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2020.02.25

# 『逆引き 同類語辞典』

書籍のみで、しかも少し古いので中古しかありませんが、ちょっとおもしろい類語辞典を紹介します。

『逆引き 同類語辞典』(浜西正人編、東京堂書店)

東京堂書店からは、ほんと、おもしろい視点の辞書がたくさん出てます(ました)ね。

日本語の類語辞典といえば

・カテゴリーの索引から引く
・五十音の索引から引く

というのが定番ですが、これは逆引きができる類語辞典です。

類語の逆引きってどういうことかと言うと―

最後が○○で終わる類語

という引き方をする類語辞典です。

たとえば、「省」を見ると「○○省」が、「鯨」を引くと「○○鯨」がというように同じカテゴリーでまとめて載っている。つまり、よくあるカテゴリー分類の類語辞典にも似ているけど、それをあくまでも最後の文字から逆引きで引けるということです。

あるいは、そういうカテゴリーではなくても、「気」を引くと「△△気」、「然」を引くと「△△然」という熟語が見つかる、「立て」を引くと「▽▽立て」という複合語が見つかる、といった具合です。

うろ覚えの言葉がぼんやりと浮かんでて、

・こんな様子を表すの「なに然」って言うんだっけ、あれあれ……、とか

・「なんとか立て」っ言い方、たしかあったよね、とか

みたいなこと、ありません? 私はたびたびあるので、そういうときにこの引き方が重宝するわけです。

200225

「―然」で終わる熟語が、こんな風に(あともう1ページ)並びます。

かなりおもしろい発想の類語辞典です。

01:59 午後 辞典・事典 |

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