# 6000人の死者
リンク: 高知新聞:FLASH24:社会・科学
警察庁は22日、今年の交通事故による死者が21日で6000人を超えたと発表した。昨年の同時期と比べて351人減っており、年間の死者数が1956年以来、49年ぶりに6000人台にとどまる可能性が出てきた。 21日までの死者は6016人。6000人を超えたのは昨年より16日遅く、日付別統計が残っている70年以降、最も遅いペース。昨年の死者数は7358人だった。
大地震などの災害でおよそ 6000人 の死者が出れば大騒ぎになる---阪神淡路大震災の死者が 6433 人---のに、かたや自動車事故で 1 年間かけて同じくらいの死者が出てもほとんど問題になっていないのは不思議ですよね。
(記事の採録から以下の記述まで、少し時間が空いてます)
もちろん地震では死者のほかにその何倍にものぼる負傷者が出るし、物的な被害も甚大なわけで、それらの犠牲を軽んずる意図はありません。が、単純に死者の数を比べれば、たまたまこの両者はほぼ等しい。モータリゼーションによる社会・経済への恩恵の方がはるかに大きいからなのか、どうしてみんなこの数を見て平気なのでしょうね。
わが子が、いつなんどき不幸にも犯罪犠牲者になるか判らない世の中ですが、この数字を見れば、その確率より交通災害で命を落とす確率の方がずっと高いことは自明。殺人という最悪の事態に遭遇することの無念は計り知れないけれど、通学途中に無謀運転の車によって子の命を奪われた親だって、その苦渋は等しいのではないか。しかもそこには、殺人者とはまったく事情の異なる加害者がいる。
そうした交通災害の被害者あるいは加害者に、自分や家族がいつなるやもしれないのに、日本中で圧倒的多数の人が免許を取得し、当たり前のように運転している。自分の運転に絶対の自信があるのか、それとも想像力が欠落しているのか---。
そういうわけで、「被害者にも加害者にもならない自信がない」小生は、今でも普通免許すら取得していないのでした。
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