# JTF翻訳セミナー、異色のトリオが語る通訳と翻訳
2月のレッスンシリーズと3月の関西セミナーについては、すでに告知したとおりです。
リンク:side A: # 「脱・辞書の持ち腐れ」セミナー、東京と大阪で開催
加えて、急な話ですが、2月のJTF翻訳セミナーにも登壇することになりました。
テーマとしては「通訳と翻訳」を取り上げ、顔ぶれがなかなかユニークです。
リンク:JTF翻訳セミナー「翻訳と通訳のあいだ~思考プロセスの狭間を可視化する」
日時:2月8日(木)14:00~
場所:千代田区紀尾井町3-27 剛堂会館ビル1F(明治薬科大学 剛堂会館)
一緒に登壇するのは、会議通訳者でありJACI(日本会議通訳者協会)理事を務める関根マイク氏と、実務翻訳者・ライターの松丸さとみさんです。
関根マイク氏は、かなりズバズバとものを言う強烈なキャラクターで知られています。先日の第27回JTF翻訳祭に登壇し、「翻訳者の営業」について、かなりセンセーショナルなプレゼンテーションを演じてくださいました。
冒頭で帽子屋をdisったw
とも聞いていますが、マイク氏の話は、JTFのイベントではなかなか聞けない内容でした。そもそも、話のノリがふだんのJTFセミナーとはかなり違うので、今回の翻訳セミナーも、いい意味で予想のつかない展開が予想されます。
松丸さとみさんは、2年続けて翻訳祭実行委員を務め、今年は交流パーティーの司会も担当してくれました。BBCニュースの翻訳だけでなく、そのナレーションも担当しているだけあって、聞き惚れてしまうような美声です。
また、出版翻訳を語るセッションにも井口耕二さんとのコンビで登壇し、「聞き役」として名人芸を披露してくださいました。今ではすっかり、
翻訳業界の黒柳徹子
と呼ばれています。その異名はだてではありません。
私としては、10月に続いて同じ年度内で2度目のJTF翻訳セミナー登壇、ということになりました。これも異例のことです。マイクさん、さとみさん、帽子屋---この3人で語るお題は、
通訳と翻訳のはざま
です。
JTFが通訳も扱うようになったことは、まだあまり知られていません。通訳の方は、時間と場所の制約があるという業務の性質上、平日のセミナーには翻訳者ほど気軽に参加できないとも聞いています。そこで、通訳だけを対象にするのではなく、
翻訳者と通訳者の基本的な思考プロセスを比べ、市場に求められる翻訳・通訳の品質に関して議論し、ビジネス面も含めて翻訳者から通訳者(またはその逆)へのキャリアシフト、または兼業の可能性を検討する
ことにしました。
通訳・翻訳を問わず、Translationに携わるどなたにも参考になるはずです。
通訳と翻訳のはざまで繰り広げられるバトルにご期待ください。
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