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2013.09.08

WinAlign、実はすごかったのかも


SDL Trados Studio 2014では整合機能の一新が予定されていますが、WinAlignといえば、これまで

使い物にならない子

というのが、Tradosユーザーの一般的な認識でした。


私も、原文-訳文がかなりの割合で一対一になっていれば整合を試みますが、最近は

原文-原文のメモリーを作って旧版との一致率を探る

という程度の使い方しかしていませんでした。


でも、もしかしたら私、WinAlignくんの実力をちゃんと知らなかったかもしれません。


(以下、ついでなので簡単にWinAlignの使い方も書いておきます)

1. [ファイル][新しいプロジェクト]を選択する。

2. [全般]タブで原文と訳文の言語を設定する。

1309071

3. [ファイル]タブでファイルを指定する。

1309072

後は、だいたいデフォルト設定のまま、

4. [ファイル名で整合]を押す。

5. [整合]メニューから[ファイル ペアの整合]を選択する。

というのが一般的な手順ですが、実は[新しいプロジェクト]の

[整合]タブ

を細かく設定すると、状況次第ですが、整合の精度がかなり上がります。

1309073


これ、知ってはいたのですが、今までちゃんと使ったことがありませんでした。

でも、今やってる案件で「参考用」として渡された既訳を試しに整合しようとして、この画面の

[予測語による重要度]

を最高にしてみたら、なんと、かなり「使い物になる」メモリーが生成されるじゃあーりませんか。


「予測語」とは何かというと、ヘルプでこう説明されています。

「予測語」とは、数字を伴う単語、または 2 文字以上の大文字を含む単語を指します。2 文字以上の大文字を含む単語の例として CPU (頭字語) が挙げられます。技術文書では、予測語が文章全体の 5% を占めます。したがって、整合中に良好なアンカー ポイントとなります。

(脱線しますけど、レガシーTradosのヘルプの翻訳はStudioのヘルプよりだいぶマシですね)


前後が多少ずれることが多いのはもちろんですが、デフォルトのままより、正しいマッチは飛躍的に増えます。

しかも、正しくマッチしない場合でも

前後数セグメントだけずれている程度

のことも多いので、このメモリーをエクスポートして参照すれば、前後で正しい既訳が見つかることもあり、旧版の原文と訳文を別々につき合わせるより、だいぶ効率的です。


新しいStudio 2014の整合でも、この機能がちゃんと踏襲されるのあれば、「実は使える子」になるかもしれません。

11:48 午前 Trados 機能 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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