« Studioでパッケージを開くとき、戸惑うダイアログ | トップページ | PPT + SimplyTerms + Trados »

2012.09.12

Studioのペナルティ設定


side Aのほうに、お客さんと自分のワードカウントが違うという質問をいただきましたが、対象がStudio 2009と2011でした。

2007までのTrados Workbenchにおけるペナルティ設定については、以前のエントリ(ワードカウントは必ず自分でも実行)に書きましたが、Studioで同じ設定はどこにあるのか、私も調べていませんでしたので、いい機会だから書いておこうと思います。

ペナルティの設定は、まずプロジェクトを新規作成するときに確認、変更できます。

1209122

ペナルティの設定オプションが、2007までとはだいぶ変わったようです。どのペナルティオプションにどんな機能があるのか、すいません、今は細かく調べている時間がありません。


すでに作成してあるプロジェクトの場合は、以下のパスで同じダイアログが開きます。

[プロジェクト]→[プロジェクトの設定]→[言語ペア]→[すべての言語ペア]→[翻訳メモリと自動翻訳]→[ペナルティ]

ということで、まず先方と自分の環境でペナルティ設定値が同じかどうか確認する必要があります

次に、ペナルティの設定ダイアログの近くにありますが、以下の設定も確認が必要です。

[プロジェクト]→[プロジェクトの設定]→[言語ペア]→[すべての言語ペア]→[一括処理]→[一致精度スコア]

こんなダイアログです。

1209121

ワードカウント(解析)によるマッチ率の数値範囲は、2007までは固定でした。つまり、解析ダイアログに表示されるとおり、

PerfectMatch:
繰り返し:
100%:
95-99%:
85-94%:
75-84%:
50-74%:
不一致:

という分類で、この幅を変更することはできませんでした。

上のダイアログは、最小値と最大値で書いてあるのでわかりにくいですが、レンジで表記すると、上から順に

50~74
75~84
85~94
95~99

という風に並んでいて、ここに入らないものは「不一致」か「100%(以上)」ということになるので、デフォルトでは2007のときと同じ数値範囲です。

ただ、このダイアログを見ればわかるように、Studioでは範囲の最小と最大を変えられるようになっています。

もし先方と自分の環境でこの範囲が違っていれば、やはりワードカウントに影響するでしょう。ということで、

先方と自分の環境で[一致精度スコア]が同じかどうかも確認してください。

もうひとつ、[ペナルティ]のひとつ上のオプションですが、

[プロジェクト]→[プロジェクトの設定]→[言語ペア]→[すべての言語ペア]→[翻訳メモリと自動翻訳]→[検索]

のオプションも変更されている可能性があります(私は常にこの値を最小の「30」にしています)。

1209123

このダイアログのいちばん上、[翻訳][一致精度最小値]によって、[不一致]と[50-74%]のカウントに差が出ます。

以上3つのメモリー設定について、先方にまず確認してみてください。

かりに設定がまったく同じでも、ワードカウントに多少の誤差は出るかもしれません。これは2007までの時代、常にそうでした。と言っても、これは作業負荷に大きく差が出るような誤差ではなかったので、まあ許容範囲です。

もし設定が同じで、明らかに作業負荷に影響しそうな差があるとすれば……うーん、現時点では私には手持の回答がありません。

12:45 午後 バージョン - Studio 2009 , バージョン - Studio 2011 |

はてなブックマークに追加

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/13481/55638164

この記事へのトラックバック一覧です: Studioのペナルティ設定:

コメント

さっそくご回答ありがとうございました!でも先方と確認した結果、設定は全く同じでした…今回初めてXMLファイルを使用したからなのかとも思ったのですが。
まずは少なくとも多少の誤差が2007までは発生していたということが分かっただけでも一歩進めた感じです。引き続き調べてみます。ありがとうございました。

投稿: りょうこ | 2012/09/12 16:06:41

トラドス初心者です。本日作業をしていて保存するときに間違えてUSBを保存完了までに抜いてしまい、翻訳中のデータが開けなくなりました。SDLXLIFF検証エラーがでてしまいます。かなり大量の翻訳でやっと80%まで勧めたところですので、泣いて諦めるには行けません。翻訳したものを取り戻す方法があるのでしょうか。データが生きているように見えて開けないのはつらすぎます。どうか助けてください。

投稿: りんな | 2016/03/09 2:33:26

りんなさん

状況がいまひとつわかりませんが、ふだんからTradosデータの保存先をUSBにしていたということなのでしょうか? あるいは、「プロジェクト」を作らず、USB上のデータをそのまま開いて翻訳していたとか?

もしそうだとすると、データの回復は難しい(少なくとも、ここでのやり取りだけでは大変)かもしれません。

そうでなければ、見込みはあります。

Tradosのプロジェクトは、意図的に変えないかぎり、以下の場所にあります。

<ユーザー名>\マイドキュメント\Studio 2015\Project

※「Studio 2015」のところはバージョンによって違います。

もし、ここにプロジェクトがあれば、そこから作業を再開すれば、少なくともまったくのやり直しにはならないと思います。

投稿: baldhatter | 2016/03/09 6:40:26

おはようございます。早速のご返事ありがとうございます。昨夜テンパッていて、トラドスに関して聞けるところが少ないのでコメントさせて頂きました。

プロジェクト(1つの翻訳ファイル)を会社と自宅で作業できるようにUSBに保存してしまっています。
<ユーザー名>\マイドキュメント\Studio 2015\Project
を確認したけどありませんでした(泣)

ソフト上翻訳中のファイルが見れますが、クリックして作業を進めようとするとエラーメッセージがでてしまいます。

内容は
行※※※※オフセット※※※※でXLIFF検証エラーが発生しました:要素 名前空間

お手数を掛けてしまい、申し訳ありません。

投稿: りんな | 2016/03/09 9:50:19

コメントを書く

## コメントは承認制なので、公開されるまでに時間のかかることがあります。



(必須ではありません)