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2011.04.29

Workbench に TMX ファイルをインポートするときのエラー

★★★
諸事情により、Idiom Desktop Workbench や SDL Trados Studio 2009(あるいは、その他の翻訳支援ツール)のメモリーを SDL Trados 2007 の Workbench で使いたい場合があります。

そういうときは、業界標準の *.tmx ファイル形式でエクスポートし、Trados Workbench でインポートすることになりますが、たいていはこんなエラーに遭遇すると思います。

Tmximporterror1

この症状については Proz.com などでもすでに報告があり、解決方法も紹介されていますが、私も必要になることがあったので、ここでも紹介しておきます。

原因は、*.tmx ファイルのエンコーディングにあります。

標準の *.tmx ファイルは、冒頭の XML 宣言がこのようになっています。

Tmximporterror2

encoding="utf-8" で、ファイルももちろん UTF-8 形式で保存されています。

ところが、SDL Trados 2007 Workbench にインポートするファイルは、UTF-16 でなければならないのでした。したがって、*.tmx ファイルをまずテキストエディタで開き、1 行目を次のように書き換えます( 8→16 にするだけ)

<?xml version="1.0" encoding="utf-16"?>

そのうえで、ファイル自体も UTF-16 で保存し直します。こうすれば、Trados Workbench に無事インポートできます。

ちなみに、Workbench 側から *.tmx 形式でエクスポートしたファイルには、なんと encoding 指定がありません。

Tmximporterror3

09:40 午後 Trados 機能 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2011.04.05

Studio 2009 で「用語認識」が機能しない場合

★★
以前ご報告した MultiTerm の不具合(MultiTerm - SP3 アップデート後のエラー)と関係があるのかどうか、私のところでも

SDL Trados Studio 2009 で MultiTerm の用語認識が機能しない

という症状を確認しました(SP3 後のようなメッセージは出ていない)。「用語認識」というのは、MultiTerm インターフェースを別に起動して検索するのではなく、Studio 2009 でセグメントを移動するたびに、該当する用語があれば「用語認識」のウィンドウに単語が表示される、という機能です。

110405_mt_3

MultiTerm って、インターフェースの使い勝手が悪いので、私はもともとあまり使っていません(用語集の検索はもっぱらテキストベース)。したがって「用語認識」も昔からほとんど使っていないのですが、ちょっと必要があって、この症状に気づいた次第です。

1 つ前のエントリで書いた MultiTerm SP4 でこれが解消されるのかどうかは、まだ確認していません。

6/18追記: 後述するバッチファイルをダウンロードできるリンク先を追加しました】

[プロジェクトの設定]で用語ベースを追加しても、Studio 2009 上でこの[用語認識]ウィンドウが機能せず、「該当する結果がありません」としか表示されません。もちろん、ヘルプを見てもいっこうに埒があきません。

110405_mt_2

日本語でググってもあまりいい結果はないので、英語でググってみたら、あっさりこんなページが見つかりました(個人の翻訳者さんのようです)。

リンク: Re-enabling SDL Multiterm in SDL Trados Studio 2009 after working with SDL Trados 2007 | Michal Cinciala – Freelance Translator's Blog

If you work on a project in SDL Trados 2007 and then start another work in Studio, you will probably find out that SDL Multiterm does not work properly in Studio. Despite set up correctly in project settings, no terms are shown in the termbase results window in the Studio.
(太字は引用者)

しかも、これを解消するためのバッチファイルまであると書かれているのですが ---

Download and save “Multiterm Activator for SDL Trados Studio 2009 SP2.bat”

公式ページをいくら見ても、こんなバッチが公開されているとはどこにも書かれていません。このブログの持ち主に詳細を聞いて見たいのですが、コメント欄が見つかっていません。連絡がとれて詳細が判ったら、またご報告します。

バッチファイルの中身を見てみると、どうも MultiTerm と .NET Framework がらみのファイルをいじるようです。ちょっと心配なのですが、2009 環境だけなら多少おかしくなっても仕事には差し支えないので、エイヤっと実行してみました(batファイルのダブルクリックで OK)。結果は、バッチリでした。

なお、この方も親切に注意を書き添えていますが、バッチファイルのリンクは、クリックするとファイルの中身が表示されるだけです。それをすべてコピーして、任意の名前 + 拡張子 bat で保存してもいいのですが、右クリックして保存するほうが簡単ですね。

02:41 午後 Trados 機能, バージョン - Studio 2009 | | コメント (2) | トラックバック (0)

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SDL MultiTerm SP4 が公開されましたが...

★★
3/17 に SDL からメールが来ていたのですが、それどころではなかったのでお知らせが遅れました。SDL のサイトにも特集らしきページはなく、地味なアップデートです。

[マイ アカウント]にログインしてアップデートファイルをダウンロードしようとすると、こんなメッセージが出ます。

110405_mt

MultiTerm を SP4 にアップグレードする前に、CU 10(Cumulative Update)を適用してね、と。

Cumulative Update(累積アップデート)は、Studio 2009 を起動するときのオンライン アップデートで通知、適用されるので、最近 Studio 2009 を起動したことがあれば問題ないでしょう。ちなみに、Cumulative Update は CU 11 が最新です。

ところが、ちょっとインストールする前にググってみたら、Proz でこんな記事を見つけました。

リンク: After installing SDL MultiTerm 2009 SP4, SDL Trados 2007 no longer works (SDL Trados support)

2007 を現役で使っているユーザーにとって、これはちょっとヤバそうです。回答を見ていると、2007 のインストールディレクトリにある SelfRegister.bat を実行すれば解消するようですが、今進行中のお仕事に差し支えるので、まだ私も SP4 の適用は見合わせています。


ちなみに、Trados 6.5 から 2007 の頃にも、同じ PC に複数バージョンをインストールしている場合には、バージョンを切り替えるたびにレジストリ系を操作する必要がありました。今でも、SDL Trados 2007 のプログラムグループには Register SDL Trados 2007 というバッチが残っています。

01:52 午後 バージョン - Studio 2009 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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