# ソフトウェアは、まずメニューを見よう
2/4のレッスンシリーズ「脱・辞書の持ち腐れ」では、EBWin4など辞書ブラウザの基本は説明しませんでした。配布資料には、当日スキップした内容も載せてありますが、ソフトウェアの使い方までは扱っていません。
また、フェロー・アカデミーでもオンライン講座が公開されていますが、やはりEBWin4の使い方には触れていません。
EBWin4に限らないのですが、ソフトウェアをインストールしたら、とにかくいろいろ触ってみることです。よほどのことがなければ壊れませんし、最初だったら、万が一にも壊れてしまったら再インストールすれば済みます。
特に、
メニューをひととおり開いてみる
のが、機能を知るにはいちばんの近道です(リボンインターフェースなら、メニューではなくリボン)。
初めて入ったレストランでも、まずはメニューを見ます。そういう意味で「メニュー」というのはいい用語です。
たとえば、EBWin4をインストールしたのであれば、こんなメニューが並んでいます。
こういうメニュー(あるいはリボン)をひとつずつ開いて、どんな機能が並んでいるか見てみようということです。
Tradosのようにややこしい(かつ不親切な)ソフトウェアだと、出てくる機能名を見ても何のことか分かりませんが、EBWin4くらいなら、だいたい理解できそうです。

だいたいどれも、機能どおりの名前で並んでいます。[Tools]だけは、サブメニューを開いても意味不明でしょうが、こういうのは最初は必要ありません。

[編集]メニューは、どのアプリケーションでも共通点が多く、たいていは「切り取り」「コピー」「貼り付け」「全選択」などのコマンドが並んでいます。固有なのは、[検索一致リストのコピー]と[ユーザ辞書]ですが、名前とかけ離れてはいません。

これは一目瞭然。登録した辞書が並ぶだけです。初期状態では空っぽということになります。

これも初期状態では空っぽですが、辞書のグループが並びます。

一部、英語のコマンドもありますが、最初のうちこういうのは無視します。

検索オプションを切り替えるメニューですね。すぐ下のドロップダウンでも選べます。

これもだいたい、どんなアプリケーションでも似たようなものでしょう。
メニューのほかに、ツールバーも見ておきます。メニューと同じ機能もありますが、ときどき、ツールバーにしかない機能もあったりします。
こうやってひととおりメニューを眺めると、たとえばEBWin4の場合には、
・辞書を追加して……
・必要があればグループを編集して……
・検索オプションをいろいろ切り替えて……
・検索できるのね……
と、ソフトウェアの機能が大まかにイメージできるようになります。
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ということで、最初はたぶん
[ファイル]メニューから[辞書の追加]を選ぶんだろう
と予想できます。選んでみると、
CATALOGというファイルを選べと言われます。
じゃ、CATALOGファイルって何?
ということになったら、ヘルプを見てください。EBWin4のヘルプは、わりと親切なほうです。
これで、EPWING形式の辞書なら「CATALOG」、LogoVista辞書なら「辞書名.idx」を選ぶと分かります。
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とは言え、EBWin4の辞書登録には、ちょっとしたコツがあります。
それを次のエントリで書きます。
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