秀丸エディタ - デスクトップ保存
(オリジナル投稿 2009/5/27)★★
今までその機能があるのは知っていたけど使っていなかった、というのはよくあることですが。
今回は、定番中の定番である秀丸エディタの「デスクトップ保存」がそれ([ウィンドウ]メニューにあります)。地味な機能ですが、どうしてなかなか便利なのでした。
翻訳作業にエディタはもちろん欠かせませんが、私の場合、翻訳自体には他のアプリケーションを使っていることが多いので、秀丸のウィンドウはもっぱら検索を目的として常時開いているというのが普通です。
- スタイルガイドの要点をまとめたファイル
- 用語集
- TM のエクスポートテキスト
- 原典 HTML ファイルのうちの 1 ファイル
たとえばこんな感じで複数のウィンドウ(タブ)を開いておき、検索または grep を行います。「デスクトップ保存」の機能を使うと、この状態を記憶してくれるので、PC を終了または再起動した後で作業を再開するとき便利です。
さらに、複数ウィンドウ(タブ)でなく 1 ファイルしか開いていない場合でも役に立つことに気づきました。
私はときどきやってしまうのですが、1つのファイルを開いて grep する → 確認した grep 結果ウィンドウを閉じる → 勢い余って元のファイルも閉じてしまう → 次に grep するにはまたファイルを開かねばならない、ということがあるのですね。これも、1ファイルだけ開いた状態で「デスクトップ保存」しておけば解決です。
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ところで、秀丸の標準ではこの機能で 1 種類のデスクトップしか保存/復元できません。マクロで何とかなりそうかな、と思っていたら、同じことを考えた方がすでにいらっしゃいました。
リンク: 秀まるおのホームページ(サイトー企画)-複数デスクトップ保存マクロ hmpro Ver.1.1.0
前回書いたようなテキストファイル群を複数セットで保存/復元できるので、複数のジョブが並行したときなどは、これを使うとさらに便利です。
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