« Studio - この見にくい(醜い)インターフェースをどうにかしてほしい | トップページ | Studio 2015ファーストインプレッション »

2015.09.17

SDL Trados Studio 2015のインストールとライセンス


Studio 2015がリリースされるとわかった4月に「大胆予想」をしたものの、実際にリリースされてから私自身はまだインストールしていませんでした。


最大の理由は、ライセンス認証の仕組みが変わるということで、

2015をインストールすると、2014のライセンスはどうなるのか?

が、よくわかっていなかったからです。


が、サン・フレアさんで2015を前提にしたセミナーも始まりましたし、いつまでもそうは言ってられないので、重い腰を上げました。なお、ライセンスについては、サン・フレアのTrados講師、山田修司さんにもご教示いただきました。m(__)m


Studio 2015で初めてTradosを導入する場合は特に気にしなくていいのですが、これから2014/2011からアップグレードする方は、以下の点にご注意ください。


私がライセンスについて気にしていたのは、

Studio 2015にアップグレードすると、2014のライセンスが使えなくなるらしい

という噂があったからです。結論から言うと、この噂は半分正しく、半分間違っています。


2014からアップグレードする場合、いちばん注意しなければならないのは、

2014のライセンスを返却しちゃダメ

ということです。

具体的な手順は以下のとおり。

  1. Studio 2015のインストーラをダウンロードし、起動してインストールします。2014と2015は完全に共存できます。

  2. SDLで自分のアカウントにサインインし、[ライセンス]を開くと、次のような画面が表示されます。

    1509171

    つまり、2015は購入したけど、まだライセンスをアップグレードしてないよ、ということです。

  3. "Click here to upgrade your licenses"のリンクをクリックすると、次の画面に進みます。

    1509172

    [アップグレード(1)]というボタンをクリックすると---

  4. ---ちょっとコワいメッセージが出ます。

    1509173

    噂どおり、2015を使おうと思ったら、2014のライセンスはなくなってしまうようです。これは不安です。なにしろ、ほとんどの人が実際のジョブに使っているのは2014(以前)であり、お客さんに断りなく2015に移行してしまうのは問題でしょう。

    でも大丈夫。ここで「右側に示すライセンスに置き換えられ」ても、それだけで

    2014が使えなくなることはない

    のでご安心ください。[数量]ドロップダウンを「1」にして[アップグレードの処理]をクリックしましょう。

  5. そうすると、次の図のように新しく2015のアクティベーションコードが追加されるはずです。

    1509174

    2014のときより、コードがだいぶ長くなります。そして、2014のライセンスのところに

    「このライセンスは非アクティブな状態です」

    と書かれている点に注意してください。つまり、ライセンスはあくまでも2015に移行したので、2014のライセンスはもうなくなった、ということです。

  6. Studio 2015を起動し、アクティベーションコードを入力すればインストールは完了です(言語を5つ選ぶステップに進みます)。

  7. これで2015が使えるようになりましたが、今までどおり2014も使えます。同時起動もできました。

Studio 2015のインストールとアクティベーションは以上ですが、2014について重要なことがもう1つだけあります。それは、

これ以降、いったん2014をディアクティベートする(ライセンスを返却する、あるいはアンインストールする)と、

もう2014をアクティベートすることはできなくなる

ということです。要するに、ライセンスは2015になってしまった。そのライセンスで、今ある2014も動かせるだけ、という状態になっているのでした。

注意点をもう一度まとめておきます。

・2014と2015は同じマシンに共存できる

・2014と2015は同じマシンでどちらも使い続けられる

・2014のライセンスは返却しない(2015に完全移行するまでは)


ちなみに、私が持っているのはFreelance Plusなので、ライセンスが2つ付いてきます。これまでは、その2つのライセンスをメインマシンサブマシンノートPCの3台で使い回していました。

つまり、

・メインマシンではアクティベートしたまま

・サブとノートは、(セミナーとかで)必要に応じてどちらか一方をディアクティベートし、他方をアクティベートする

という使い方をしていたのですが、今の状態でこれをすると、ディアクティベートしたとたんに2014は使えなくなるので、注意が必要ということです。

なお、リリースされてから少し時間が経ってしまったので、現時点ではインストールして起動すると、すぐ後にパッチアップデートが適用されます。

1509175

MultiTermも同様です。

11:35 午後 Trados 全般, バージョン - Studio 2015 |

はてなブックマークに追加

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/13481/62300985

この記事へのトラックバック一覧です: SDL Trados Studio 2015のインストールとライセンス:

コメント

SDLがゼニゲバでアホなアップデート詐欺繰り返すから、
取引先にも見切りをつけてMemoQに移るところも出てきました。

またMemoQライセンス買ってくれとか言われて、どうすんだよー(涙)

投稿: | 2016/01/14 16:43:35

コメントありがとうございます。

最近、MemoQの人気上がってますよね... シェアが下がったら、Tradosの価格も下がったりしないかなぁ。

投稿: baldhatter | 2016/01/17 14:18:35

2015→2017も同じ仕組みのようです。

ちなみに、Amazon AWSやAzureでも
2015と2017は動作可能でした。
でも2014は起動時のライセンスチェックの時点で
動かなくなります。
ライセンスチェックの仕組みを2015以降は変更したもよう。
ネットワーク接続が可能なら、クラウド側で作業可能です。

投稿: 久志本克己 | 2017/03/18 12:39:29

久志本さん、情報ありがとうございます。

(そういえば、昨年の翻訳祭ではまったくお会いできませんでしたねー)

私は最近、2017にしてしまったので、2014は使えなくなってもいいかなーと。
2017のデザインにも慣れましたし。

出来のわるいクイックアクセスツールバーは、それなりに使えますし。

投稿: baldhatter | 2017/03/18 15:39:43

当方は2017発売直前に2015にアップグレードしたので、2017無償アップグレード対象なのですが、まだ2015のままです。
そろそろ切り換えようとは思っているのですが。

今年の翻訳祭ではお会いできるといいですね。

ちなみに手元のマシン環境はかなり無茶な状態になっています。

キングジムのポータブックにディスプレイ2基つないで、そこからリモートデスクトップ接続したVaio Duo11上でTRADOS2015やWord、秀丸メールなどを動作させるという荒技。他のマシンもリモートデスクトップ接続で利用しています。けっこう使えます。

投稿: 久志本克己 | 2017/03/18 19:07:15

コメントを書く

## コメントは承認制なので、公開されるまでに時間のかかることがあります。



(必須ではありません)