# EBWin4 4.5.1 --- いろいろ進化してた!
11月から年末・年始は、ほんとに
あっ
という間に過ぎてしまった気がします。その間に、辞書ブラウザEBWin4が大きく進化していました。最新バージョンは、4.5.1です。
リンク:EBWin4
EBシリーズ全体のサイトはこちら。
着実なバージョンアップ、作者のhishida様、いつも本当にありがとうございます。
【速報追記】
4.5.1をインストールしたら起動しなくなったというご報告がありました。
実はウチでも最初はそうでした。ウチの場合、いったんアンインストールしてから再度インストールしたら、起動するようになりました。原因は不明です。なお、アンインストールしても辞書設定などは削除されません(……のはずです)。EBWin4の設定は
C:\Users\<ログインユーザー>\AppData\Roaming\EBWin4
にあるので、心配な場合はこれをバックアップしてからアンインストールしてください。
フォントのサイズや色など、[ファイル]→[設定]にあるオプションはデフォルトに戻ってしまいますが、これは上書きインストールのときでも同じです。
EBWin4のバージョンアップに伴う最近の大きい変化は、こんなところでした。
2017/06/18 v4.4.4
・コマンドライン引数に/M=検索方法 を追加
たしか、テリーさんのリクエストに応えてくださった形でした。
2017/07/28 v4.4.5
・Visual Studio インストーラに変更。
・PCに必須コンポーネント(.Net Framework4, Visual C++2010 ランタイム)がインストールされていない場合、自動的にインストールを行う。
これ、レッスンシリーズのときに、新しいインストーラでインストールできないケースが出て慌てました。
この後しばらく大きい更新はなかったのですが、11月以降、更新ラッシュがあったようです。以下、特に大きい変更点は赤字にしてみました。
2017/11/08 v4.4.6
・ドラッグ&ドロップによる辞書追加
・GIF画像の表示(EBStudio2で作成できるようになったため)
2017/12/02 v4.4.8
・PDIC/Unicodeの長い訳語が表示できない問題を修正
・PDIC,StarDict,MDictでアクセント記号付Latinはアクセント記号無で検索
2017/12/09 v4.4.9
・PDIC,StarDict,MDictでアクセント記号無で検索をオプション化
2017/12/25 v4.5.0
・ALT+←→で戻る・進む
・辞書バーの複数行表示
・本文中のfile://をリンクとして解釈
・辞書個別CSSサポート。CATALOGSの存在するディレクトリに、<辞書ディレクトリ名>.cssを配置する。
ひと目で分かる変化は、v4.5.0で実装された
辞書バーの複数行表示
でしょう。
今までは、ウィンドウ幅に収まらない分は省略表示(残りを見るには右端をクリック)されていたので、常用辞書をすべては並べきれず、私も「英語グループ」、「国語グループ」のようにグループ分けして使っていました。でも、これでいつでも「すべての辞書」の状態で使えます。これはうれしい。
そして、v4.4.6で実装された
ドラッグ&ドロップによる辞書追加
は、今までの辞書ブラウザになかった画期的な機能です。これで、EBWin4導入のハードルが一気に下がるのではないでしょうか。
使い方はいたって簡単です。
EPWING形式の場合はCATALOGファイル、LogoVista辞書の場合は.idx(.IDX)ファイルを、EBWin4の辞書リストウィンドウまでドラッグ・アンド・ドロップするだけ。
LogoVista辞書は、ものによって .idx(.IDX)ファイルが複数あったりします(『研究社大英和』などがそうです)。その場合は、いちばん「それらしいファイル名」を選んでください。
この手軽さはすばらしいですよ。
表示名の変更などは、今までどおり「ファイル」→「辞書の編集」を使うことになりますが、追加だけなら本当に簡単。これなら、今までJamming/Logophileなどを使っていてEBWin4をためらっていた方も、手持ちの辞書データをドラッグ・アンド・ドロップで追加して、EBWin4を気軽に試せるのではないでしょうか。
そのほか、表示履歴をAlt + ← → で前後できるというのも、使い勝手のうえではなかなかありがたい更新です。
◆
ただ、インストールのときに困る人が出てくるかもしれないので、インストールについて補足しておきます。
インストーラをダウンロードして解凍すると、
こういう内容が展開されます。setup.exeを実行すると、まずこんなダイアログが表示されるはずです。
「Visual C++ 2010ランタイム」(プログラムに必要な実行環境です)がインストールされるというメッセージですが、これより新しいランタイムがすでに入っているPCだと、次のようなエラーが出てしまいます。
ここで慌ててはいけません。同梱のREADME.txtを読めば、ちゃんと書いてあります。README、大事ですね~。
「より新しいバージョンのMicrosoft Visual C++ Redistributableがコンピューター上で検出されました」 と表示されてインストールが中断した場合は、EBWin4.msiを実行してください。
インストーラのほかにEBWin4.msi というファイルがあるので、こちらから使えということですね。
ただ、マニュアルには書いてありませんが、ここでさらにつまずくことがあります。というか、私は先ほどトラブりました(v4.4.5までは大丈夫だった。たぶん、後述する設定をどこかで変えていたのかも)。
以下は、マシンによって症状が違うかもしれませんので、Windows 7での例として参考までに。
README.txtに書かれているとおりに、EBWin4.msi をクリックしたら、私のマシン(Windows 7 64bit)では、こんなエラーが出ました。
変な日本語ですが、要するにこのマシンのセキュリティ設定によってインストールが制限されているということ。
これを回避するには、ちょっとシステム設定を変える必要があります。
[スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行...]を選び、gpedit.mscと入力して[OK]をクリックします。
[ローカル グループ ポリシー エディター]という、なにやらコワそうなダイアログが開くので、下のスクリーンショットのような設定を探します。
[コンピューターの構成]→[Windows の設定]→[セキュリティの設定]→[ローカル ポリシー]→[セキュリティ オプション]の、[ユーザー アカウント制御: 管理者承認モードですべての管理者を実行する]です。これが[有効]になっていると思います。
これをダブルクリックするとダイアログが開くので、オプションを[無効]にします。最後に、PCを再起動。
これで、EBWin4.msi を実行できるはずですが、msi 関連のエラーは、ほかにも何パターンかあるようなので、困った方がいらっしゃったら、EBシリーズのサポートをご利用ください。
01:51 午後 翻訳・英語・ことば 辞典・事典 | URL
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コメント
本題からそれるかもしれませんが,DessedとEBWIN4を使い,広辞苑7版のLogovista版をEPWING化しましたが,最近のタイトルと同様に暗号化されているようで,本文が全く表示されませんでしたので,人柱報告としてお知らせします。
もっとも,本文は表示されませんが,検索結果(見出し語)リストは問題なく表示されます。EBWINでは検索結果リストをコピペできますので,工夫次第で面白い使い方ができると思います(これができるだけでも9000円払った甲斐がありました)。
投稿: Sekky | 2018/01/17 12:07:46
Sekkyさん(ご本名も察しはつきますが^^)、コメントありがとうございます。
うれしい情報をありがとうございます。翻訳者の界隈では『広辞苑』がそれほど重用されていないこともあり、世間の騒ぎほどには取り沙汰されていません。私も、しばらくは様子見というところです。
それでも、新しいLVタイトルの見出し語だけでもデータをとれたというのはうれしい情報です。
見出し語だけEPWINGデータ化するというのは、最近もいくつか試みがあり、翻訳界隈では、こんな例がありました。
『英和翻訳基本辞典』のEPWINGデータ
http://baldhatter.txt-nifty.com/misc/2017/05/epwing---a2b3.html
「翻訳訳語辞典」サイトの見出しEPWINGデータ
http://baldhatter.txt-nifty.com/misc/2017/05/epwing-3cd6.html
投稿: baldhatter | 2018/01/17 15:59:53