2012.05.23

TagEditorでの最初の操作


つい最近も質問を受けたので、TagEditorで翻訳する場合の、最初の操作について説明します。TagEditorを使うという以上、言うまでもなくバージョン2007までに対応した話です。


TagEditorを使うとき、まず理解しておきたいのは、

元のファイルとは別にバイリンガルファイルが作られる

という点です。これがWordファイルで翻訳する場合の最大の違いです。

-->続きを読む

06:24 午前 Trados 機能 | | コメント (2) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

2012.05.10

翻訳フォーラム大オフ 2012


(side Aの内容と同じです)

今年も、翻訳フォーラムの大オフが開催されます。

例年は、通称「勉強会」と大オフが別々に開催されるのですが、今年は昼間からシンポジウム形式の勉強会を開き、夕方からそのまま打ち上げになだれ込むという形になりました。


公式の告知ページはこちら。
翻訳フォーラム大オフ2012に関するお知らせ

参加ご希望の方、興味のある方は、まず告知ページをご覧ください。

日程:6/15(金)
シンポジウム:午後1:00より
打ち上げ:午後6:30より

飜訳フォーラムに登録していなくても、こちらの告知ページにある申込み方法で参加できます。

シンポジウムのテーマは、「翻訳者の頭ん中 翻訳中の思考プロセス」


そして、今回のシンポジウムは、この春号から始まった『通訳・翻訳ジャーナル』の連載「翻訳者のための作戦会議室」と連動しています。

平日ではありますが、ご都合のつく方はぜひご参加ください。

06:08 午後 その他 | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

2012.04.25

PCスキル - 異常終了する前にファイル履歴を確保する


多くのアプリケーションがそうなっていると思いますが、いちど開いたファイルは[ファイル]メニューなどの履歴として残るので、次回からは[開く]ウィンドウからいちいち探さなくてもファイルを開き直すことができます。

ところが、初めてファイルを開いた後でアプリケーションが異常終了したりすると、その時点で開いていたファイルの履歴は残らず、ひとつ前のファイル履歴が最新になってしまいます。

よく「オチる」アプリケーションを使っていて、しかもファイル名が紛らわしい場合(ローカライゼーションではけっこう多い)や、独自形式でファイルを格納しているために特定しにくい場合など、このような症状が頻繁に起きると地味にストレスフルです。


「オチ」やすいアプリケーションを使うとき、いちど開いたファイルを確実に履歴に残す方法は簡単です。

そのファイルを開いたら、異常終了する前に

いっぺん正常に終了させる

だけ。お試しください。

09:16 午前 翻訳者のPCスキル | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

2012.04.17

Tradosツールバーについての総まとめ


今でも、メールなどでたびたび「Word にTradosツールバーが表示されません」という質問をいただくので、改めてTradosツールバーについて、総まとめしておきます。

【前提】
ツールバーが関係するという以上、Studio 2009/2011ではなくTrados 2007 (Suite含む)以前の話です。2007ベースで書いていますが、2006などでもファイル名の一部が異なるだけのはずです。

【環境】
以下の環境で確認しています。OSとOfficeの組み合わせがこれ以外の場合も、だいたい類推できると思いますが、保証の限りではありません。

- Windows XP SP3 + Office 2003
- Windows 7 64bit + Office 2010

-->続きを読む

05:57 午前 Trados 全般 | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

PCスキル - Wordのテンプレートについて


Tradosのツールバーについてまとめ記事を書こうとしていますが、その前にMS Wordの「テンプレート」のことを知っておいたほうがいいでしょう。

テンプレートの話なので、Wordだけではなく「Officeの~」と書いてもいいのですが、Excel上にTradosのツールバーが出てくることはないので、今回はWordに話を限定します。


一般的な用語としての「テンプレート」というのは、定型文書の「ひな型」のことです。Wordで新規文書を作成するとき、FAX送付状とか会議メモなどを選べる、あれです。この場合は、ページ設定とかフォントとか、つまりは文書のデザインをプリセットにしておいて再利用するイメージですが、実は

マクロなどの機能のプリセット

も「テンプレート」と呼ばれることがあります。

Wordと連動して機能するアプリケーションは、その連動部分を「アドイン」という名前でWordに追加しますが、アドオンの実体はこのテンプレートです。

Trados WorkbenchとMultiTermも、Wordとの連携機能はアドインとして実装され、ツールバーに[Trados]、[SDL MultiTerm]と表示されるようになります。


ところが、このアドオンについてのMicrosoft側のガイドラインが甘いせいなのか、Word本体と各種アドインがコンフリクトを起こす不具合というのが、ちっとも珍しくなかったりします。特に、毎月第2火曜日にリリースされるMicrosoftの定例アップデートの後に、特定のアドインが原因でいきなりWordの起動時にエラーが出たりします。

その場合は、原因になるアドインを外せばエラーは出なくなります。と言っても、Word上でそのアドインの機能は使えなくなるので、根本的な解決にはならず、アドインの制作側がアップデートしてくれるのを待つしかありません。

-->続きを読む

04:37 午前 翻訳者のPCスキル | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

2012.04.06

翻訳依頼はPDFにする前のファイル形式でお願いします


山本ゆうじさんがFacebookにアップ。

120406_honyakukougaku

私もはげしく賛同します。

06:03 午後 関連ツール | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

2012.03.25

PCスキル - Microsoft Officeのおせっかい設定


Microsoft Officeは、翻訳業界でもほぼ標準のファイル形式(少なくともそのひとつ)で、Word、Excel、PowerPointは、好むこと好まざるとにかかわらず、避けて通ることのできないアプリケーションです。

特にWordとExcelでは、翻訳作業では邪魔になる初期設定があるので、インストールしたらまず、この"おせっかい"設定をオフにすべきです。

翻訳者のためのPCスキル講座、第2回として、Wordのおせっかい設定について説明しようと思います(Excelでもだいたい同じです)。

実は私の環境でも長い間、Officeは2003(まで)しかインストールしていなかったのですが、ちょうど新しいWindows 7マシンにOffice 2010もインストールしたところなので、そちらも併せて紹介します。


Word 2003の場合(それ以前でもほぼ同じ):
[ツール]→[オプション]
[ツール]→[オートコレクトのオプション]

Word 2010の場合(2007でもたぶん同じ):
[ファイル]→[オプション]
[ファイル]→[オプション]→[文章校正]→[オートコレクトのオプション]

-->続きを読む

08:00 午後 翻訳者のPCスキル | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

2012.03.07

PCスキル - フォルダーオプション


最近、メールなどを通じて個人的に、あるいは翻訳学校の授業などで、Trados のことを人に説明する機会が増えましたが、Trados (あるいは他の翻訳ツール)だけでなく、そもそもの PC スキルをもう少し鍛えたほうが幸せになれるんじゃないかな、と思える場面が少なくありませんでした。

PC スキルがイコール翻訳の腕ということでは、もちろんありません。しかし、実際問題として今やどんな翻訳分野でも PC を使わないことはまず考えられないので、いわば道具について詳しく知ることは、やはり不可欠でしょう。

学校の受講生さんが何人かこちらを見てくれているということもあって、そんな PC スキルを少しずつここで紹介してみようかな、と考えました。ただし、すいません、Windows 環境の話だけです。

第 1 回は、Windows マシンを買ったらまっ先にやるべき、フォルダ/ファイルの表示設定の変更です。

Windows XP の場合:
[スタート]→[設定]→[コントロール パネル]→[フォルダ オプション]

Windows 7 の場合:
[スタート]→[コントロール パネル]→[フォルダー オプション]


余談ですが、カタカナ語長音の表記が変わっていますね。以下の説明では、長音ありとしました。それから、この間にもうひとつ Windows のバージョンがあったかもしれませんが、たぶん気のせいです。

-->続きを読む

10:00 午前 翻訳者のPCスキル | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

Windows 7 + Studio 2011


Windows 7 64bit マシンに、SDL Trados Studio 2011 と MultiTerm 2011 をインストールしてみました。

これは、現時点で最も標準的と想定される組み合わせのはずであり、もちろん正常に動作しますし、マシン性能もあって XP 上より動作もずっと快適です。ただし、64bit 環境でインストールプロセスがどうなるのか、という情報は、例によって驚くほど見つかりません。

ちょうどメールでその辺りの質問を受けたこともあったので、実際にインストールして確認した次第です。その結果わかったのは、SDL Trados Studio 2011 も MultiTerm 2011 も、

64bit にはネイティブ対応していない

ということです。64bit だからエラいということではないと思いますが、リリースされた時期を考えると、本気の具合を疑いたくなります。

-->続きを読む

08:48 午前 バージョン - Studio 2011 | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

2012.03.06

翻訳メモリーの中身の検索

★★
(SDL Trados 2007 までの話です。Studio アーキテクチャではだいぶ事情が変わります)

訳文セグメントに候補として示される訳文ではなく、

翻訳メモリーの中から訳文または訳の一部を検索

したいときがあります。というより、むしろ翻訳メモリーで本当に必要な機能はむしろこちらではないか、と私は思っています。センテンス単位の一致/類似ではなく、部分的な表現を合わせることにこそ、翻訳メモリーを使う重要な意味があると考えるからです(統一性が重視される翻訳の話です、言うまでもなく)。

翻訳メモリーを売る側も使う側も、実はこの点をあまりちゃんと判っていないんじゃないでしょうか。

メモリー技術の登場以来、センテンス単位の一致/類似と再利用性ばかりがアピールされてきたから、「文脈に合わなくてもセンテンスごとの対応が重要」みたいにガチガチな発想で運用されたり、「再利用性はそれほどない」と言われたりしている。

用語レベルは用語集(MultiTerm)で統一すればいい。センテンス単位を考えるのは翻訳者の仕事。その「はざま」にあるフレーズレベルの表現の模倣/統一にこそ、翻訳メモリーは真価を発揮するのではないでしょうか。

そう考えれば、翻訳セグメントに候補が出てくるのをただ待っているのではなく、積極的にメモリー内を検索すべきです。

Trados Workbench では[ツール]→[訳語検索]、いわゆる「コンコーダンス検索」がこの機能ですが、肝心のこの機能が、2007まではかなり使えないということを過去に何度か書いています。

参考リンク: Tips - 「訳語検索」

そこで、Workbenchの不十分な検索機能を補う方法を紹介します。メモリーをテキストファイルにエクスポートして、それを活用する方法です。

-->続きを読む

04:26 午前 Trados Tips, Trados 機能 | | コメント (16) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

2012.02.22

SDL Trados Studio 2011 - 日本語版ヘルプ公開


少し前に公式ブログで紹介されていましたが、Studio 2011 の日本語ヘルプがようやく整備されました。

翻訳内容は、あいかわらずツッコミどころ満載ですけどね。

201202227


06:48 午前 バージョン - Studio 2011 | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

SDL Trados Studio 2011 - SP1 公開されたけど......


もう去年の 12 月のことですが、Studio 2011 の SP1 が公開されました。自分の環境をようやくアップデートしたので、簡単にレポートしておきます。

Studio 2011 と同時に MultiTerm 2011 も SP1 になっています。

なお、その後さらに SP1 のパッチも更新されたらしく、SP1 を起動するとすぐに更新プログラムが動きます(自動設定していれば)。最新バージョンは、

Studio が 10.1.2870.2、MultiTerm が 9.1.321.0 です。

※レポートを書く前に報告が 1 点。SP1 適用後の Studio 2011 を起動すると、Chrome 上で日本語がうまく入力できなくなります。Chrome はもともと日本語入力の不具合が多いのですが、Studio の起動中はかなりダメダメになります。

-->続きを読む

06:41 午前 バージョン - Studio 2011 | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

2012.02.15

doc/docx ファイルを TagEidor で開くということ


かつては、Microsoft Word が Trados 環境の標準インターフェースでしたが、ある時期から(TagEditor が使い物になるようになってから) Word ファイルでも TagEditor が標準あるいは推奨のインターフェースということになりました。

以前から Trados 翻訳の社内フローが確立している翻訳会社であれば、今でも

- オリジナルが Word ファイルの場合は Word を使う(doc、rtf)
- HTML や XML の場合は TagEditor を使う(ttx)

というところも多いのですが、会社によっては、Word ファイルでも TagEditor を使うようにということで ttx を支給してくるところがあります。

でも、ですねー。こんなファイル、作業する気になります?

1202151_2

Word ファイルを ttx として開くと、内部的に指定されているフォント情報がこんな風にすべてタグになって表に出てくるわけですね。で、このタグの作りというのが実に

くっだらねー

わけです。ファイルの別のところでスタイルとしてまとめて指定すりゃいいものを、書式が変わるたびに同じタグを何度も何度も繰り返していて、その頭の悪さにめまいがします。

-->続きを読む

03:44 午後 Trados 雑記 | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

2012.02.11

Workbench の設定 - [設定]-[置換]


今回の話をする前に、まず「固定要素」という用語を説明しなければなりません。

「固定要素」(英語では Placeable)というのは、基本的に翻訳が不要で、原文から訳文にそのままコピーしておくだけでいい文字列のことを言います。

その代表が、タグ付き文書であれば内部タグ(編集可能な赤いタグ)ですが、そのほかにも数字や日付が同様に扱われます。

120211_wb3

ツールバーのこのボタンを使えば(ショートカットもあります)訳文に取り込むことができますが、複数あるときは、3つのボタンと固定要素の順序が固定ではなく相対的に移動するので、ちょっと慣れが必要です。

真ん中のボタンが「現在の固定要素」で、セグメントを開いた初期状態なら 1 番目の固定要素のことです。

その右にあるボタンが「次の固定要素」で、セグメントを開いた初期状態でこれを 1 回押すと 2 番目の固定要素が取り込まれます。ところが、この時点では 2 番目が「現在の固定要素」になり、「前の固定要素」を押せば 1 番目の固定要素に戻る......そんな具合です。

そのため、ちょっとタグが多くて複雑になっていると、どのタグが「現在の固定要素」か、わからなくなります。そういうときは、訳文をメモリーに登録せずに閉じるだけの操作(ツールバーの[閉じる])を使っていったんセグメントを閉じ、もう一度ひらくと、ことのタグの数え方が初期状態に戻ります。

-->続きを読む

03:50 午後 Trados 機能 | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録

2012.01.10

「TRADOS 2007 初歩」ページを追加

左カラムに「総目次」を用意してありますが、新たに「TRADOS 2007 初歩」というページも作りました。

Studio 2011 は意欲的なバージョンアップではありますが、業界内は依然として SDL Trados 2007(まで)が主流を占めていて、実際、翻訳学校などで Trados 講習を組む場合でも、使用環境は SDL Trados 2007 という場合が多いようです。

このブログに寄せられるコメントや、個人的にいただくメールなどでも、やはり未だに 2007 Suite が中心であり、これから 2007 環境を覚えたいという方はたくさんいらっしゃるので、そのためのページです。

とは言っても、改めて入門レベルの内容だけ抜き出してみると、情報量はそれほど多くありません。今年は、あえて

2007 入門の情報を増やす

ことを目標にしてみようと思います。

01:17 午前 その他 | | コメント (0) | トラックバック (0)

はてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録