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2010.03.31

side TRADOS について

こちらのブログ、どのくらいの方に見ていただいているのか判りませんが、今頃は某ジャーナルにも URL が載っていることと思いますので、なるべく役に立つ Trados 情報源にしたいな、とは思っています。

ブログという形式上、体系的でないのはご容赦ください。いずれ時間ができたら、もっと整理されたサイトを作ってみたいと思っていますが。

ひとまず、内容のレベル別/重要度別にマークを付けてみました。
★……基礎レベル: ひととおり Trados 環境を使えるための最低限。
★★……中級レベル: ある程度使っていくうちに必要になる知識。
★★★……上級レベル: かなり使いこなすと遭遇する問題など、または些末な情報。
☆……レベル外

02:05 午後 Trados 全般 | | コメント (2) | トラックバック (0)

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2010.03.16

SDL Trados 用語集


「SDL Trados 用語集」という PDF が(まだ)ありました。Translationzone.com の一角にあるはずなのですが、上層(http://www.translationzone.com/jp/)からは見つけられないようなので、直接リンクを貼っておきます。

SDL TRADOS 用語集

ちょっと古いですが、2007 およびそれ以前の環境には十分使えます。日英が併記してあるので、たとえば「訳語検索」=「コンコーダンス(Concordance)」といったことの参考にもなります。

ただし、「固定要素」の説明が不十分だったり、「ドングル」のような(Trados の世界での)死語があったりします。

11:03 午後 Trados 全般 | | コメント (4) | トラックバック (0)

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2010.03.12

タグプロテクション - TagEditor の場合

★★
先日、Word 上で操作するときの「タグプロテクション」機能について書きました(side TRADOS: タグプロテクションの落とし穴)。

タグプロテクションに関しては、Word より TagEditor 上で操作するほうが確実です。通常であれば、Word 上のようにタグを壊してしまったり、そのあげくにセグメントが閉じなくなったりすることはまずありません。また、セグメントを開いたときにも原文は保護されていますから、原文の一部を削除してしまう心配もありません。

ただし、1 点だけ注意の必要な例外がありました。

まず、TagEditor でのタグプロテクションの設定画面から。[ツール]→[オプション]→[プロテクション]タブを選択します。

Tageditorprotection

[タグを保護する]のオプションは通常、このように[外部タグのみ]に設定しておきます。そうしないと、内部タグの移動もできなくなるからです。残りのオプションは、このショットのようにすべてオンで OK。

これで普通は、文書のどこも壊れない設定になります。原文の保護はもちろん、セグメント外では文字列の挿入も削除もできなくなります......のはずなのですが、1 点だけ死角があります。

Tageditorprotection2

このようにセグメントの直後だけは、なぜかタグを挿入できてしまいます。タグではない文字も、ときどき挿入できてしまうようです。

切り取って貼り付けたのであれば、セグメントを閉じるとき「タグの数が合わない」というエラーが出ますが、コピーした場合、セグメント内のつじつまは合っていて、セグメント外にタグが増えてしまうことになります。ご注意ください。

10:21 午後 Trados 機能 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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TagEditor のタグ表示


翻訳インターフェースが TagEditor の場合には、タグの表示形式を

・最小表示
・名前のみ
・フル表示

の 3 タイプから選ぶことができます。ツールバーにあるこのボタンを使うのがお手軽。

Tageditortbtag

最小(ツールバーでは左のボタン)にすると、「そこにタグがあると判る」だけになります。

Tageditortagmin

名前のみ表示(中央のボタン)にすると、head とか a とかだけになり、フル表紙(右のボタン)にすると、属性とその値も含めたすべての情報が表示されます。

Tageditortagmax

IT 翻訳ではタグの内容も考慮しなければならないことが多いので、普通はフル表示で使いますが、ファイルによってはフル表示が邪魔になることがあります。

Tageditorui1

これ、PowerPoint ファイルを TagEditor で作業しているところです。タグがセンテンスの前にあるんだか後ろにあるんだか見にくくてしかたがないうえに、カーソルの移動も不自由になることがあります。こういうときは、「名前のみ」の表示が適切です。

Tageditortag4

ただし タグとか タグの場合は、属性の内容も重要なので、この表示のまま作業すると、タグの位置が正しくなくなってしまう恐れがあります。十分注意が必要。

※TagEditor には、タグの位置や順番が原文と変わってしまったとき警告を表示する機能がありますが、原文と同じタグ順が訳文でも正しいとは限りません。

08:16 午後 Trados 機能 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2010.03.10

Studio 2009 日本語オンラインヘルプリリースのお知らせ


公式サイトにはまだページが見つかりませんが、2009 ユーザーにはメールが届いているものと思います。

リンク: SDL Trados Studio 2009 日本語オンラインヘルプ リリースのお知らせ

つまり、昨年リリースしてから今まで半年以上も日本語版のドキュメントがなかったということです。もちろん、Trados ユーザーのみなさんは、このくらいのことで驚いたりしません。

なにしろ、マニュアルやヘルプが日本語化されないのは Studio 2009 に始まったことではなく、Trados が日本に上陸してから 10 年以上、おそらく

ドキュメント類が完全翻訳されたことは一度もない

からです。

ちなみに、2007 Suite でも日本語化されているマニュアル(PDF)は、

『SDL TRADOS 2007 インストールガイド』
『TRANSLATOR'S WORKBENCH ユーザーガイド』
『WINALIGN ユーザーガイド』

これだけです(ちなみに、日本語以外の非英語版ではインストールガイドだけです)。

Overview Guide
File Formats Reference Guide
S-Tagger User Guide

などは英語版のまま。S-Tagger のガイドなど、エディション 3 の頃は紙版まであったのですが、いつ頃からか翻訳すらされなくなりました。

何度でも書きますが、SDL さんって、翻訳会社でもあるはずですよね。にもかかわらず自社製品を翻訳しないということは、Trados のドキュメントを翻訳しても利益が出ない、という結論が出ているということなんでしょうか。

10:16 午後 Trados 全般, バージョン - Studio 2009 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2010.03.07

Tips - TagEditor プレビュー設定の補足

★★
すこし前に、TagEditor のプレビューを外部ブラウザに設定する方法を説明しましたが、1 つ補足します(自分でもやってみてから気づいたので)。

外部ブラウザの設定オプションは[表示]などではなく[ツール]→[タグ設定...]→[プロパティ...]以下にあると書きました。

つまり、外部ブラウザの選択は TagEditor 上のグローバル設定ではなく、あくまでもタグ設定ごとのプロパティだということです。したがって、タグ設定で別の DTD ファイルを選択すると、ブラウザ選択は変わってしまいます。

--------------------
もうひとつ。

プレビュー表示するときの HTML ファイルはあくまでもテンポラリーファイルなので、たとえばプレビューしながら TagEditor 上で訳文を修正した場合、外部ブラウザで表示を更新(リロード)してもエラーになってしまいます。TagEditor 上で[プレビュー]タブを選び直してください。

11:53 午後 Trados Tips | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2010.03.06

タグプロテクションの落とし穴

★★
2007 Suite(以前)の環境で、翻訳インターフェースとして Word を使用する場合の話です。

先日も書いたように発注側が Studio 2009 に移行する気配はまだほとんどないうえ、2007 環境でも TagEditor ではなく Word ベースで進む案件がいっこうに絶えない様子ですので、Word 上の動作についての注意はまだまだ有効だと考えます。

タグプロテクションとは、

Tp3_2

このようにセグメントの前後と、原文-訳文の間に追加される {0> - <}100{> - <0} というマーキング文字列を保護する機能です。このセグメントマークは、tw4winMark というスタイルで、フォントは「紫色、下付き文字」という設定です。このマーキングが少しでも壊れてしまうとセグメントが正しく認識されなくなるため、Word 上ではこの部分を保護して削除などできないようにしてあるわけです。

が、この機能にも意外と落とし穴があります。

まず、これがヘルプでの「タグプロテクション」の説明。

Tp2_3


1. セグメントマーキングを壊してしまえるケース

削除や切り取りができないようになっている、と書いてありますが、例外があります。いちどセグメントを閉じて、次のような状態になったとき、

Tp4_2

カーソル(I ビーム)をセグメント末尾のマーキングの直前、つまり <0} の < の直前に置いて [Delete]キーを使うと、あっさり < が削除されてしまいます。

Tp5_2

こうなってしまったセグメントはもう正常に開かず、こんなメッセージが出て怒られてしまいます。

Tp6_2

このようにセグメントマーキングを壊してしまうと、[文書の修正]でも元に戻らないことがあります。しかも、壊れていることに気づかずにセグメントの開閉を試みた場合には、その分のマクロのステップが実行されてしまいますから、Undo で正常な状態まで戻るのもなかなか難しいことになっています。

また、削除や切り取りができないだけで、マーキングの中に文字入力はできてしまいます。もちろん、こうなった場合もエラーになります。
Tp7_2


2. セグメントマーキング直後での編集

また、セグメントマーキングの部分は前述のスタイルを持っているので、その直後に文字を入力しようとすると、当然そのスタイルを引きずってしまいます(セグメントを開かない状態で編集するのは例外的ですが、珍しいことではありません)。

Tp8_2

また、この位置にはペーストもできません。


3. タグプロテクション状態の表示がない

[Trados]メニューで[タグプロテクションの切り替え]を使うと、タグプロテクションは無効にすることもできます。ところが、これもバージョン 2.0 の頃から一貫してとうとう実装されることのなかった点なのですが、プロテクションのオン/オフ状態を示すアイコンのような機能はどこにもありません。なので、今オンなのかオフなのかは、保護されている文字列を削除してみなければ判りません。

まあ、保護をオフにするというのはほとんどないケースだから、今までリクエストがなかっのかもしれません(かなり初期のときに私はリクエストしたことがあるんですが)。

04:12 午後 Trados 機能 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2010.03.05

サブスクリプションバージョン登場


こちら、まだメールは届いていませんが、tratool ML で河野さんからご報告がありました。名前は Starter Edition だそうです。

リンク: SDL Changes the Game with Translation Memory for Everyone

SDL, the leading provider of Global Information Management solutions today announced the expansion of its Language Technologies solutions to provide open access across the entire supply chain to the world-leading translation memory tool. The latest release provides a low-cost subscription edition of SDL Trados® Studio to extend the supply chain, an environment for the community to openly develop their own applications and additional automated translation offerings.

「年間 1 万円」という設定なので、「そんなら試してみようか」という向きもあるかもしれませんが、いちばん注意しなければならないのは、Studio 2009 Freelance 以上とは違って、

2007 が付属していない

ということです。

すでに何度か書いていますが、私自身の現状でも周辺の業界情報からしても、今動いている Trados 案件は依然として 2007(またはそれ以前)ベースです。2009 指定のプロジェクトが動いているという話はほとんど聞きません。

つまり、サブスクリプションの価格に飛びついても、現時点では「Trados 対応できます」とは言えないということ。くれぐれもご注意ください。

そのほか、バージョン比較(Professional、Freelance、)は以下のページにあります(めずらしいことに、もう日本語版で公開されています)。

リンク: SDL Trados Studio 2009 Starter

Starter Edition で気になる点を挙げてみました。

メモリーのサイズ制限 - 翻訳ユニット数は最大5,000まで(約 50,000語)
かなり少ない気がします。お試し程度ならともかく、実際のお仕事を考えたら実用的と言えないレベルでしょう。

レガシーTM形式のアップグレード - 非対応
これはイタいでしょう。2007 以前の形式のメモリーを受け取って 2009 で対応、ということもできません。

SDL Trados 2007 Suiteの付属 - 非対応
前述のとおり。

SDL MultiTerm 2009の付属 - 非対応

もっとも、「製品の概要」ページを見ると、TRADOS さんもこの辺の限界を承知のうえでリリースしていることが判ります。

Starterエディションは、時々翻訳を担当される方に最適です。 ただし、翻訳メモリサイズなどに制限事項があり、ネットワーク上では機能しません。フルタイムの翻訳者の方は、SDL Trados Studio 2009 Freelanceのフルバージョンをご検討ください。

つまり、Starter Edition を使ってみて気に入ったら Freelance バージョンを買ってね、と、そーゆープロモーションだったわけですね。"有償版トライアルエディション" とでも言いましょうか。

「時々翻訳を担当される方」は Trados なんて使わないと思いますけど。

いや、マジメな話、TRADOS さんに提案です。今からでも遅くないですから、「SDL Trados 2007 Suite 付属」に変更したほうがいいですって。

10:07 午前 Trados 全般, バージョン - Studio 2009 | | コメント (4) | トラックバック (0)

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Studio 2009 SP2 公開


SP1 から 4 か月も経っていませんが、SP2 が公開されました。

リンク: SDL Trados Studio 2009 Service Pack

対応が早いと評価すべきか、そんなに未完成な状態で製品をリリースしたのかと慨嘆すべきか判りませんが。いずれにしても今回は 2009 のみの ServicePack なので、ちょっと試す暇はしばらくなさそうです。

アップデート内容にも特筆すべき点はなさそうです。

09:31 午前 Trados 全般, バージョン - Studio 2009 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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