# 訃報 - 小松左京
少し時間が経ってしまいましたが、これはやはり大きいニュースでした。
リンク: 「日本沈没」SF作家小松左京氏死去 - 文化ニュース : nikkansports.com
私個人は、筒井康隆や故・星新一ほどには小松左京の作品を読んでいないのですが、日本の SF 界ではやはり巨大な存在だったと思います。謹んでご冥福をお祈りいたします。
そして、このブログで取り上げる以上、やはり私なりの最大級の追悼の意を表したいと思い、こんなものを引っぱり出してきました。
日本沈没のパロディ漫画アンソロジーの帯です。樋口真嗣版のリメイク『日本沈没』が公開されたときの便乗企画ですね。あ、まだ入手できるっぽい。
小松左京氏公認「しかし、こんなふうには沈まんっ!!!」
ってのが最高です(その声のイメージである小林桂樹もお亡くなりになっちゃいましたね)。
帯にも書いてあるとおり、とり・みきの作品「日本沈orz全国版」も収録されていますが、同作はその後、とり・みき個人の『ロボ道楽の逆襲』にも再録されました。
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『日本沈没』は発表当時にも(父親が買っていた)読んだし、わりと最近も読み直してしまいました。東宝特撮シリーズのラインアップにもなった映画版は、やっばり何度観てもおもしろい。そうそう、さいとうたかを(さいとう・プロ)が描いたマンガ版もあるんですよ。
「読んでから観るか、観てから読むか」という例のキャッチコピーが有名だった角川映画の『復活の日』も、原作はなかなか良い近未来ものだと思いました(当時私は、観てから読んだ)。特に、映画と違って、ラストがいい。
でも、小松左京で私がいちばんだと思っているのは --- ぜんぶ読んでるわけではないのですけど ---
「くだんのはは」
これです。今手に入るのはこのバージョンかな。
詳しいことは書きませんけど、「くだん」については、とり・みきも色々と書いてますね。
04:54 午後 文化・芸術 | このエントリ | コメント (8) | トラックバック (0)
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