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2009.09.16

SDL Trados 2007 をインストールしてみた - その2

(オリジナル投稿 2008/10/27)★

まず、このツールを紹介しておきます。

参考リンク: ApSIC Localization Solutions - Products - Xbench

これは、Trados Workbench の「訳語検索」(通称、コンコーダンス検索)機能を補うフリーのツールなのですが、つまりはそれだけ Trados 本来の機能に不満を持つユーザーが多いという証でもあります。

翻訳で使うメインのインターフェースである Workbench と TagEditor がなかなか進歩しない、ということは今までもここで書いてきましたが、2007 になってもその辺はまったく変わっていませんでした。

Workbench の訳語検索はまったく進歩なし。マッチ率設定が 30%~100% まで、最大ヒット数が 99 件までという意味不明なオプションもそのままであり、検索ロジックもどうやら変わっていない模様です。

TagEditor で IME がすぐ日本語オフになってしまう(参考記事: 禿頭帽子屋の独語妄言 side A: # Dさんの日本語じゃなきゃイヤン)という問題点、少なくともこれだけは改善されていると思ったのですが、まったく変わっていません。

本来の翻訳作業にとって重要性が高い問題点をここまで無視されてしまうと、Trados がいかに発注側 --- と、せいぜいが翻訳ベンダーまで --- にとっての効率化しか念頭に置いていないかということがますます露骨になってきたと言わざるをえません。

まあ、翻訳支援ツールというものの発想の出発点がそもそもそこにあるわけですし、SDL + Trados + Idiom という拡大からして、そういう指向性は見え見えだったのですが、今回はちょっと「翻訳者としての失望感」が大きすぎます。

今持っているライセンスで使えるのはこの 2007 までなので、次期バージョンになったらまた出費がかさみます(アップグレードで済むのか、新規購入になるのか不明)。それでもメインのツールに進歩がないとしたら、翻訳者の立場ではもうバージョンアップはしたくなくなりますね。

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ちなみに、冒頭で紹介したフリーツールですが、ソースとターゲットのどちらからでもコンコーダンス検索ができるという点はスグレモノですが、本来のコンコーダンス検索のように "曖昧" 検索はできず、正規表現にすら対応していません。それであれば結局、エクスポートテキストをエディタ上で検索したほうがいい。今後の発展に期待というところです。

10:06 午前 Trados 全般 |

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