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2009.09.16

SDL Trados 2009 - ついにメジャーチェンジか?

(オリジナル投稿 2009/4/25)★

SDL Trados から、SDL Trados 2009 の紹介ウェビナーやセミナーの案内メールが届きました。

リンク: SDL Trados Studio 2009: 革新的技術を提供
(こちらはフリーランス版のページです)

スクリーンショットを見てみると......

Sdltrados2009

なんだか Idiom ライクですよ......

SDL、Idiom と大きなプラットフォームを吸収しておきながら、今まで Trados 本体に大きな変化はありませんでしたが、ここに来てついにインターフェースごと大きく変わることになったようです。翻訳インターフェースとして Word や TagEditor を使うのではなく、翻訳画面、メモリ、用語集をすべて統合した独自環境になるようです。

2007 からのアップデート料金はわりと手頃なので、今回はちょっと手を出してみようかと思います。5/26 のセミナーにも出席する予定ですので、詳しくはその後またレポートしたいと思いますが、現時点でこのサイトの内容を勝手に解説してみます。

AutoSuggest
入力時に翻訳メモリ内の語句を提示し、セグメント一致をしのぐ機能を提供します。
これ、もし Idiom と同じ Suggest 機能だとしたら、かなりいただけないことになります。Suggestion と称して、訳文の一部を勝手にメモリ内の訳語と入れ替える機能ですが、日本語でこの機能がまともに役立った記憶はほとんどありません。
コンテキスト一致
ロケーションとコンテキストを認識することで「100%超」の一致を実現し、最適な翻訳を実現します。
これはきっと、Idiom プラットフォームで実装されている、「100% 一致のうち、前後のセンテンスも見比べた位置関係で確定する」という機能です。それなりに有効ではあります。
リアルタイムプレビュー
完成したドキュメントを確認しながら翻訳できるため、DTPの作業時間が短縮し、翻訳の調整がしやすくなります。
なかなか便利そうに聞こえますが、ターゲットが XML ベースの場合、正しいスタイルシートを指定しないかぎりプレビューはできないでしょう。もし、汎用的なスタイルシートを用意して擬似的なプレビューが可能だとしたらほめてあげたいところです。
リアルタイムのQAとスペルチェック
翻訳時の間違いやスペルミスを瞬時に修正し、一貫性と正確性を確保します。
Trados の現状の QA 機能だってまだまだ使えないレベルですけどね......
PDFファイルをサポート
PDF用の新しいフィルタが欲しいというご要望に応えました。 オリジナルのソースファイルを入手できない場合でもPDF文書のプロジェクトを受注できます。
重そうだよなぁ。
優先順位を指定できる翻訳メモリ
複数の翻訳メモリに同時にアクセスし、翻訳メモリの使用方法を柔軟に制御できます。
複数メモリへの対応は大きな進歩ですが、問題はメモリをエクスポートして手軽に扱うことができるかどうか、ですね。TMX(翻訳メモリの標準形式)はサポートしているみたいですが。

ここまで大きく変わると、翻訳会社でも作業フローをいろいろ変更しなきゃならなくなりますから、翻訳案件が「2009 指定」となることは当分ないでしょうね。よほど劇的にプロジェクト管理が簡単になるとか、コスト削減につながるとか、目に見えるメリットがないかぎり。

10:15 午前 Trados 全般バージョン - Studio 2009 |

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コメント

idiomの中の人が開発したんでは・・・?

投稿: t98907 | 2009/10/18 12:08:32

> idiomの中の人

合併後の社内の力関係が判りませんよねぇ。

投稿: baldhatter | 2009/10/19 20:24:57

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