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2012.04.25

PCスキル - 異常終了する前にファイル履歴を確保する


多くのアプリケーションがそうなっていると思いますが、いちど開いたファイルは[ファイル]メニューなどの履歴として残るので、次回からは[開く]ウィンドウからいちいち探さなくてもファイルを開き直すことができます。

ところが、初めてファイルを開いた後でアプリケーションが異常終了したりすると、その時点で開いていたファイルの履歴は残らず、ひとつ前のファイル履歴が最新になってしまいます。

よく「オチる」アプリケーションを使っていて、しかもファイル名が紛らわしい場合(ローカライゼーションではけっこう多い)や、独自形式でファイルを格納しているために特定しにくい場合など、このような症状が頻繁に起きると地味にストレスフルです。


「オチ」やすいアプリケーションを使うとき、いちど開いたファイルを確実に履歴に残す方法は簡単です。

そのファイルを開いたら、異常終了する前に

いっぺん正常に終了させる

だけ。お試しください。

09:16 午前 翻訳者のPCスキル | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2012.04.17

Tradosツールバーについての総まとめ


今でも、メールなどでたびたび「Word にTradosツールバーが表示されません」という質問をいただくので、改めてTradosツールバーについて、総まとめしておきます。

【前提】
ツールバーが関係するという以上、Studio 2009/2011ではなくTrados 2007 (Suite含む)以前の話です。2007ベースで書いていますが、2006などでもファイル名の一部が異なるだけのはずです。

【環境】
以下の環境で確認しています。OSとOfficeの組み合わせがこれ以外の場合も、だいたい類推できると思いますが、保証の限りではありません。

- Windows XP SP3 + Office 2003
- Windows 7 64bit + Office 2010

■テンプレートのインストールディレクトリ

SDL Trados 2007 (Suite)を標準インストールしていれば、以下の場所にそれぞれのテンプレートファイルがあるはずです。

Windows XP上のWorkbenchテンプレート:
C:\Program Files\SDL International\T2007_FL\TT\Templates\TRADOS8.dot
C:\Program Files\SDL International\T2007_FL\TT\Templates\TRADOS8.dotm

Windows XP上のMultiTermテンプレート:
C:\Program Files\SDL\SDL MultiTerm\MultiTerm8\Templates\MultiTerm8.dot
C:\Program Files\SDL\SDL MultiTerm\MultiTerm9\MultiTerm9.dotm


Windows 7上のWorkbenchテンプレート:
C:\Program Files (x86)\SDL International\T2007_FL\TT\Templates\TRADOS8.dot
C:\Program Files (x86)\SDL International\T2007_FL\TT\Templates\TRADOS8.dotm

Windows 7上のMultiTermテンプレート:
C:\Program Files (x86)\SDL\SDL MultiTerm\MultiTerm9\Templates\MultiTerm9.dotm


拡張子は、併用するWordのバージョンによって異なるので注意。

TRADOS8.dot……Word 2003まで
TRADOS8.dotm……Word 2010など(たぶん2007から)

MultiTerm8.dot……Word 2003まで
MultiTerm9.dotm……Word 2010など(たぶん2007から)


■Wordに追加されたアトンとしての置き場所

前のエントリで書いたとおりです。

Windows XPの場合:
C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Microsoft\Word\STARTUP

Windows 7の場合:
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft\Word\STARTUP


しばらく前まで標準的だった「Windows XP SP3 + Office 2003」という組み合わせであれば、Tradosを標準インストールすれば勝手にアドインが組み込まれ、ツールバーも表示されました。

一方、「Windows 7 + Office 2010」という環境だと、それ以前に生まれたTrados 2007のほうが対応していないせいか、標準インストールしてもTRADOS8.dotmアドインは組み込まれません。

※MultiTerm9.dotmのほうは勝手に組み込まれたみたいです。

したがって、上に書いたインストールディレクトリからTRADOS8.dotmをさがし、アドイン置き場にコピーする必要があります。


■ツールバーが表示されない/消えた

Wordアドインというのは、だいたい

Wordがインストールされているところへ後からインストールする

ことになっているので、何かの具合でTradosより後にWordをインストール、特に再インストールすると、ツールバーが消えてしまうことがあります。

※これ以外にも、アドインどうしのコンフリクトで表示されなくなることもありますが、こちらの解決法はよくわかりません。

運がよい場合には、Tradosのアンインストール/再インストールだけでツールバーは復活しますが、それでダメな場合は、手動でdot/dotmファイルをコピーしてください。

05:57 午前 Trados 全般 | | コメント (2) | トラックバック (0)

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PCスキル - Wordのテンプレートについて


Tradosのツールバーについてまとめ記事を書こうとしていますが、その前にMS Wordの「テンプレート」のことを知っておいたほうがいいでしょう。

テンプレートの話なので、Wordだけではなく「Officeの~」と書いてもいいのですが、Excel上にTradosのツールバーが出てくることはないので、今回はWordに話を限定します。


一般的な用語としての「テンプレート」というのは、定型文書の「ひな型」のことです。Wordで新規文書を作成するとき、FAX送付状とか会議メモなどを選べる、あれです。この場合は、ページ設定とかフォントとか、つまりは文書のデザインをプリセットにしておいて再利用するイメージですが、実は

マクロなどの機能のプリセット

も「テンプレート」と呼ばれることがあります。

Wordと連動して機能するアプリケーションは、その連動部分を「アドイン」という名前でWordに追加しますが、アドオンの実体はこのテンプレートです。

Trados WorkbenchとMultiTermも、Wordとの連携機能はアドインとして実装され、ツールバーに[Trados]、[SDL MultiTerm]と表示されるようになります。


ところが、このアドオンについてのMicrosoft側のガイドラインが甘いせいなのか、Word本体と各種アドインがコンフリクトを起こす不具合というのが、ちっとも珍しくなかったりします。特に、毎月第2火曜日にリリースされるMicrosoftの定例アップデートの後に、特定のアドインが原因でいきなりWordの起動時にエラーが出たりします。

その場合は、原因になるアドインを外せばエラーは出なくなります。と言っても、Word上でそのアドインの機能は使えなくなるので、根本的な解決にはならず、アドインの制作側がアップデートしてくれるのを待つしかありません。

■アドインを無効化する

[ツール]→[テンプレートとアドイン](Word 2003の場合)
[ファイル]タブ→[オプション]→[アドイン](Word 2010の場合)

を開くと、設定されているテンプレート(アドイン)が一覧されます。

1204171
(Word 2003のアドイン一覧)

Word 2003の場合、このボックスでチェックをオフにすれば、それぞれのアドインが無効になります。

1204172_2
(Word 2011のアドイン一覧)

Word 2011の場合もうちょっと煩雑です。上のリストを見ると、アドインごとに[種類]という列があります(たとえば、MultiTerm9.dotmとTRADOS8.dotmは[テンプレート])。ダイアログのいちばん下にある[管理]というドロップダウンボックスで[テンプレート]を選択し、その右にある[設定...]ボタンを押すと、ようやく2003のときと同じダイアログが出てきます。

1204173


■テンプレートの実体ファイル

Wordのテンプレートは、

*.dot
*.dotm

という拡張子のファイルです。Office 2003までは*.dotで、Office 2010など(たぶん2007から)のリボンインターフェースに対応しているのが *.dotmです。

※エクスプローラで拡張子が表示されない場合は、以下の記事を参照のこと。
PCスキル - フォルダーオプション


■テンプレートの場所

テンプレートの置き場所は、用途や、そのテンプレートを利用するアプリケーションによってけっこうマチマチで、上に示した一覧ダイアログでテンプレートを選択したとき、下のほうに表示されています。

ダイアログが小さいと(デフォルト状態など)パスの途中が省略されてしまいますが、ダイアログを広げればフルパスがわかると思います。

Trados機能のテンプレートは、以下の場所にあります。

Windows XPの場合:
C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Application Data\Microsoft\Word\STARTUP

Windows 7の場合:
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft\Word\STARTUP


テンプレートの一覧ダイアログでチェックをオン/オフにするだけでなく、このディレクトリに実際のdot/dotmファイルを追加したり削除したりすれば、Word上で使えるアドインが追加/削除されます。


04:37 午前 翻訳者のPCスキル | | コメント (3) | トラックバック (0)

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2012.04.06

翻訳依頼はPDFにする前のファイル形式でお願いします


山本ゆうじさんがFacebookにアップ。

120406_honyakukougaku

私もはげしく賛同します。

06:03 午後 関連ツール | | コメント (0) | トラックバック (0)

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