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2005.10.29

# 世界一周40度の旅

購読しているメールマガジンにあったネタですが、「北緯 40 度をたどってみる世界一周」というのを、実際に地図を見ながらやってみました。

出発点は、秋田県八郎潟。ここは北緯 40 度線、東経 140 度線が両方通っているという、キリのいいところ。このランドマークから、ひたすら西進してみるわけです。

何かと問題の多い日本海を越えると、まず北朝鮮の咸興(ハムフン)
遼東半島を横切って、北京を通過。
眼下に続く万里の長城を過ぎると、40 度線上には有名な砂漠が続いています。

ゴビ砂漠を過ぎて現れるのが、敦煌
消える湖ロブノールの西には、古代の都、楼蘭
東西 1000 km に広がるタクラマカン砂漠を超えると、そこはウイグル自治区カシュガル
サマルカンドを越えたと思うと、今度はカラクーム砂漠。

カスピ海沿岸のバクーを過ぎて、小アジアのアンカラへ。
トロイ古戦場からエーゲ海を渡ると、ギリシア半島はちょうどオリンポス山あたり。
イタリア半島のつま先、ナポリのちょい南をかすめて、
サルジニア、マジョルカなど地中海の島々を飛び石にたどれば、そこはイベリア半島
バレンシアのやや北と、マドリードのすぐ南を通過して、ようやく大西洋。

アゾレス諸島のほかにはほとんど何もない大西洋を横断して、ようやく新大陸を発見。
たどり着いたは、フィラデルフィア。ニューヨークはもう少し北に位置する。

ここからは、フロンティアの西進よろしく、コロンバス、インディアナポリス、スプリングフィールド、
そしてデンバー
ロッキー山脈をよいしょと越え、グレートソルトレークの南を通って、シェラネバダ山脈をまた越えて、
西海岸に出るあたりに大都市は...ないかな。

ここから先はもう、いつ果てるともなく続く広大な太平洋。
ぼろぼろになって打ち上げられるのは、三陸海岸の黒崎灯台ですか。

**********
ふだんあまり意識していませんが、同じ緯度上をこうやってたどってみると、なかなか楽しい発見があるものです。

高校の頃、同じことを歴史年表でやってみたときもなかなか新鮮でした。つまり同じ年代・年号で世界を横断してみるわけです。

たとえば、ダーウィンの『種の起源』が発表されたのは 1859 年 11 月 24 日
同じ頃の日本はどんなだったかと言えば、これがちょうど、安政の大獄の真っ最中ですからねぇ。なんだか眩暈を感じませんか?

ちなみに、この近辺の世界史を横断してみると---

・フランスは、ナポレオン三世による第二帝政の時代(1852-)で、
・アメリカでは、オレゴン州が 33 番目の州として合衆国に加盟しており、
・清朝中国では、李鴻章が曽国藩の幕僚になっていて、
・江戸では土方歳三が近藤道場に入門しているらしく
・マルクスの『経済学批判』が刊行されていて、
・グリム兄弟の弟の方が没して、片山潜が生まれてる。

そんな 1 年なのでした。

12:41 午前 日記・コラム・つぶやき |

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