORAMA の使い心地はまずまずですが、辞書のラインアップとしては、今ひとつという気もしています。
- 英英が中辞典どまりなのが×
せめて ODE か OAD、あるいはA HD(American Heritage)が入ってたらかなり◎でした。
- 国語辞典が今ひとつ
やはり広辞苑は欲しかった。
たぶん、もう少し待てば、PASORAMA もさらに良くなって、辞書も申し分のない製品が出るんではないかと。
投稿: baldhatter | 2011/02/06 3:27:03