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2011.06.25

ttx 指定でも Word で作業

★★
こんなことに今まで気づかなかったなんて、不覚でした。

今までは、ttx ファイルを支給されたら、素直に TagEditor を使っていたのですが、最近 TagEditor でたびたび入力不可の症状が現れるようになり --- ちょっとずつ頻度が上がってる感じです ---、ふと思いついて、TagEditor の中身をぜんぶ Word に貼ってみました。TagEditor 上で全コピーして Word に貼り付けるだけです。

あら、あっさり解決。

もちろん、いつまでも Word に縛られているのも不本意なのですが、TagEditor の使いにくさに比べればずっとマシです。しかも、自作のマクロもいろいろと組み込んであるので、作業効率もかなり違います。

もちろん、納品する ttx ファイルは作らなきゃいけませんが、Word で作業が終われば、ttx はバッチ翻訳で作ればまったく問題なし。TagEditor で作業したのとまったく同じ ttx が出来上がります。

タグを含むファイルでも、外部タグ/内部タグがちゃんと区別され、Word 上で正しい書式(スタイル)が引き継がれました。

ただし、一見して正しいスタイルのようでも、セグメントを開閉するとタグのスタイルが変わってしまう --- スタイルとしては TW4WinInternal と書いてあっても、なぜか見かけが黒い、とか --- ことがありました。これはおそらく、貼り付ける前の Word の初期ファイルに Trados 専用のスタイルがなかったためです。

そういうときのために、私は外部タグ/内部タグのスタイルを持ったテンプレートファイルを用意してあります。

110625_tra_1

文字列は別に何でもかまいません。

TagEditor で全コピーした内容をこのファイルに貼り付ければ、外部タグ/内部タグのスタイルが正しく設定されます。

11:49 午前 Trados Tips | | コメント (10) | トラックバック (0)

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2011.06.07

SDL OpenExchange のアプリケーション

★★★
昨年の 11 月にベータプログラムが告知されたときこちらで記事にしましたが、その後プログラムが正式に始まり、SDL Trados Studio 2009/Multiterm 2009 の API を使ったアプリケーションも公開されるようになりました。

リンク: Welcome to SDL OpenExchange

開発環境もなかなか気になるところですが、そんな余裕はとてもないので、公開されているアプリケーションのうち、使えそうかなと思われるものをピックアップしてみました。

OpenExchange プログラムで公開されているアプリケーションを使うには、Studio 2009 のライセンスが必要のようです。ダウンロードするときにもアカウントが必要です。

110607_oex_0


インストールしたアプリケーションは、すべて Studio 2009 と同じプログラムグループに入ります。

110607_oex_1

- SDL TTX It!
- SDL XLIFF Converter for Microsoft Office
- SDL Batch Find and Replace

この 3 つのアプリケーションを試してみました。


SDL TTX It!

こちらは 2007 までの Trados 環境のためのアプリケーションです。TagEditor でソースファイルを開き、作業中に保存すると *.ttx という中間ファイルが生成されますが、SDL TTX It! は複数ファイルからこの ttx ファイルを一括生成するためのツールです。翻訳者より、ベンダーさんが重宝しそうです。

110607_oex_2

対応しているファイル形式は、[Filters]をクリックしてみるとわかります。

110607_oex_3

当たり前ではありますが、Trados 2007 で対応が謳われているファイルは網羅されています(Frame Maker ファイルのように S-Tagger 変換が必要な形式は除く)。また、ファイルごとにオプションも用意されています。タグ付きファイルなどについては、Trados でふだん指定するように INI ファイルも設定できます。

ttx ファイルに変換するということは、つまり TagEditor を使うということなので、まあ私がこれを積極的に使うことはありませんけど。


SDL XLIFF Converter for Microsoft Office

これは、Studio 2009 で処理した sdlxliff ファイルを doc などに変換できるツール。のはずなのですが、うまく動きません。Microsoft の OpenXML SDL 2.0 が必要なんだそうです。めんどくさいので、これはやめました。


SDL Batch Find and Replace

個人的には、今回いちばん使えそうだと思ったやつです。 sdlxliff ファイル(複数も可)に対して、一括の検索と置換が可能です。

110607_oex_4

Studio 2009 上でも検索/置換機能はわりと充実しているのですが、ファイルが大量になったときには、テキストベースで検索/置換したほうが圧倒的に便利です。ところが、sdlxliff ファイルは XML 形式なので、ほんとうに置換したい場所だけ処理するとなると、それなりに作業が繁雑になります。たとえば英和翻訳であれば、訳文中の日本語文字を置換するのなら単純ですが、英数文字を置換するとなると、原文中にも同じ文字列があるかもしれないので、訳文セグメントの中だけ置換するという条件指定は意外と厄介。

110607_oex_5

このツールを使えば、検索の段階で[Source]と[Target]を指定できます。また、置換のときにはセグメントのステータスによって除外したり、あるいは置換後のステータスを一括に指定できるという機能もあります。

これはなかなか実用になりそうです。


11:27 午前 Trados 全般 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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