# 「博多で翻訳勉強会」、盛り上がりました!
お伝えしていたとおり、福岡翻訳勉強会が主催する第1回の大型イベント「博多で翻訳勉強会」に参加してきました。
リンク:福岡翻訳勉強会
以前ご紹介したときには、3人の講師の紹介が順不同でしたが、当日は以下の順序でのご登壇でした。
・小林晋也さん「翻訳支援ツール超入門 ~ その是非を考える」
・テリー斉藤さん「翻訳チェック、そしてWildLight」
・深井裕美子さん「辞書とコーパス」
いずれも、翻訳において重要なテーマには違いありませんが、一見するとそれぞれはあくまでも独立したトピックであって、関連性はないように見えます。
おそらく、主催者側も参加者も、最初はそのように考えていたはずです。
が、実際に2時間の話が3つ終わってみると、3人の話が見事に有機的に連動し、参加者からは
「交響曲を聴いているみたいだった」
という感想が出るほどでした。
私が過去に見聞した勉強会、セミナーのなかでも特に参加者の満足度が高い結果に終わったのではないでしょうか。
初めての大イベントがこれほどの大成功に終わったのは、講師3人の充実したコンテンツと巧みな話術によるところが大きいのは言うまでもありませんが、福岡翻訳勉強会の代表3人の周到な準備とていねいな応対も、実に見事でした。そして、その準備スタッフを影で、そして遠方から支えたKさんの力も大きかった。
講師のひとり、しんハムさん(小林晋也さん)によると、
「天の時」、「地の利」、「人の和」が揃った勉強会
だったということになります。
講師のお三方、そして準備に奔走した福岡勉強会のみなさん、Kさん、お疲れさまでした。そして、大成功おめでとうございます!
登壇者や参加者のブログ記事がすでにあがっているので、そちらもご覧ください。
リンク:TRA Café:【開催報告】福岡翻訳勉強会(9/24)
登壇者のひとり、しんハムさんのブログです。
リンク:【報告】福岡翻訳勉強会、無事に終了
同じくテリーさんのブログ。
リンク:第1回 福岡翻訳勉強会は大好評!
参加者のブログ。
リンク:博多で翻訳勉強会と懇親会
参加者のブログ。続くエントリーには、各セッションの詳細もあります。
リンク:「博多で翻訳勉強会」に参加しました
参加した猫先生のブログ。
【9/30追記】
リンク:福岡翻訳勉強会がらみのツイートを集めてみた - Togetterまとめ
あきーらさんによるまとめ。私が当日やった実況ツイートなどがはいってます。
リンク:福岡翻訳勉強会関連ツイート(関係者視点によるw) - Togetterまとめ
テリーさんによるまとめ。当日の様子のほか、話の発端から実施が決まるまでの顛末も読めます。
■
さて、ここからは裏話ですw
私の知っている限り、講師3人は、今回のセミナーまでこういう状況でした。
・しんハムさんは、深井さんの話もテリーさんの話も聞いたことがあった = ○○
・テリーさんは、深井さんの話を聞いたことがあり、しんハムさんの話は聞いたことがなかった = ○×
・深井さんは、しんハムさんの話も、テリーさんの話も聞いたことがなかった = ××
さて当日。
午前中のしんハムさんの話が終わった段階で、深井さんがとても興奮しながら寄ってきて、「おもしろい、おもしろい。今の話の流れで、スライドを1枚追加する」とおっしゃる。
そのときは知らなかったのですが、午後最初のテリーさんも、実はしんハムさんの話を受けてスライドを一部調整していました。
つまり、2番手のテリーさん、3番手の深井さんはどちらも、初めて聞いた話から、全員の話に共通する大テーマをすぐさま読み取って、自分のコンテンツの軌道を一部修正したということになります。
そういう柔軟性があって初めて、あの「交響曲」が完成したというわけです。
3つの話に共通する大テーマとは、
いかにして、ちゃんと翻訳するか
ということに尽きるわけで、まあ言ってみれば当たり前のことなのですが、その当たり前を実践することがいかに難しいか、私たちはみんな知っています。
だからこそ、どんなセミナーであっても、根底にその当たり前のことをしっかり置いて話をしたいし、話を聞くべきだと考えるわけです。
私自身も、実は3人の話は基本的にすべて知ってはいましたが、3人のあうんの呼吸には脱帽しました(帽子屋が脱帽するという、いつものネタではなくw)。
これからもめざしたい、セミナーの理想形を見た気がしました。
懇親会は、もつ鍋屋さん。盛り上がってしまったので、肝心のもつ鍋の写真は撮り忘れましたが、本場のもつ鍋は美味かった!
ホテルに帰宅して、ちょっとしてから中州の屋台ものぞいたのですが、懇親会でお腹がいっぱいでした(翌日にリベンジした)。
実は、九州上陸は初めてだったので、25日、26日は観光もしました。その話はまたいずれ書く予定ですが……。
こんなとこにも行ってきました。
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