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2016.10.26

# 翻訳祭に関係するアンケート3件

すでにご案内しているように、今年のJTF翻訳祭(第26回)、申し込みが始まっています。

Festival2016__1


ちょうど、井口耕二さんも、ブログで熱く紹介してくださったところです。

リンク:JTF翻訳祭2016: Buckeye the Translator


ぜひ、ひとりでも多くの個人翻訳者にご参加いただき、来年(以降)に続けていきたいと思っています。


さて、その翻訳祭ですが、内容を充実させるために、いくつかのセッションでは

事前アンケート

が始まっています。

こちらにも載せておきますので、パンフレットとあわせてご覧ください。

リンク:翻訳祭公式パンフレット


●トラック3 セッション4
パネルディスカッション「翻訳者に聞きたいこと、翻訳会社に言いたいこと」 → アンケートはこちら


●トラック4 セッション2
「誰も教えてくれない翻訳チェック」 → アンケートはこちら


●トラック4 セッション4
「BBCエディターに聞く報道の現場と翻訳通訳」 → アンケートはこちら

以下は、独り言です。


お祭とかイベントって、参加するだけでもおもしろいですよね。

翻訳業界で大きいイベントは、この翻訳祭と、あとは日本翻訳者協会(JAT)のIJETがあります。

いちど参加するだけで、翻訳者としての視野がぐっと広がります。今まで自分が見てきた世界、知っていた常識が、大きく変わるはずです。

今年のJTF翻訳祭は、そういうきっかけとして絶好の機会になると考えています。


一方、イベントは運営する側に回ってみると、さらに楽しくなるものでもあります(これは、性格とか趣味にもよりますが...)。

アンケートにお答えいただけると、そういう運営側の楽しみを、ちょこっとだけ知っていただける、そんな気がします。当該のセッションを聴く聴かないにかかわらず、3つとも、ぜひアンケートにご協力ください。

第26回翻訳祭

2016年11月29日(火曜日) 9:30~

アルカディア市ヶ谷(私学会館)にて

05:09 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0)

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2016.10.25

# 生存10年

本日10月25日で、生存10年目となりました。

このブログを、比較的最近になってからお読みいただいている方はご存じないかもしれませんが、10年前の2006年、左腎臓にかなり進んだガンが見つかり、ちょうど10月25日に全摘出の手術を受けました。

そのときの経過は、5年前のブログ記事に書いておきました。

禿頭帽子屋の独語妄言 side A: # 生存 5 年が経ちました


その手術日から、今日がちょうど10年目。


こうして、無事にブログ記事など書いていられることに、心から感謝したいと思います。

04:10 午前 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0)

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2016.10.09

# JTF翻訳祭、申し込み始まりました! ボランティアも募集中

すでに何度かお伝えしている第26回の翻訳祭、申し込みが始まっています。

リンク:第26回JTF翻訳祭


申し込みページはこちらです。

リンク:JTF翻訳祭参加申し込みフォーム

おかげさまで、発表になったプログラム内容があちこちで好評です。

〆切(11/22)ぎりぎりになると、今年はひょっとすると満員でキャンセル待ちという事態も考えられます。参加をお考えの方は、お早めにお申し込みください。

また、

ボランティアの募集

も始まっています。

リンク:第26回 JTF 翻訳祭ボランティア募集のお知らせ
(PDFファイルが開きます)


ボランティアの方には、2コマだけお仕事をしていただき、あとは好きなセッションをご覧いただけます。担当するコマは、ある程度ご希望に添いますが、必ずしも希望が通るわけではありません。

そのかわり、2コマ分の時間お仕事するだけで、セッションまる1日分の

参加費が無料

になります。
(懇親会は有料)


業務内容は以下のとおり。

受付
午前、午後、夜間のいずれかの時間帯です。

セッション司会進⾏
セッションが成功するかどうかは、司会進行にも大きくかかっています。得意な方はぜひ!
午前2コマか、午後2コマを選べます。

会場アシスタント
会場で、資料配布、空調管理、マイク運びなどを担当します。
午前2コマか、午後2コマを選べます。

書記
とても大切なお仕事です。
時間帯を問わず、得意な分野のコマを選べます(その後、調整はありますが)。
また、参加費無料のほか、JTFジャーナル規定の薄謝(クーポン券)も進呈。

写真撮影
ご自分のカメラ持ち込みになります。
午前、午後、夜間(懇親会)のいずれかの時間帯を担当します。

事務局作業
詳しくは、上記の申し込みページをご覧ください。


翻訳祭のボランティアは、単に参加費無料などの特典があるだけでなく、翻訳業界最大のイベントの運営に関与できるという意味もあります。

セッションの講師と交流できる、参加団体の様子を知ることができるなど、翻訳・通訳業界の様子をうかがい見るには、格好のチャンスです。

翻訳者はもちろんのこと、翻訳学習中の方も、ぜひ翻訳祭ボランティアを体験してみてください!

01:36 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0)

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2016.10.03

# 訳出のバリエーションと「EDICT2」

アルクさんの通訳・翻訳ポータルサイト「翻訳・通訳のトビラ」に、今春開催した翻訳フォーラム・シンポジウムの特集記事が掲載されていることは、すでにお伝えしました。以前は一部でしたが、記事がすべてそろいました。

リンク:「翻訳フォーラムシンポジウム2016」レポート|翻訳・通訳のトビラ|アルク

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最後に追加されたのが、「翻訳フォーラム・ワークショップ「めだかの学校」発表会」という記事です。

シンポジウム当日は、この発表内容が特に好評だったようで、このワークショップで取り上げた内容を聞いてみたいという要望が多く寄せられました。そこから生まれたのが、前エントリーでも紹介した「翻訳フォーラム・レッスンシリーズ」です。


今回は、この記事のうち「2. 訳例カード班」というセクションにご注目ください。形容詞mostをどんな風に訳せるか、そのパターンをいろいろと分析するという内容です。

同じ原語でもいろいろ訳し方を変えてみるというのは、翻訳者なら日常的にやっているはずです。が、それを「訳例カード」---辞書作りの現場を簡単に再現したイメージです---という形で実際にやってみると、驚くほどの再発見があります(訳例カードを使うレッスン・シリーズについては、決まり次第ご案内します)。


そこまでいかなくても、「意図的に訳出のパターンを変えてみる、手持ちの表現力を増やす」ということを意識していなかった人は、そこを意識してみることをおすすめします。

たとえば、at least という熟語を相手にしたとき、「少なくとも、最低でも」くらいの手持ちしかないと、前から修飾するパターンでしか訳文を作れません。前後のつながりによっては、使いにくいこともあるでしょう。

こんなときは、「うんのさんの辞書」に頼るのもひとつの方法です。うんのさんでも、版が変わると訳語が増えています。


少なくとも, 最低で, せめて, とにかく, いずれにせよ 【うんの 第3版】

少なくとも, 最低でも, せめて; とかく, とにかく, ともかく, いずれにせよ, いずれにしても 【うんの 第5版】


これだけ訳語候補が挙がっていますが、それでもすべて

「前から修飾」のパターン

しかないことにお気づきでしょうか。


辞書によっては、用例を見ていけば、「~以上」という訳し方は見つかるかもしれません。


こんなとき、なかなかやるなぁという辞書があります。しかも無料。以前もご紹介した、EDICT2です(参考過去記事:# EDICTとE-DIC:ときどきおもしろい辞書たち)。

EPWINGデータを以下のページからダウンロードできます。

リンク:EDICT2 (EPWING)の詳細情報 : Vector ソフトを探す!


このEDICT2でat leastを引いてみると、

~くらい、ぐらい
~だけは

という形式名詞を後ろに付ける"訳し方"も見つかります。


probablyを引いたときも、なかなかおもしろい訳し方が見つかりました。

~であろう
~まい probably isn't (doesn't, won't, etc.)
蓋し

海外の学者が作っただけあって、逆にふつうの英和辞典編集では採用できない形がいろいろと収録されているようです。

probablyの項に、「む」と出てくるのは、なかなか高度です。

(aux-v) (4) (after a -nai stem) probably

「ない」の語幹に続く助動詞、ということですね。「なから-む」という古語のことでしたw

01:33 午後 翻訳・英語・ことば, 辞典・事典 | | コメント (0)

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