★★
(SDL Trados 2007 までの話です。Studio アーキテクチャではだいぶ事情が変わります)
訳文セグメントに候補として示される訳文ではなく、
翻訳メモリーの中から訳文または訳の一部を検索
したいときがあります。というより、むしろ翻訳メモリーで本当に必要な機能はむしろこちらではないか、と私は思っています。センテンス単位の一致/類似ではなく、部分的な表現を合わせることにこそ、翻訳メモリーを使う重要な意味があると考えるからです(統一性が重視される翻訳の話です、言うまでもなく)。
翻訳メモリーを売る側も使う側も、実はこの点をあまりちゃんと判っていないんじゃないでしょうか。
メモリー技術の登場以来、センテンス単位の一致/類似と再利用性ばかりがアピールされてきたから、「文脈に合わなくてもセンテンスごとの対応が重要」みたいにガチガチな発想で運用されたり、「再利用性はそれほどない」と言われたりしている。
用語レベルは用語集(MultiTerm)で統一すればいい。センテンス単位を考えるのは翻訳者の仕事。その「はざま」にあるフレーズレベルの表現の模倣/統一にこそ、翻訳メモリーは真価を発揮するのではないでしょうか。
そう考えれば、翻訳セグメントに候補が出てくるのをただ待っているのではなく、積極的にメモリー内を検索すべきです。
Trados Workbench では[ツール]→[訳語検索]、いわゆる「コンコーダンス検索」がこの機能ですが、肝心のこの機能が、2007まではかなり使えないということを過去に何度か書いています。
参考リンク: Tips - 「訳語検索」
そこで、Workbenchの不十分な検索機能を補う方法を紹介します。メモリーをテキストファイルにエクスポートして、それを活用する方法です。
最近のコメント