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2019.02.22

# 「翻訳を勉強する会」公開勉強会in東京、いよいよ来週です

お伝えしていました、
「翻訳を勉強する会」公開勉強会in東京
の開催が、いよいよ迫ってきました。来週3月3日(日)です。
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(すでに定員に達し、申し込みは終了しています)


ご参加のみなさんには、

・事前課題の提出期限……2/23(土)24:00
・事前アンケートの記入期限……2/24(日)24:00
というご案内のほか
懇親会の出欠確認
もお願いしています。
メールが届いていない、という方は、東京事務局までご連絡ください。
(東京事務局のメールがわからない方は、コメントください)

11:31 午前 翻訳・英語・ことば | | コメント (0)

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2019.02.11

# 春からのコース開講、2つ

暦の上では立春も過ぎましたが、寒い日が続いています。

とはいえ、冬来たり因幡の白兎春遠からじ。この4月から、また翻訳学校の新学期が始まります。


定番のフェロー・アカデミーでは中級コースと上級コース。そして、昨年から始まったアビリティ・インタービジネス・ソリューションズの講座も開講の予定です。


Fellow_2

リンク:フェロー・アカデミー 実務翻訳コース[中級]IT・マーケティング

― 中級は4月13日(土)開講。毎週土曜日です。

リンク:フェロー・アカデミー 実務翻訳コース[上級]IT・マーケティング

― 上級(ゼミ)は4月9日(火)開講で、隔週火曜日。


Aibs

リンク:AIBS翻訳スクール 東京校

― アビリティは4月17日(水)開講の、隔週水曜日。


フェローのほうは、2018年秋季(この3月で終わります)が、おかげさまで中級・上級ともほぼ定員いっぱいでした。


アビリティのほうは、フェローよりももっと実務よりの授業を展開します。翻訳そのものはもちろん、実務的なハウツーとかツールの使い方も紹介する実践的な内容です。

それぞれ、お楽しみに~。

11:51 午前 翻訳・英語・ことば | | コメント (0)

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2019.02.08

# 山田俊雄・柳瀬尚紀『ことば談義 寐ても寤ても』

タイトルの後半は、「ねても さめても」と読む。

寐る

こちらは「ねる」の変換で出てくるが、

寤る

は出てこないので、ATOKの文字パレットから漢字を探して入力することになる。

以前こちらで取り上げた、柳瀬尚紀の『辞書を読む愉楽』で紹介されていたので、そこからの自然な流れで読んでみた。

山田俊雄は、『新潮国語辞典』、『新潮現代国語辞典』など多くの辞書を編んだ国語学者。父親が、同じく国語学者の大家だった山田孝雄(よしお)だ。

そんな人を相手にした対談なので、柳瀬尚紀のほうも、自分ひとりの著作のときとはかなり違った顔を見せる。帯に、

碩学 v.s. 奇才
日本語の海に遊ぶ愉楽

とあるように、かなり高度な対話が繰り広げられる一冊。自分の無知・無教養・不学浅学を思い知る本とも言う。


山田俊雄による「まえがき」からしてこうだ。

 ことば談義は、往々にして文字の談義に及ぶ。いわゆる常用漢字には、それなりの使命もあり、またそれなりの効用も認めなければならないけれども、その外側に拡がっていた、日本語の過去の広大な眺めを省みることは、人の心にとって、全くの無用であるわけがない。
 先端的な世界に、古典的で確定した世界が隣接して共存することは、尊重すべき、人間的な無用の用とでもいべきであろう。
 この対談の裡には、そんな事が考えられているものと、承知あって読んで頂ければ幸である。


帯の謳い文句にたがわず、全編、日本語の海を縦横に往来しながら、ことば談義・文字談義に興じる二人は、まさに碩学と奇才。

かたや、こちらはそれにはるか及ばぬ無学非才の身。ページをめくるたびに、知らない話、もっと知りたい情報、手も足も出ない考察などなどが次々と飛び出してくる。

これが面白かったので、次は山田俊雄の単独著作、こちらを読みはじめた。

単独著作だけあって、こちらのほうが山田成分が濃厚。太刀打ちできない話がさらに増えてくる。


それでも、こういう本を読んでいると「ことば」に触れている愉しさにじっくり浸ることができる。

最近は「変な日本語」ばかりに接することが多いので、くすんでしまった自分の言語脳が少しずつ浄化される気分。


最後に、『ことば談義 寐ても寤ても』から一節を引いておく。

本はそういうものでもないんだ。やっぱり、自分の身の回りに置いてあって、本の中に埋もれてなくては、好きなときに好きなものが自分の栄養にならないですね。

ますます危険だ。

03:05 午後 | | コメント (0)

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2019.02.07

# 翻訳エージェントと翻訳者をむすぶイベント

紹介が遅くなりましたが、来週2/13(水)にこんなイベントがあります。

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「“i” translate.」は、翻訳に関わる翻訳エージェントと翻訳者の方々を結び付け 翻訳業界全体を盛り上げるためのイベントです。

こういうイベントスペースを使うというのは、翻訳業界としてはほぼ初めてのことかもしれません。かなり斬新な試みです。

それだけに、堅苦しくない雰囲気ですし、値段もカジュアル。翻訳祭のような公式イベントではなかなか翻訳会社とコンタクトできない、という人に特におすすめです。

11:30 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0)

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2019.02.02

# 飯間浩明『ことばハンター』

ポプラ社から出た飯間先生の本。

子ども向けだけど、とてもいい。


「人と話すことが苦手」だった少年が、やがて見坊豪紀の『ことばのくずかご』に出会い、国語辞典編集者になる日を夢見てワードハンティングを始める。そしてある日、三国第六版の編集委員に選ばれて……


読者に語りかける文体で書かれているので、いつも聞いている、あの語りで脳内再生されます。けっして流暢ではなく、でも言葉をひとつひとつ丁寧に選んで口にしているかのような、あの話し方です。

飯間ファンにはおすすめ。

07:50 午後 書籍・雑誌 | | コメント (0)

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2019.02.01

# 『翻訳事典 2019-2020』がすごい!

アルクの『翻訳事典』、最新号が1/31に発売されました。

すでに、FacebookやTwitter、同業者のブログなどでも紹介されており、いろいろと話題になっています。

Amazonでは、「翻訳」カテゴリで1位は当然として、全体でも131位(2/1、2:30am現在)と、大健闘しています。

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アルクの佐藤さんによれば、翻訳事典としても新記録になるのだそうです。


毎年1月に出るムックなので、この時期に話題になるのは恒例なのですが、今年はちょっと様子が違います。

全体にすばらしいコンテンツぞろいの今回、特に話題になっているのが、p.33からの特集記事

「機械翻訳と人間翻訳者

です。

業界全体が機械翻訳(とその後処理としてのポストエディット)一色になろうとしているなか、この特集記事は、その大きなうねりに貴重な疑問を投げかけています。

なかでも、

「ニューラル機械翻訳 翻訳者の目で検証してみよう」(高橋さきの)

「私が考える「翻訳」 機械翻訳+PEと翻訳の違い」(井口耕二)

の2本には、同業者の多くが感動し、歓呼の声をあげています。


今回の「翻訳事典」、なかでもこの機械翻訳特集がこれだけ話題になっているのは、記事のすばらしさもさることながら、そもそも機械翻訳をこういう方向性で取り上げようとしたアルクの、つまりは

編集人の佐藤直樹さん

の方針も大きかったと言えます。

毎年この「翻訳事典」を編集しながら、長年にわたって翻訳業界を真摯な視線で見つめてきた佐藤さん自身が、機械翻訳をめぐる昨今の流れに疑問を感じ、編集者として、出版人として何らかの一石を投じずにはいられなかった---そんな思いが誌面の端々から伝わってくるからこそ、その思いに共感が集まっているのだと感じています。


翻訳者志望の方には、p.45からの特集

「翻訳者志望者への 直言、助言、愛のムチ」

も必読です。実務翻訳は豊田憲子さん、出版翻訳は田内志文さん(これはかなり珍しい!)、そして映像翻訳はJVTAの新楽直樹さんが担当。ありがちな「あなたも翻訳者になろう」的な内容ではなく、今の翻訳業界をしっかり見据えたうえでの、貴重なアドバイスになっています。


そのほかの記事も、掛け値なしに、読み応えたっぷりです。

新潮社「翻訳校閲ゼミ」レポート

私も聴講した回ですが、実によくまとまっています。


辞書をめぐる冒険 レキシコバトル

十人十色が9/8に開催したイベント「辞書をめぐる冒険 Part2」のレポート。私も出てきますが、そんなことより、ほかの登壇者にご注目ください。見坊行徳さん(国語辞典マニア)、和爾桃子さん(出版翻訳者)、関山健治さん(辞書研究者)、大久保克彦さん(言わずと知れたEPWINGジェダイ)、土部隆行さん(インドネシア語翻訳者)

いま思い返しても、よくこれだけ贅沢なメンバーが集まったと思います。簡単ですが、そのときの様子を感じとっていただけるはず。


フリーランスなら知っておきたい税金のこと

昨年、井口富美子さんと庄野彰さんが登壇したJTFセミナーのレポートです。これから個人事業者になろうという人は必読。


翻訳で活きる人 ヒト ひと

いろんな同業者が登場します。フェローで私のクラスも受講したことがあり、私なんかよりずっと活躍していらっしゃる方。いつも元気な女性の同業者も何人か登場します。

字幕翻訳の岡田壮平さんとは、昨年ゆっくりお話しする機会がありましたが、こうして活字になっているのはうれしいかぎり。


特別付録DVD

今回の大きい目玉のひとつは、翻訳事典として初のDVDコンテンツが付いたこと。

「プロ翻訳者の仕事場」では、越前敏弥さんの仕事環境や仕事のしかたをじっくり見ることができます。

「動詞のパワーを全開に!」には、日英翻訳でおなじみの遠田和子さんの講演がそのまま採録されています。

そして、「公開! 辞書ソフトの使い方」は、私がEBWin4の使い方を動画付きで紹介したもの。

……なのですが、ご覧になった方はおわかりのように、画質があまりよくありません。私の手元にはもっと画質のいいファイルがあるんですが、DVD用に変換すると、どうしてもこうなっちゃうんだそうです。

かろうじて画面の字は読めるので、多少なりともお役に立てばいいのですが。


●巻頭マンガ「ススメ! 翻訳ガール」

DVD付録と同じくらい、あるいはそれ以上に新機軸だったのは、この巻頭マンガかもしれませんね^^

まあ、なんというか……。私も驚きましたw


ムックは、書籍と違って基本的に増刷がありません。翻訳事典のバックナンバーは今でも買えますが、ことによると今号は売り切れという事態も考えられます。お買い求めは、ちょっと急いだほうがいいかもしれません。


【2/2 追記】 最高で59位を記録しました! Amazonでは品切れになったようです

190202jiten59


03:34 午前 書籍・雑誌 翻訳・英語・ことば | | コメント (0)

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