# 1か月も更新してなかったので
ああーっとーーー(ベイマックス風に)。
うかうかしていたら、まったく更新なしに1か月経ってしまいました。
最近はFacebookやTwitterもあるから、ブログの更新が止まっても心配されないとは思いますが、この1か月は公私ともの理由でバタバタしてました。
最大の理由は、前回の更新日4/27の翌日に、四国の義父が亡くなったことでした。詳しいことは省略しますが、ウチはこれまで父母・義父母が4人とも健在だったので、儀式関係やら手続き関係やら、てんてこまいの日々。四十九日が過ぎたらちょっとは落ち着くのかな。
ということで、上の事情は除いて、ここ1か月くらいのことを書いておきます。
■地元で、素晴らしいコーヒー屋さんを発見
実はもう開店してから3年経つんだそうですが、ふだんあまり通らない一角だったので見落としていました。
リンク:Kopi luak
店の雰囲気も、商品も、店員さんも、最高!
地元にまさか、こんな素晴らしいお店があるというのはとても嬉しい。
店頭に並んでるコーヒー豆が白い。そう、実は焙煎前の状態で販売していて、豆を選ぶと「10分ほどお待ちください」ってことで、そこから焙煎を始めてくれます。
大きくない店内に、えもいわれぬ香りが流れはじめ、しかも待っている間にコーヒーが一杯ふるまわれます。
豆のまま持ち帰るか挽いてもらうかちょっと悩んでいたら、100gずつ分けてくれたり。
お近くの人(いないかw)、ぜひ一度、足をお運びください。
■買った本など
国語関係。どちらも、辞書的にひくこともありますが、折にふれて読み進めると発見があります。
前エントリ(と言っても1か月前の)で紹介した『ダンジョン飯』の作者の"初の作品集"。
お役所関係やお寺関係で、ほとほと疲れ果てていたこの1か月で、とても救いになった1冊でした。Kindle版もあります。
マンガは、このほか、
ゆうきまさみの『白暮のクロニクル 5』
諸星の『西遊妖猿伝 6』
も出ました。
ゆうきまさみといえば、『THE NEXT GENERATION -パトレイバー』がhuluに来てたので見ました。なるほどね。こういうことやってたのね。オリジナルのファンからすると、"Next Generation"というより、パラレルものって感じもする。
ごめんなさい、ちょっとだけ太田莉菜のファンになりました。
どちらも、情報理論に関する話。
おもしろいことに、Amazonのレビューではどちらも評価が最高から最低までばらけていて、「つまらない」とか「何が書いてあるのかわからない」とか言われたりしています。この手の話って、言うまでもなく簡単じゃないわけですが、それを評価に結び付けちゃうのはねぇ……。
ふたたび国語関係。
「~のに」(体言を作る格助詞の「の」と格助詞「に」)という言い方について書いてある本を探していて見つけました。直接その答えになったわけではありませんが、「~ている」とか「~:のだ」とか、そういう文末についても、かなり詳しく解説してあります。
ただ、表記ルールがちょっと特殊で、慣れが必要です。
おなじみ、三国の飯間浩明氏の著作。
さすがに、知らない話はほとんどありませんが、訳文見ていて「日本語の書き方がともかくまだまだ」という受講生さんに紹介したいネタとして。
「~のだ」文は控える
とか
息継ぎのタイミングで読点を打たない
とか、目次だけでピンとくる人なら立ち読みでもOK。
電子系にはまったく収録されていませんし、最近の版を持っていなかったので、やはり必携です。
最後になりましたが、おすすめの1冊です。
おすすめと言っても対象は限られていて、これはAmazonのレビューが参考になります。
たしかに実用的であるし、今まで「なんとなく」解釈していた箇所を文法という客観的な武器を使って分析しているところが頼もしい。
しかし一方で、本書の内容で一冊の本が出来上がり販売されるほどの需要があることを考えるといかに小学校の教員が日本語文法の勉強をしていないかがよくわかる。書かれていることが大学の日本語学概論か日本語教育学概論を勉強していればほとんど既知であるべき内容ばかりであるからだ。
(中略)
きちんと大学で文法を勉強してきた先生は読む必要がない本であり本書を読んで勉強になったという先生は自らの不勉強を恥ずべきである。
こういう観点で★★☆☆☆という評価のしかたはフェアではないと思いますが、それはさておき、必要レベルはこのレビューの言うとおりです。
国語文法にかなり詳しい人には不要。
翻訳者とか翻訳者志望の方で、以下の目次のような基礎ができていない人は、この1冊でかなり勉強になるはずです。
特に、例文がすべて小中学校の国語の教科書というのがおもしろい。
第1章 物語に流れる時間をどう捉えるか 「~る」と「~た」と「~ている」
第2章 主人公をどう捉えるか 主語と主題
第3章 出来事とその背景をどう捉えるか 名詞修飾
第4章 文の骨格をどう捉えるか 格助詞
第5章 論理関係をどう捉えるか 複文と接続表現
第6章 視点をどう捉えるか 時空間の捉え方を表す補助動詞「~てくる」「~ている」「~ていく」
第7章 話し手の気持ちをどう捉えるか 呼応の副詞と主観的な文末表現
レビューにもあるように、疑問点もないではないし、終盤、特に第7章あたりでは筆者が息切れした感じもありますが、ともかく
日本語ライティングがいろいろとダメな人
は、まずこれから手をつけるといいんじゃないかという1冊です。
忙しくても、本はこうやって買ってるし読めるんだけど、映画は、いくつも見逃したなぁ……
04:16 午前 日記・コラム・つぶやき | このエントリ | コメント (2)
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