2018.02.19

# EBWin4、Web検索URLの更新版

汎用辞書ブラウザEBWin4で、URLを登録しておいて各種辞書サイトを検索できる「Web検索」の機能については、これまでにも何度かご紹介しました。

昨年7月には、(たぶんレッスンシリーズの後で)私が手元で登録しているURLリストも公開しています。

参考リンク:side A: # EBWin4のURLリスト - 8/17版


ところが、辞書サイトのURLはわりと頻繁に変わったりします。

特に最近多いのは、URLの先頭で httphttps に変更されるケースです。

HTTPSで始まるサイトは、大ざっぱに言うとSSLというしくみでセキュリティが強化されています。以前から、オンライン決済を使うサイトなどは必ずHTTPSでした。一般のサイトはHTTPも多かったのですが、Google先生が「HTTPSサイト以外は信頼しないかんねー」と言ったりした経緯もあって、HTTPSに移行するサイトが増えています。

EBWin4に登録してあるURLを調べたところ、やはりほとんどのサイトがHTTPSに移行していました。

HTTPのままでもリダイレクトされるので、使えるには使えるのですが、この際ですから更新しましょう。


-->続きを読む

07:06 午後 翻訳・英語・ことば, 辞典・事典 | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

2018.02.18

# Wifi Keyboard + EBPocketで作る準PASORAMA環境

2/4の「脱・辞書の持ち腐れ」セミナーでは、アプリの名前をちらっと出しただけだったので、改めてご紹介しておきます。

かつてのPASORAMAのように、パソコンからスマートフォンやタブレット上の辞書を操作できる環境を、PASORAMAほど完全ではないながら、部分的に再現するしくみです。

≪重要≫
PCとスマートフォン/タブレットは、同じネットワーク上にある必要があります。たとえば一般家庭であれば、PCを有線/無線接続している同じルーターに、スマートフォン/タブレットもWi-Fi接続していることが前提です。

使うのは、次の3つのアプリです。

Wifi Keyboard
Wiki_keyboard_4

EBPocket
Ebpocket_3

Evernote
Evernote_4


※私がAndroidを使っていないので、紹介するのはiOS環境だけです。「Wifi Keyboard」はAndroid版もあるのですが、同じかどうか確認していません。


-->続きを読む

02:42 午後 翻訳・英語・ことば, 辞典・事典 | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

2018.02.15

# 『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』 ―

いま、日本人全員に読んでほしい本。

それはありえないとして、少なくとも

教育に携わっている者

は全員必修。そして、翻訳者も含め

ことばに携わっている者

にも、準必修のはずだ。

目次

第1章 MARCHに合格―AIはライバル
 AIとシンギュラリティ
 偏差値57・1 ほか
第2章 桜散る―シンギュラリティはSF
 読解力と常識の壁―詰め込み教育の失敗
 意味を理解しないAI ほか
第3章 教科書が読めない―全国読解力調査
 人間は「AIにできない仕事」ができるか?
 数学ができないのか、問題文を理解していないのか?―大学生数学基本調査 ほか
第4章 最悪のシナリオ
 AIに分断されるホワイトカラー
 企業が消えていく ほか
(Amazonより)



-->続きを読む

08:16 午後 書籍・雑誌 | | コメント (2)

はてなブックマークに追加

2018.02.14

# ソフトウェアは、まずメニューを見よう

2/4のレッスンシリーズ「脱・辞書の持ち腐れ」では、EBWin4など辞書ブラウザの基本は説明しませんでした。配布資料には、当日スキップした内容も載せてありますが、ソフトウェアの使い方までは扱っていません。

また、フェロー・アカデミーでもオンライン講座が公開されていますが、やはりEBWin4の使い方には触れていません。


EBWin4に限らないのですが、ソフトウェアをインストールしたら、とにかくいろいろ触ってみることです。よほどのことがなければ壊れませんし、最初だったら、万が一にも壊れてしまったら再インストールすれば済みます。

特に、

メニューをひととおり開いてみる

のが、機能を知るにはいちばんの近道です(リボンインターフェースなら、メニューではなくリボン)。


初めて入ったレストランでも、まずはメニューを見ます。そういう意味で「メニュー」というのはいい用語です。


-->続きを読む

02:06 午前 翻訳者のPCスキル | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

2018.02.12

# 辞書は、かならず版と発行年を確認して使おう

この1月に『広辞苑』の新版が出て、いろいろと話題になっています。今回が第七版だということも、だいぶ知られているでしょう。

ちなみに、『広辞苑』の最近の発行年はこうでした。

1991年 第四版
1998年 第五版
2008年 第六版
2018年 第七版

大ざっぱに言うと、最近は10年周期で改訂されてきたことになります。


英語でも国語でも、辞書は

発行年

版(バージョン)

を確認したうえで使うというのが、基本中の基本です。

しかも、私たち翻訳者は電子データを使うことが多いので、

書籍版と電子版の違い

電子辞書などでの収録状況

まで把握しておかないと、それぞれの辞書を十分には使いこせないことになります。そんな例をいくつか紹介します。


-->続きを読む

12:08 午前 翻訳・英語・ことば, 辞典・事典 | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

2018.02.10

# (映画|映画館) の思い出、その6

最近ずーっと辞書の話ばっかりで、つまらない

という声が聞こえてきたので(どこからだ)、久しぶりに映画の話を書こう……。

と思って過去の記事を見たら、ちょうど10年前にこんなシリーズを、その5まで書いていたようです。

side A: # (映画|映画館) の思い出、その1

side A: # (映画|映画館) の思い出、その2

side A: # (映画|映画館) の思い出、その3

side A: # (映画|映画館) の思い出 -- 番外編 --

side A: # (映画|映画館) の思い出、その4

side A: # (映画|映画館) の思い出、その5、その他

なので、10年ぶりのシリーズ再開で、「その6」としました。

その6 --- 都内で観たはじめての映画


……といっても、特撮の話ですけど(ここで半分以上、ページ閉じられちゃう、と)。


講談社の「ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX」シリーズ、No.41がこれでした。

1802101

「初めて観た映画はなに?」という世代マーカー的質問があります。私の場合は

『怪竜大決戦』(1966 年、東映)
『黄金バット』(1966 年、東映)

の同時上映でしたが、『怪獣大戦争 キングギドラ対ゴジラ』(1971)は、

東京まで行って観た初期の映画

の1本でした。


-->続きを読む

07:19 午後 映画・テレビ | | コメント (2)

はてなブックマークに追加

2018.02.09

# 『図解 英語基本語義辞典』と『図解 英単語イメージ辞典』

『図解 英語基本語義辞典』という名辞書がありました。

1989年に桐原書店から出版されました(私が持ってるのはこれ)。今は絶版。

まだ中古は出回っているものの、10,000円を超える高値が付くことも珍しくありません(この記事の執筆時点で4,000円ちょっとから、上は30,000円くらいまで)。

その後2012年には、国際語学社というところから再版されましたが、

こちらも今は中古だけのようです。

この辞典の前書き(pp.vii~xi)で、「なぜ語義の図示・図解なのか」という問いに著者の政村秀實氏は次のように答えています。

簡潔に言えばイメージだからと答えたい.ことばのイメージは,意識して頭の中に描かれるものではなく,人が生まれてから現在に至るまでの生活の実体験を通してつくられるものである.ところが外国語の場合は,ことばと実体験を結ぶ場がきわめて少なく,このために自然な状態でイメージを育てることが非常にむずかしい.

著者には、こういう「イメージ」を中心にした著作がいくつかあります。そして、この2月にはこういう辞典が出ました。

『図解 英語基本語義辞典』の後継なのだろうと予測していましたが、大修館書店のサイトで見本ページを確認できたので、さっそく購入しました。

でも、結論から言うと、

同じ著者の系譜には違いないが、かなり別もの

です。使い途はあるのでもちろん損をしたとは思っていませんが、『基本語義』と比べると、がっかり感が大きかったことも否めません。


-->続きを読む

04:51 午後 翻訳・英語・ことば, 辞典・事典 | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

2018.02.07

# 『翻訳英和辞典』補完計画 5 - apparently

apparently pp.25-26

このシリーズで外すことのできない単語ですが、なかなかいいタイミングです。

先日2/4のセミナーで、私が当日の課題としてarguablyを出したら、深井裕美子さんがまっ先に

「arguably、イヤ~。apparentlyと同じくらいイヤ~」

と叫びました。そのapparentlyが、本書でも取り上げられています。

どのような文脈に使われていても,この語を「明らかに」と訳す人が(英文科の学生にも翻訳者にも)多いが,要注意。『プログレッシブ』は、第3版になって,「『明らかに』の意で用いるのは((まれ));evidentlyが普通」と的確な説明をつけた。

続いて、『グランドセンチュリー』(三省堂、2000年)からも「(実際にはともかく)外見上は,見たところ……らしい(seemingly)」という語義も紹介されています。

-->続きを読む

01:41 午後 『誤訳をしないための翻訳英和辞典』補完計画 | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

2018.02.05

# 帽子屋の辞書ばなし、目録

昨日、翻訳フォーラムのレッスンシリーズ第8弾「脱・辞書の持ち腐れ《50Hz》」が無事に終わりました。

辞書に関する話はずいぶんしてきましたが、毎回やはり初めての方がいらっしゃり、「EBWin4の基礎を知りたい」などのご要望をいただきます。


ちょうど、フェロー・アカデミーの「オンライン講座」(Web上で何度でも視聴できる動画配信)でまた基礎編があるのですが(2/9~28配信)、1/31で締め切られていました。ごめんなさい m(__)m

リンク:フェロー・アカデミー「オンライン講座」

同じオンライン講座で、第2弾として「オンライン英英辞書を使いこなそう!」というのもあり、こちらは2/15申込み開始です。


一定数の需要があれば、辞書ブラウザの基本(昨年7月のレッスンシリーズ第6弾、「手取り足取り」のような)は何度でも再演しますが、私があちこちで書いたものもありますので、よろしければ、そちらもご覧ください。

ということで、帽子屋による辞書ばなしのうち、文字として残っているものの総目録を作っておくことにしました。


なお、昨日の内容に近い話「脱・辞書の持ち腐れ 《60Hz》」を、来月3月2日には大阪でも開催します。

リンク:JTF関西セミナー「脱・辞書の持ち腐れ《60Hz》~どの辞書をいつ引くか~」

懇親会は定員に達してしまいましたが、セミナーのほうはまだ受付中です。関西方面の方、ご参加をお待ちしております。


-->続きを読む

12:45 午後 翻訳・英語・ことば, 辞典・事典 | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

2018.02.02

# ジャパンナレッジ、キャンペーン適用入会

先月もご案内したとおり、JAT/JTF会員の方が、

・現在ジャパンナレッジを使っていて、

・JAT/JTF会員特典(年会費2割引)を利用したい

場合は、

契約満了を待ってから

キャンペーンコードを使って再入会する必要があります。前回もその手順は書きましたが、私が実際に再入会の手続きを済ませたので、改めてご紹介しておきます。

-->続きを読む

09:18 午前 翻訳・英語・ことば, 辞典・事典 | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

2018.01.31

# 『翻訳英和辞典』補完計画 4 - anything but

anything but pp.24-25

p.20の and とか p.22の another なんかもネタになりそうなのですが、あまり細かく取り上げていると挫折しそうなので、なるべくどんどん進みます。

anythingでもnothingでも後にbutがつくと,翻訳のベテランでも一瞬いやな感じに襲われるもの。

ほんと、そうですよね...。で、お題になっているのは、こんな文。

Those easy-to-use home medical tests can be anything but.(TIME誌,3/26/2001号)

anything but のうしろに名詞などがなく、そこで終わっています。

「とんでもない,まるでだめ」という訳を出しているのは『リーダーズ』,『ジーニアス』,『ロイヤル』,『プログレッシブ』くらい。『コウビルド』の用例は的確ではっきりしている。

ここに書かれている『ロイヤル』というのは、『ロイヤル英和辞典』(旺文社、1994)で、現在は絶版。私の手元にもありません。


これはぜひ、みなさんも手元の辞書環境で引いてみてください。成句なので、どう使えば引けるのか、自分の辞書環境ごとに確認するいい機会です。

なお、東京と大阪で開催する『脱・辞書の持ち腐れ』セミナーでは、こういうポイントも取り上げます。


-->続きを読む

10:06 午前 『誤訳をしないための翻訳英和辞典』補完計画 | | コメント (4)

はてなブックマークに追加

2018.01.28

# 『翻訳英和辞典』補完計画 3 - ancient

ancient pp.19-20

ancientはアメリカの口語で,very, very oldという意味の,ややおおげさで自嘲的な言い方。訳してみれば,「よぼよぼのもうろくじいさん/ポンコツ老人/ヨイヨイの年寄り/くたばり損ないのじじい」といった感じ,<古代生物>という意味はまったくない。自分勝手に解釈をして感動にふけるのは自由だが,読者に間違った情報を与えてはいけない。

けっこう厳しい口調です。続いてジーニアスが登場、

学習者向けの手近な英和辞書を見てみても― 『ジーニアス 第2版』:《略式》[通例おどけて]時代がかった,古くさい(◆old のおおげさな表現)(後略) と正しく雰囲気をつかんでいる。

さらに、

なお,『ジーニアス 第3版』では「[通例おどけて]」の説明が消えているが,これは入れておいたほうが親切であろう。

と続いています。

本書ではG3までしかフォローされていないので、その後の状況を見てみました。

-->続きを読む

02:19 午後 『誤訳をしないための翻訳英和辞典』補完計画 | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

2018.01.27

# SII DAYFILERからの移行を考える

セイコーインスツル(SII)の電子辞書「DAYFILER」シリーズ、メーカーのサポートはまだ続いているのですが、PC連携ソフトウェア「PASORAMA」のほうは、

Windows 10 Fall Creators Update

以降は動かなくなります(それ以前は、ドライバのバージョンアップがあって、使えていたようです)。

1801262

これまでPASORAMA対応DAYFILERに頼っていた方は、これを機会に辞書環境の移行をお考えになるかもれません。

2016年10月の名古屋勉強会、昨年7月22日の翻訳フォーラム・レッスンシリーズなどにご参加くださった方には、DAYFILERに搭載されている辞書タイトルの代替方法をまとめた資料をお渡ししました。

Windows 10 Creators Updateで、いよいよPASORAMAを使えなくなる人が増えそうなので、同じ情報をこちらにもあげておきます。

-->続きを読む

12:07 午前 翻訳・英語・ことば, 辞典・事典 | | コメント (2)

はてなブックマークに追加

2018.01.26

# 『翻訳英和辞典』補完計画 2 - aloud

aloud pp.17-18

これほど簡単な副詞を,どうしてこれほど多くの訳者が誤解しているのか不可解。(中略)aloudは「声に出して;ふつうの声で」の意味に用いられることが多く,今ではほとんどの辞書が「aloudをloudlyの意味に用いるのは《古》」と記している。

aloudの話は、授業でもお話しになったことがあり、よく憶えています。「今ではほとんどの辞書が~」とあるので、そこの事情を見てみましょう。

ちなみに、『誤訳をしないための翻訳英和辞典』で引用されている辞書のなかには、版が古いものがあります。

『広辞苑 第4版』(1991)
最新版はもちろん第七版(2018)ですが、私の手元はまだしばらく第六版(2008)です。

『ジーニアス英和辞典 第2版』(1998)、『ジーニアス英和辞典 第3版』(2001)
最新版はG5(2014)。私の手元には第2版からすべてあるので、必要に応じて参照してみます。

『新英和大辞典 第5版』(1980)
現在は第6版(2002)。この20年間の隔たりは、かなり大きそうです。

『新明解国語辞典 第4版』(1989)
最新版は第七版(2011)。私の手元には、第六、第五、第四があるので、必要に応じて参照してみます。

『リーダーズ英和辞典 第2版』(1999)
最新版は第3版(2012)。

このほか、『誤訳をしないための翻訳英和辞典』改訂増補版では、旧版にはなかった『オーレックス英和辞典』と『オーレックス英和辞典』が加わっています。しかも、それぞれ2013年、2016年と書いてあるので、本編のどこかに反映されているはずです。追加された「増補60」の内容かもしれません。

また、『ニューサンライズ英和辞典』(旺文社,1998)と『ロイヤル英和辞典』(旺文社,1994)は、増補版で「2017年現在絶版」と注記されました。


-->続きを読む

01:31 午後 『誤訳をしないための翻訳英和辞典』補完計画 | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

2018.01.25

# 「脱・辞書の持ち腐れ」セミナーでお話しすること

2月4日(日)に東京で、3月2日(金)に大阪で、

「脱・辞書の持ち腐れ」

と題したセミナーをそれぞれ開催することは、すでにお伝えしたとおりです。

リンク:「脱・辞書の持ち腐れ《50Hz》~お題に挑戦~」(翻訳フォーラム・レッスンシリーズ#8)

リンク:「脱・辞書の持ち腐れ《60Hz》~どの辞書をいつ引くか~」(通算第4回)


2月4日《50Hz》東京のほうは、通常申し込みが定員に達し、現在は「直前販売」枠を受付中です(こちらの枠はごく少数)

3月2日《60Hz》大阪のほうは、まだ満席という連絡は来ていないので、たぶんまだ空いてます。


さて、

「いつ」「どの辞書を」「どの単語で」「どのようにして」引くかを、実例を出しながら解説し、「紙辞書」「電子辞書」「CD-ROM辞書」「アプリ辞書」「オンライン辞書」等、さまざまな辞書環境を組み合わせた調べ方についての情報を提供する。
(JTF関西セミナーの告知ページより)

このようにご案内していますが、具体的にはどんなことをお話しするのか、ちょっとだけご紹介しておきます(私だけではなく、深井さんとのコラボですが、全体的にこんな内容になります)。

※2月4日レッスンシリーズのほうは、すでに事前課題をお送りしています。

-->続きを読む

03:48 午後 翻訳・英語・ことば, 辞典・事典 | | コメント (0)

はてなブックマークに追加