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2015.11.19

# 『日本語大シソーラス』と「シソ改」の事例比較

以前、大修館の『日本語大シソーラス』と、そのデータを大久保克彦さんが加工してくださった『シソ改』の話をかきました(参照リンク:# 日本語の類語辞典 ― 『日本語大シソーラス』と「シソ改」)。


そのときも例は出したのですか、何が違うのかよくわからなかったかもしれません。
もう少しわかりやすい例があったので、改めて紹介しておこうと思います。


なお、大久保さんの解説サイトでは、「前方一致」または「条件検索」が使われていますが、語句によってはそれではヒットしないことがあります。やはり「自動検索」がいいのだろうと思います。


「かなり」を引いた例

こちらが本家『日本語大シソーラス』

1511191

こちらが『シソ改』

1511192

本家では、「然るべき・~に足る」から「随分」まで4つの概念分類が並び、その先に進むと詳しい画面が現れます。

『シソ改』では、「然(しか)るべき・~」と「随分[程度[質的・意力]]という2つの概念分類のあとに直接、類語が並んでいます。概念分類(青字)をクリックすれば、本家と同じように詳細画面に進みます。ただし、本家にあった「凡そ」と「一通り」という概念分類はなくなっています。

この例だと、どちらがいいと一概には言えない感じですが、シソ改のほうが一覧性に優れている、ひとまずざっと見たいときにはいい、というところでしょうか。


「そこそこ」を引いた例

こちらが『日本語大シソーラス』
(引いた直後ではなく、「そこそこ」)を選んだ状態

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こちらが『シソ改』

1511194

本家では、「縁が薄い・縁がない」から「温情主義」まで、概念分類の数がだいぶ多く、これをすべて見ていくのは、そこそこ大変そうです。

これが『シソ改』となると、概念分類ごとにすでに類語が並んでいるため、いろいろな類語が一目瞭然。さきほどの例よりずっと、一覧性が高いことのメリットが感じられます。

『日本語大シソーラス』のデータ変換は、慣れていればさほど難しくないのですが、もし不明な点などあれば、翻訳フォーラムのメーリングリストで質問するか、こちらにコメントをいただいてもOKです。

07:06 午前 翻訳・英語・ことば, 辞典・事典 |

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