# 漢字-ひらがな-カタカナの比率をチェックするマクロ
分野や文章の種類、用途によってかなり違ってくるので一律には語れませんが、漢字の比率で、文章の硬さはかなり変わってきます。漢字が一定の比率を超えると、ぱっと見た感じで原稿が黒っぽい感じになる。
おおざっぱですが、20~30パーセントの範囲が「読みやすい」目安なんだそうです。
文字数と漢字使用率を同時にチェック|WEBライティング用ツール
このサイトには
新聞の社説(約50%)>マニュアル(約40%)>教科書(約30%)>雑誌(約30%)>WEB(約25%)です
と書いてあります。裏はとっていません。
MS Wordには、文章校正の一環として「読みやすさ」という項目があって、そこで漢字/ひらがな/カタカナの比率を表示できるようになっています。
設定が必要です。
[ファイル]→[オプション]→[文章校正]を開いて、[文章の読みやすさを評価する]をチェックしておきます。
(私の環境では他のオプションをオフにしてあるのでグレイアウトされていますが、これでも機能します)
チェックするファイルを開いたら、[校閲]リボンで[表記ゆれチェック]を実行すると、最後にこんなダイアログが表示されます([スペルチェックと文章校正]を実行しても最後には表示されるのかな、未確認です)。
ちなみに、冒頭にあげたリンク先には、文章をペーストすると同じような文字種バランスをチェックしてくれる機能もあるのですが、つい一昨日のエントリで、翻訳内容の漏洩事件を取りあげたばかりです。お仕事の内容をこういうところにむやみにペーストしちゃうのは考えものです(プライベートな文章ならかまわないと思います)。ペーストされた内容の保持などについて、何も解説がないので、念のため避けましょう。
Wordを使えば、上に書いたような機能が使える……はずなのですが、どういうわけか、私の環境ではなぜかこの機能が使えないファイルもあったりします。
そういうツールがあってもよさそうだな、と思ってちょっと調べてみましたが、案外ないもんですねー。
ということで、秀丸マクロを作ってみました。
秀丸マクロファイル
「CheckReadability.mac」をダウンロード
(右クリックで保存してください)
※
Windowsの再描画を一時的に停止するので、マクロを実行すると、秀丸のウィンドウが少し崩れることがありますが、問題ありません。
文字数の計算方法には、Wordと秀丸でそれぞれクセがあるので、完全には一致しないこともありますが、あくまでも「目安」なので、その目的くらいには使えると思います。
07:31 午前 パソコン・インターネット 翻訳・英語・ことば 翻訳者のPCスキル | URL
この記事へのコメントは終了しました。
コメント