« 2016年10月 | トップページ | 2016年12月 »

2016.11.30

# 翻訳祭、お礼とおわび

昨日、JTF翻訳祭が大盛況のうちに終わりました。


ご参加くださったみなさん、心よりお礼を申し上げます。


あまりの大盛況だったために、アルカディア市ヶ谷では建物全体も各会場も狭すぎて、人気のセッションでは立ち見が続出。それどころか、あまりに多すぎて、一部のセッションでは、床に座っていただくという事態になってしまいました。運営上の不備について、深くおわびを申し上げます。


コンテンツについては、かなりご満足いただけたようですが、運営、特に会場についてはいろいろと反省点も残る翻訳祭となりました。

1611291_2


それでも、当初からの目的だった「個人翻訳者さんに、ひとりでも多く来てほしい」という目標は達成できたと思います。

昨年と比べると、実に2倍の数の個人翻訳者にご参加いただきました。一方で、翻訳会社からの参加数はほとんど減っていません。

このムーブメントを、来年にも必ずつなげていきたいと思います。


個人的には---

・沖縄在住の翻訳者に数年ぶりに会えたこと

・某ツールの開発者にようやく会えたこと

・定期案件の担当者さんに会えたこと

・かつての職場の同僚に10年ぶりに会えたこと

・フェローの在校生や卒業生もけっこう参加してくれたこと

などなど、うれしいことがたくさんありました。


ご挨拶できなかった方もたくさんいたと思います。なにとぞ、ご容赦ください。

09:32 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

2016.11.27

# 翻訳祭、満員御礼 ~ 参加する方へのTips

おかげさまで、今年の翻訳祭は、事前受付の〆切時点で定員に達し、

当日受付はなし

となりました。

ぎりぎりまで様子を見ながら、当日お申し込みを考えていた方には、たいへん申し訳ございません。m(__)m

ただし、翻訳プラザには無料で入場できます。また、交流パーティーのみ当日料金で受け付けます(申し込みの受付開始は当日13:00以降)。

セッションは聴けなくても、同業者との交流や、翻訳会社への営業など、人脈づくりだけでも足を運ぶ価値はあります。よろしかったら、ご利用ください。

前エントリで書いたように、当日は実行委員のメンバーに、ぜひ気軽に声をおかけください。


初めての人、常連の方、久しぶりの人、いろいろいらっしゃると思いますが、私が思いつく限りのTipsをツイートしたので、それをこちらでもまとめておこうと思います。

Twitterの投稿した内容の拡大版です。前エントリの内容もかぶっています。


名刺について

オンラインで実名を出していない人は、Facebook、Twitter、ブログなどオンラインで使っている名前もかならず、名刺のどこかに出しておきましょう。そうすると、その場で認識してもらえる、あるいは後々まで覚えてもらえる度合いがまるで違ってきます。

裏面に顔写真があるともっといいのですが、似顔絵とか、特徴的なイラストでも記憶に残りやすくなります。

私の名刺も、裏面に顔写真と、今年出た『翻訳のレッスン』の書影が入っています。


服装について

今のところの予報では、29日、東京の最低気温は8度、最高気温は15度。だいたい平年並みですかねー。

【追記】

いま見たら、最低気温が6度、最高気温が13度になってました。ちょっと寒いかも。


ただし、会場、特にセッションの室内はけっこう暑くなることがあるので、脱ぎ着で調節しやすい服装がおすすめです。空調はもちろんありますが、個人差や場所による差もあり、万全には対応できないからです。

翻訳会社の方はスーツですが、フリーランスは、フリーランスならではのカジュアルな格好でどうぞ。

あ、私はもちろん帽子かぶってます。ほかの方よりは見つけやすいと思います。


交通について

会場となるアルカディア市ヶ谷。最寄りはJR市ヶ谷駅、東京メトロ有楽町線または南北線・市ヶ谷駅、都営地下鉄新宿線・市ヶ谷駅のいずれかです。

JR(総武線)ご利用の場合、ホームから地上に出る階段は新宿寄りです。地下鉄の場合は、A1出口またはA4出口が便利。


クロークについて

遠方からいらっしゃる、または遠方にお帰りになる、などで荷物が多い方、アルカディア市ヶ谷の1Fにクロークがあります。ご利用ください。上着も、預けちゃっていいと思います。


受付について

1コマ目のセッションは9:30から。受付の開始は9:00です。1コマ目も人気セッションが並んでいるので、9:00すぐには受付を通れるよう、早めにお越しください。

受付は、お名前の五十音別に並ぶようになっています。掲示してある五十音標識を見てお並びください。

受付に行ったら、お名前をおっしゃっていただき、

・資料の入った封筒

・ストラップの付いた名札

を受け取ることになっています。ストラップ付き名札は、セッション料金をお払いいただいた目印になりますので、必ずぶら下げておいてください。


セッション聴講について

前エントリでも書きました。聴きたいセッションについては

・早めの移動を心がける

第2希望、第3希望くらいまで考えておく

ことをおすすめします。


ランチについて

アルカディア市ヶ谷の中の飲食店はいっぱいになります。周囲の飲食店については、ご参考までに、こちらなど。

また、付近のコーヒー屋さん、ファーストフードとしては、

プロント(アルカディアからJR駅方向)

ドトール(道路をはさんでアルカディアの対面)

カフェ・ド・クリエ(アルカディアからJR駅と反対方向)

ルノアール市ヶ谷駅前店(川を渡らず、JR市ヶ谷駅の東側)

ルノアール市ヶ谷外堀通り店(川を渡って右)

マクドナルド(川を渡ってすぐ)

松屋(プロントの隣)

などがあります。


翻訳プラザについて

1コマ目と2コマ目の間、3コマ目と4コマ目の間の休憩時間は、それぞれ30分です。次のセッションの席取りも大切ですが、せっかくの機会ですので、登壇者と名刺交換したり、翻訳プラザで翻訳会社への挨拶などもぜひ。

翻訳プラザには、翻訳会社が勢ぞろいしています。ちょっと立ち寄って、営業かけてみませんか。

では、11月29日、市ヶ谷でお会いしましょう!

12:33 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

2016.11.23

# 翻訳祭にいらっしゃるみなさんへ

いよいよ、第26回 JTF翻訳祭の当日(11/29)まで1週間を切りました。


初めて翻訳祭に参加なさる方は、戸惑ったり、臆したりすることがあるかもしれません。そんなときは、会場で

Members

この顔を見つけ、気軽にお声をおかけください。登壇前などはバタバタしているかもしれませんが、何かのお役に立てると思います。

以下のメンバーです。

実行委員長、古谷 祐一 Furuya_4


実行委員、井口 耕二
Inokuchi_3


実行委員、斉藤 貴昭(テリー)
Saito_3


実行委員、平野 久美
Hirano_3


実行委員、松丸 さとみ
Matsumaru_3


実行委員、矢能 千秋
Yanou_3


実行委員、高橋(帽子屋)
Takahashi_3


セミナーの合間でも、交流パーティーでも、ご希望があれば、翻訳会社の人に紹介したり、同じ分野の同業者を引き合わせたりできると思います。

そのためにも、当日はぜひ

名刺のご用意

をお忘れなく!


そして、

図々しいくらい積極的に

ふるまうのが、この手のイベントを有意義に活用するコツです。

そのほか、いくつかアドバイスを。初めての方も、そうでない方も……


1. セッション聴講について

どのセッションも、定員を超えると入室制限がかかる場合がありますので、希望セッションの会場には、早めの移動をおすすめします。

できれば、同じ時間帯のセッションで

第2希望、第3希望

まで決めておくといいかもしれません。まったく分野違い、というのでなければ、第1希望でなくとも必ずお役に立つはずです。


2. 服装について

ドレスコードはまったくありません。会社関係だと、男女ともスーツ姿が多いかもしれませんが、フリーランスなら、ふだんどおりのカジュアルな服装でOKです。

人気セッションだと、室内が暑くなって、空調が追いつかない場合があります。気温に合わせて調整しやすい服装がいいかもしれません。

なお、アルカディア市ヶ谷の1階にクロークがありますので、コートや大きいお荷物は、クロークをご利用ください。


3. ランチについて

会場のアルカディア市ヶ谷の中にはレストランが2つありますが、やはり混み合います。会場外の飲食店まで出かけていったほうがいいでしょう。

できれば、同業者どうし(同じ分野とか)で語らって出かけられれば、ランチ時間もいろいろと情報収集の機会になると思います。


4. 交流について

翻訳祭のメインはもちろんセッションですが、翻訳会社やクライアント、同業者に直接会える

交流の場

でもあります。つまり、営業のチャンスということにもなります。

セッションの登壇者、参加している翻訳会社の人(プラザにも勢ぞろいしています)、同業者に、臆することなくどんどん近づいて、つながりを作ってください。


11月29日、市ヶ谷でお会いしましょう!

02:44 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

2016.11.20

# そして、今年も十人十色・前夜祭!

翻訳祭の前日、11/28(月)には、今回で5回目となる

十人十色 前夜祭

も開催します。

1611201_2


本日の時点で、残席わずかですが、まだ申し込みは受付中です。


今年は、大阪から、しんハムさんこと小林晋也さんをお招きし、翻訳者にとっての「翻訳支援ツールの本質」を語っていただきます。

リンク:【告知】翻訳勉強会「十人十色」で翻訳支援ツール超入門

翻訳支援ツールの現状と将来について、肯定か否定かを単純に考えるのではなく、一度原点に戻って正しく考える

ということで、翻訳祭本番のトラック1セッション2「使われないツールの使い方 ― 十人十色のツール論」にそのまま続く内容です。

翻訳支援ツールの導入を迷っている方、そもそも翻訳支援ツールは必要なのかと懐疑的な方、翻訳支援ツールを使った仕事に疑問を持ち始めた方、などに特に聞いていただきたいと思っています。


時間帯がちょっと遅いのですが(18:00~)、しんハムさんのこの話、

東京では今回が最初で最後

です。お聞き逃しなく!


Facebookアカウントをお持ちの方は、こちらのページからどうぞ。

リンク:翻訳勉強会「十人十色」

Facebookアカウントをお持ちでない方は、以下のアドレスでメールにてお申し込みください。


終了後は、もちろん懇親会付き(別途お申し込み)。

文字どおり、前夜からみんなでお祭気分で盛り上がり、そのまま翻訳祭当日になだれ込もうという趣旨です。


翻訳祭への参加に

やや気後れしている方

こそ、前夜祭からいらっしゃいませんか?

11:41 午前 翻訳・英語・ことば | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

# 翻訳祭、いよいよ来週!

これまで何度かお伝えしてきたJTF第26回 翻訳祭、いよいよ来週に迫ってきました。

リンク:JTF 第26回 翻訳祭

Img_01


個人翻訳者向けを中心にコンテンツの充実をめざしてきましたが、その成果か、参加者数はかなりの数になる見込みです。


事前申し込みの〆切は11/22(火)


当日申し込みもできますが、朝の受付も相当の混雑が予想されます。そこで時間をとられると、

聞きたいセッションに入れなくなる

恐れもあります(各セッション、定員があります)。

プログラムをご覧いただければ分かると思いますが、これだけの内容を4つ聞けて7,500円(非会員の場合)というのは格安だと、手前味噌ではなく思います。

また、交流パーティーは別途8,000円かかりますが(非会員の場合)、営業のための経費と考えれば、けっしてムダにはなりません。

交流パーティーには翻訳会社やクライアント企業の方も多数来場します。名刺をたくさん用意して、そういう方々に挨拶まわり。これだけで、あとから仕事につながったという実例は、たくさん耳にしています(私自身も、複数の事例あり)。

気後れするようなら、まずは帽子屋をさがしてください。挨拶したい会社の方につなぎます。

この顔です。

Akira_1507102

当日も、もちろん帽子姿です(この写真とは違う帽子ですが)。


昼も夜(交流パーティー)も、通翻クラスタでおなじみの、あんな人やこんな人が大集合します。これほどの機会はそうそうあるものではない、というくらい、文字どおりの「お祭」になりそうです。

今までこういうイベントに出たことがないという方にこそおすすめします。

11:22 午前 翻訳・英語・ことば | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

2016.11.13

# PASORAMA搭載機種の中古

PASORAMA搭載機種の入手について、ちょっとおもしろい話を聞きました。


ご存じのように、PASORAMA搭載機種のフラッグシップ、DF-X10001は、ときどき中古が出回っていますが、かなりの高値が付いています。

DAYFILERというキーワードで検索すると、こういう高額の商品しか見つかりませんが、実はDAYFILERの名を冠する前にもPASORAMA機能の搭載は始まっていました。

中古を探すとき、"DAYFILER" ではなく "セイコー PASORAMA" などで検索してみてください。そうすると、手頃な価格でPASORAMA搭載の機種が、まだ見つかります。

なかでも、おすすめなのがこれ。

……とか言って書いちゃったら、あっという間になくなりそうですが。


あるいは、これ。

「生協モデル」というのは販売形態が違っていただけで、実際にはSR-G9003です。型番がちょっと違いますが(-NH3)、これはコンテンツが少し増えたバージョンで、基本はSR-G9003と同じ。


私も、この機種持ってます。

リンク:side A: # 電子辞書 SR-G9003 を導入

5年前ですね。詳しくはこちらのブログをご覧ください。

DF-X10001と大きく違うのは、「リーダーズ第3版」が入っていないことと、いくつかの辞書でバージョンが違うこと。

逆に、DF-X10001に載っていない魅力的なコンテンツも入っています。

- 研究社 ルミナス英和辞典2版
- 岩波書店 岩波理化学辞典 第5版
- The Concise Oxford English Dictionary, 11th Ed

CODが載っている電子辞書端末というのは、かなりレアです。

端末そのものも、画面がモノクロ、タッチ操作非対応などと差はありますが、翻訳者には気にならないはず。


PASORAMA搭載端末、まだ入手のチャンスありです。

ただし、中古なので、必ず

状態や付属品を確認

してからご購入ください。


また、Windows 8や10では、PASORAMAがうまく使えない可能性があります。その場合は、ドライバが公開されていますので、試してください。

リンク:ダウンロードサービス|SII電子辞書

07:11 午前 翻訳・英語・ことば, 辞典・事典 | | コメント (2)

はてなブックマークに追加

2016.11.07

# Just Right!、なんだかんだ言って、翻訳者必携ではないか

文句を言ったり、ベンチマークテストを実施してみたりしたが、なんだかんだ言って、Just Right! は翻訳者としてやはり持っているべきアプリケーションじゃないだろうか。


通常版ともなれば、かなりの投資にはなる。

そして、もちろん万能ではない


だが、万能じゃないだけに、逆に言えば

Just Right!でも見つかるようなミス

は確実に防ぐことができる。

Just Right!の実力がどのくらいか、実例を出してみよう。

原文約29,000ワードの英日翻訳で、実際に私が手元で見ることになった訳文のチェック結果だ(内容は一部変えてある)。


まず「誤り」、つまり明らかな誤字・脱字と指摘されたリストの一部。

1611071_3

カタカナ語の誤表記として有名な、「シュミレーション」が連発。ATOKを使っていればもちろん指摘されるし、ATOKアドインの「はてな辞書」には、こう書かれている。

1611072_2

Wordの校正機能でもちゃんと指摘されるレベルだ。


次は「表現の洗練」、つまり明らかな間違いではないが書き換えを検討したほうがいいかも、と指摘される箇所。

1611073_2

何種類かの指摘があるが、ここに表示されているのは、「同一助詞の連続」だ。一部だけだが「の」の連続がかなり多いのがわかる。極端な箇所になると、こうだ。

~機能のレベルのためのアプリケーション開発の増大のために~

どんな種類の文章だろうと、「の」の5連発は通用しないだろう。


最後は、「表記ゆれ」

1611074

カタカナの長音、漢字/ひらがな、送りがななど、かなりの「ゆれ」があった。Wordの校正機能でも、表記ゆれはある程度チェックできるが、ここまで優秀ではない。


こういう訳文を納品してしまうリスクと、42,000円という投資額をてんびんにかけてみたら、結論は明らかだと思う。


02:06 午後 翻訳・英語・ことば, パソコン・インターネット | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

2016.11.06

# Just Right!のベンチマークテスト

とは言え、がっかりしているだけではもったいないので、新バージョン「Just Right!6」の実力を試してみることにしました。

実は、自分でもまったく忘れていたのですが、過去にこんな記事を書いていたのでした。

禿頭帽子屋の独語妄言 side A: # 重ね言葉 - goo 対 Just Right!3


「馬から落馬する」のような、いわゆる重言に関するgooの記事をもとに、当時使っていたJust Right!3の機能を試していたのですね。ほぼ10年前の記事です。

ベンチマークテストにちょうどいい材料になりそうです。本当は、この間のバージョン4、5でも、これをやっていれば、いい記録になったんでしたね...。今さらなので、同じベンチマークテストを最新版「Just Right!6」でやってみました。


gooの記事では、「○○ごとに」のような空文字になっている部分があるので、そこには適当に数字などを入れ、こんなデータを作りました。


一番最初
一番最後
最後の切り札
ダントツの1位
過半数を超える
被害を被る
不快感を感じる
思いがけないハプニング
返事を返す
射程距離
元旦の朝
過信しすぎる
挙式を挙げる
存亡の危機
お体御自愛下さい
大体1km程度
あらかじめ予定する
収入が入った
満10周年
すべて一任する
はっきりと断言する
捺印を押す
頭をうなだれる
最もベスト
各100枚ごとに
毎100枚ごとに
炎天下の下
秘密裏のうちに
日本に来日する
馬から落馬する
加工を加える
行動を行う
慎重に熟慮


ぜんぶで33項目になります。これをJust Right!6にチェックさせてみたところ、以下の項目が指摘されました。

×が完全な誤り、△が「表現の洗練」と指摘されたものです。

一番最初 △
一番最後 △
過半数を超える ×
被害を被る ×
不快感を感じる △
思いがけないハプニング △
元旦の朝 △
挙式を挙げる △
存亡の危機 ×
大体1km程度 △
あらかじめ予定する △
はっきりと断言する △
捺印を押す △
最もベスト △
各100枚ごとに △
毎100枚ごとに △
秘密裏のうちに △
日本に来日する △
馬から落馬する △
加工を加える △
行動を行う △
慎重に熟慮 △

ぜんぶで22項目。2008年、Just Right!3のときのテストでは14項目しか指摘されず、しかも「元旦の朝」も指摘されていなかったようなので、そこから比べると、だいぶ進歩したと言えそうです。

goo記事のリストにあって、Just Right!6で指摘されなかったのは、

最後の切り札
ダントツの1位
返事を返す
射程距離
過信しすぎる
お体御自愛下さい
収入が入った
満10周年
すべて一任する
頭をうなだれる
炎天下の下

の11項目。これらは、どうなんでしょうね。


01:26 午後 パソコン・インターネット | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

# Just Right!6を購入したんだが……

ジャストシステムさんからメールが届いて、

4年ぶりのアップデート

だというので、さっそく購入しましたよ。Just Right!6

バージョンアップ版、かつユーザー特典を使いましたが、それでも25,000円弱。けっして安くない買いものです(通常で買うと42,000円くらい)。


実際に動かしてみても、旧バージョンとの違いはよくわかりません。こういうときは、ヘルプで「What's New(新機能紹介)」のページを見てみるのが定石。


ところが……


新旧のヘルプを比べてみて、ビックリしました。

【Just Right!5のヘルプより】

Just Right!5では、画面が一新され、校正結果をよりわかりやすく確認できるようになりました。

また、複数のファイルを開いて、まとめて文章の校正ができるようになりました。

Just Right!5では、スペルチェック用辞書(標準辞書)に新しい商品名や商標が新規登録されました。導入直後でも不要な指摘の発生を抑えることができます。


【Just Right!6のヘルプより】

Just Right!6では、画面が一新され、校正結果をよりわかりやすく確認できるようになりました。

また、複数のファイルを開いて、まとめて文章の校正ができるようになりました。

Just Right!6では、スペルチェック用辞書(標準辞書)に新しい商品名や商標が新規登録されました。導入直後でも不要な指摘の発生を抑えることができます。


バージョン番号を変えただけ?

こうなったら、「特長と新機能」ページを差分比較してみましょう。

差分比較結果:FileComparisonReport.html」
(別タブ/ウィンドウで開きます。右クリックでダウンロードも可)

ちなみに、このレポートはAraxis Mergeという有料の差分比較アプリケーションを使ったものです。


Just Right!のバージョンなど、

数字しか変わっていない

ことが一目瞭然。これでは、まったく What's New として機能していません。


さすがに呆れたので、さっそくサポート宛てにメールを送り、

■ヘルプの内容、特に「特長と新機能」ページをきちんと更新すること

■製品紹介のサイトでも、アップグレード内容をきちんと示すこと

この2点を要求しました。


これで、ちゃんと対応してくれればいいのですが、そうでないと、長年ファンを応援してきたジャストシステムさんについて、ちょっと考えなおさなければならないかも。

01:03 午後 パソコン・インターネット | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

2016.11.05

# 「日本翻訳ジャーナル」11/12月号

日本翻訳連盟(JTF)が発行する「日本翻訳ジャーナル」の11/12月号(通算286号)が発行されました。

リンク:JTFジャーナルWeb

Hj_2016_4

巻頭特集では、ISOの動向がかなり詳しく紹介されています。私も読まなきゃ^^


私の連載「帽子屋の辞典十夜」は、第4回「COBUILD~コーパスから生まれた学習英英」です。


いつもどおり、無料でお読みいただけますので、ぜひお読みください。

11:42 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

2016.11.04

# ツールの便利さとは

ときどき、

○○(ツールの名前)って、有益ですか?

という質問をいただくことがある。「○○」にはいろんなものが入るから、ひっくるめたら「ときどき」どころではなく、かなりの頻度かもしれない。曰く、

Wordマクロって、有益ですか?

秀丸エディタって、有益ですか?

SimplyTermsって、有益ですか?

Just Right!って、有益ですか?

Tradosって、有益ですか?


想像に難くないと思うが、これはかなり答えにくい部類の質問だ。「誰にとって」すらないが、そこは「質問者にとって」ということと考えて補ってみる。

○○(ツールの名前)って、私にとって有益ですか?


ここで、「私」に当たる質問者がどんな仕事をしているのか詳しくわかっていれば、まあ少しは答えられるかもしれない。

が、質問者が、どんな分野の翻訳をしていて、どんなスタイルで仕事をしているのか、ITスキルはどのくらいなのか、などなどがわかっていなければ、とうてい答えようがない質問だ。


どういうことをするうえで、「有益」さを求めているのか。

どんな種類の「有益」さなのか。

どうなったら「有益」と言えるのか。

「有益」になったとして、そこに何を見いだしたいのか。

そういうことをきちんと考えないで使ったら、どんなツールも「有益」にはならない。


言い方を変えてみよう。


どんなことに不便を感じているのか。

どういう形で解決したいのか。

解決して、何を得たいのか。


そういったことを考えて、その答えに適したツールを探さなければ、何の意味もない。


業界でデファクトだから使わなきゃいけない、そんなツールは(あまり)ない。

評判がいいから自分にも役に立つ、そんな保証はない。

万人にとって有益、そんなツールも(たぶんあまり)ない。


まず、今の自分の環境をきちんと把握して、自分がやりたいことを考える。

そうすると、足りない点が見えてくる。

足りない点を埋めるには、どんなツールがあるかリサーチする。


「有益ですか?」

と聞くのは、少なくともそれからじゃないだろうか。

11:53 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

2016.11.03

# 現在の作業環境 - 2016/11/3現在

名古屋の勉強会で、私の辞書環境について質問をいただいたので、ホワイトボードに簡単な絵を描き、デュアルディスプレイ環境のことも含めて説明しました。

ちょうどいいので、最近のPC構成と、そこで主に使っているアプリケーションについて記録しておきます。


ちなみに、同じことを4年前の6月にやっています。このときも、直前に開催した翻訳フォーラムでデュアルディスプレイ環境の話が出た、その流れでした。

参照リンク:

禿頭帽子屋の独語妄言 side A: # 現在の作業環境 - 2012/6/15現在

禿頭帽子屋の独語妄言 side A: # 現在の作業環境 - 2台のマシンの ソフトウェア

禿頭帽子屋の独語妄言 side A: # 変則デュアルディスプレイの使い分け

この頃とは、メインマシンが交代し、アプリケーションの使い方もいろいろ変わっています。


まず、私のPC机を写真で撮ったところ。

1611031

見かけ上、4年前と変わっているのは、手前にiPad Air2があることくらいでしょう。アプリ辞書がすっかり増えたためです。


見かけはふつうのデュアルディスプレイですが、Input Directorというソフトウェアを使った変則ディスプレイ。これも4年前と変わりません。配線は少し変わりました。

1611038

メインPCから左右に2画面を出力し、サブPCから右に1画面を出力しているので、いわば変則的なトリプル構成です。

以下の説明では、便宜的に「メインの左」とか「メインの右」のように書いています。


それぞれ、どんな画面になっているか、スクリーンショットでご紹介します。
(文字がつぶれないように、元画像は大きいサイズのままです)

1611032

まず、これがメインPCから出力されている左画面。翻訳作業をする基本ページです。Wordか秀丸エディタ、またはTrados Studioと、Jammingが中心。


いちばん翻訳に集中しているときは、これにメインPCの右画面が加わります。

1611034


上のスクリーンショット2つが、私の「ふだん使っている辞書環境」という答えになります。

左画面にJamming。右画面が、LogophileとEBWin4、デジタル類語辞典。ときどきLogoVistaです。

これ以外にも、必要に応じて独立アプリケーションの辞書が立ち上がります。

メインPCの左画面は、裏側でブラウザ(Chrome、ときどきFirefox)とか、Evernoteも使っています。

1611036


あるいは、FileVisor7(ファイラー)とか、Twitterクライアントも。Twitterクライアントは、状況しだいで左右の画面間を移動します。

1611035


カレンダーとか秀丸メールも起動しています。

1611037


左右の画面で辞書をたくさん開く必要がないとき、右のディスプレイはサブPCの画面になっています。

1611033

主な用途は、iTunesとメーラー(Becky)。

上のスクリーンショットで、秀丸メールも起動してますね。実は、メインPCで秀丸メール、サブPCでBeckyと、メーラーは二重に使っています。以前、Beckyが機嫌を損ねて苦労したことがあるので、最近そうしています。

最後に、メインPCとサブPCで使っているアプリケーションも挙げておきます。

メインPC(Windows 7 SP1、Core i7-4770、32GB RAM)

FileVisor7
秀丸ファイラーClassic
秀丸メール
Chrome
Firefox
Jamming
秀丸エディタ
MS Office
SDL Trados 2007
SDL Trados Studio 2014 …… 以上、主に左画面で

Logophile
EBWin4
LogoVista
デジタル類語辞典
Chromeの別画面
Araxis Merge(差分比較)…… 以上、主に右画面で


サブPC(Windows 7 SP1、Core i5-2320、8GB RAM)

FileVisor4
Becky
iTunes
Firefox …… 以上、右画面


今のところ、この変則トリプルで間に合っているので、当面はトリプル(以上)にする予定はありません(PCデスクの関係で、これ以上は増やせないし)。


あ、そうだ。名古屋では、PCとiPadの連携をお見せできませんでしたね。これ、そのうち動画とかでご紹介できれば、と思います。

09:45 午前 翻訳・英語・ことば, パソコン・インターネット | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

2016.11.02

# 名古屋翻訳者勉強会、辞書セミナーのご報告

10月30日(日)、名古屋翻訳者勉強会にお邪魔して、ほぼ丸4時間、辞書についてお話ししてきました。


会場は、ウイルあいち(愛知県女性総合センター)。

行ったことあるような気もしましたが、2013年のIJET-25プレイベントで使ったのは、名古屋駅前の「ウィンクあいち」でした。紛らわしい^^

1610301


今回は、基礎編2時間と発展編2時間の計4時間。

今まででいちばんたっぷり時間をかけられただけあって、辞書の種類からそろえ方、辞書ブラウザの引き方、辞書の読み方まで、お伝えしたいことはほとんどお伝えできた気がします。

【11/3追記】

名古屋翻訳者勉強会さんのサイトにも、勉強会の報告記事が載りました。

リンク:第6回勉強会「辞書を使いこなそう」開催報告

大筋は、今までの辞書セミナーとおおむね同じですが、たとえばおすすめの辞書を紹介するページには、

1610302

こんな風に値段まで入れて、これから買いそろえる人の参考になりそうな資料にしてみました。


ほかにも、

1610303

こういうリストを改めて作ってみたり、

1610304

DF-X10001に収録されているコンテンツを、今後どの形式で確保できるかというリストも作ってみました。

事前アンケートを実施したところ、現在DAYFILERを使っている、使えなくなったときにどうすればいいか、という質問をたくさんいただいたためです。


このように、今回は今まででいちばん資料も豊富、というセミナーになりました。


終了後、名古屋翻訳者勉強会の代表の方から、こんなコメントをいただきました(ご了承をいただいて掲載しています)。

・凡例の理解(=辞書の読み方)が甘かったことに気づけました。単語の難易度(S1やW1など)や副詞の位置を辞書で確認できることを初めて知りました。

・「辞書はお金で買える実力」の意味が分かりました。より良い訳文にするためにどこまで辞書を活用できるかというのがポイントで、持っているだけではダメだけど、うまく使えば訳文は確実に良くなると思いました。

・辞書環境の整備の仕方については、疑問に思っていたことを一通り理解できました。費用を合わせて知ることができて、今後どうやって揃えていくか計画が立てやすくなりました。


名古屋翻訳者勉強会にお邪魔することになった経緯は、以前こちらに書きました。


どの土地に行っても、翻訳者のみなさんは、とても熱心です。

その情熱を受け取るのがうれしくて、日本全国あちこちに出かけている。そんなことを、今回あらためて感じました。


名古屋翻訳者勉強会のみなさん、ご参加くださったみなさん、このたびは本当にありがとうございました!

11:22 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0)

はてなブックマークに追加

2016.11.01

# Jammingの「入力文字種の変換オプション」に注意

お伝えしていたように、名古屋翻訳者勉強会で辞書の話をしてきました。その様子については、また改めてご報告しますが、なんとか、お伝えしたいことを伝えられたように思います。


さて、最近の辞書セミナーで、Jammingの機能にはあまり触れません。すでに入手できなくなっているからです。が、名古屋では、私がふだんどんな辞書環境を使っているか、という質問をいただいたので、

「実は、JammingもLogophileと並んでメインで使っています」

とお答えしました。


そのJammingで、日本語を検索するときのオプションに、私としては新しい発見がありました。

[オプション]メニューの上のほうにある機能です。


結論から先に書きます。

[オプション]メニューの上のほうに、こんなコマンドが並んでいます。

1611011


このうち、[欧→英]はデフォルトでもオンのようなので、そのままでかまいませんが、その下の「かな」と「カナ」のオプションです。これは

[かな・カナ]

にしておいたほうがよさそうです。


Jammingのユーザーズガイドには、こう書かれています。

1611012

これを見ると、
 カナ→かな
 かな→カナ
 かな・カナ
をそれぞれオン/オフできるようにも読めますが、実際にはexclusiveで、いずれか1つがオンになります。

[かな・カナ]

にすると、時間がかかると書かれていますが、私の環境ではそれほどでもありませんでした。

さて、このオプションに改めて気付いた顛末です。


今週のニュース翻訳案件に、bumpという単語が出てきました。調べていたら、

研究社大英和
RHD2
リーダーズ2
リーダーズ3

で、こんな語義が目にとまりました。

bump 2
n 《響きわたる》サンカノゴイの鳴き声.
vi 〈サンカノゴイが〉鳴く.

仕事に出てきたのは1のほうの語義なので、これは関係いのですが、「サンカノゴイ」という文字列が、なんとも気になりました。もしかしたら、ゴイサギ(五位鷺)の仲間かなぁと思ってググってみたら、案の定、サギの一種だそうで。

リンク:サンカノゴイ(Wikipedia)

なんで、そんなspecificな鳴き声が単語になってるんだ、と思いましたが、ゴイサギというのは鳴き声がけっこう特殊らしいので、そのせいかもしれません。


さて、ここからが辞書の話です。

この「サンカノゴイ」の話をFacebookに投稿しようと思いましたが、納品が終わって何時間かしたら、もう元の英単語をすっかり忘れていました。

さて、手元の辞書で、どうやって引けばいいでしょう。

「サンカノゴイ」からの逆引きかと思いましたが、LogophileとEBWin4では、「前方一致」だけでも、RHD2、リーダーズ2、リーダーズ3では bump 2 がヒットしました。

一方、Jammingだと、「前方一致」でも「一網打尽」でもヒットしません。


そこで、ふと気づいたのが、上述のオプションだったというわけです。

デフォルトがどれなのかわかりませんが、私のJammingは[カナ→かな]になっていたのでヒットしなかったようです。これを[かな→カナ]に変えるだけでもヒットしましたが、どうせなので、[かな・カナ]で使ってみることにします。


08:15 午後 翻訳・英語・ことば, 辞典・事典 | | コメント (0)

はてなブックマークに追加