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2014.10.28

# おそるべし、ベーコン指数

近い日付で、残念な訃報が続きました。

リンク:ジャック・ブルース - Wikipedia

リンク:赤瀬川原平 - Wikipedia

前者は言うまでもなく、元クリームのベーシストとして名高く、ソロになってからも独特の音楽性を発揮していたミュージシャン。2014年10月25日死去。享年71歳。

後者は、尾辻克彦名義は1冊も読んだことなくて、赤瀬川原平と言えばもちろん超芸術トマソンと、「おじぎびと」にもつらなる路上観察学の人。2014年10月26日死去。享年77歳。


お亡くなりになった日がたまたま近かったこの二人。


ふと思いついて、The Oracle of Baceonにおうかがいを立ててみました。

たぶん説明が必要でしょう。こちらをご覧ください。

リンク:六次の隔たり - Wikipedia

リンク:ケヴィン・ベーコン - Wikipedia

上の「六次の隔たり」というのは、わかりますよね。

人は自分の知り合いを6人以上介すと世界中の人々と間接的な知り合いになることができる

書いてあるとおり。で、なんでいきなりここにケヴィン・ベーコンが登場するのかというと、この「六次の隔たり」を映画関係でやってみたら、「誰でもたいていケヴィン・ベーコンにつながる」んだとか。そして、何人でケヴィン・ベーコンまでつながるかを表す数のことを「ベーコン数」とか「ベーコン指数」と呼んでいて、なんと、それを調べるサイトまで出来ている。それが、上にあげた

The Oracle of Baceon

というわけでした(じゃ、そもそもなんでその基点がハリソン・フォードとかジョニー・デップとかじゃなく、ケヴィン・ベーコンなのか、というのはWikipediaをお読みください)。


で、このベーコン指数、一見すると映画に関係なさそうな二人の間でも成立しちゃうことがあって、それで故人ふたりを調べてみたわけです。

その結果がこちら(クリックして拡大してください)

141027

なんと、ベーコン指数は4。つまり間に3人を介せばこの二人はつながってしまうんでした。

以下の解説では、中間に入る人を○付き数字で示しました。

  • 赤瀬川原平は『幽閉者 テロリスト』という映画(2006年)に出演していて(見たことないし、タイトルも知りませんでした。)――
  • 同じ映画に①葉月蛍という女優が出演している。あはは。よい子は見ちゃいけないタイトルがずらっと並んでますね。
  • その女優が『団地妻 白昼の不倫』(1997年)に出演していて――
  • 同じ映画に②長曽我部蓉子という女優が出演している。はい、これもよい子は見ちゃいけません。
  • その女優が『呪怨 パンデミック(原題:The Grudge 2)』(2006年)に出演していて(ノークレジット)――
  • 同じ映画に、③Kim Miyoriという女優が出演している。
  • その女優が『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』(1978年)に出演している。
  • 同じ映画に、④ジャック・ブルースも出演していた。

そうなっていたんでした。

日本の芸術家・作家と、イギリスのミュージシャン。間の3人はすべてほぼ無名の女優さんという...

ちなみに、Facebook上だと5人未満でどのユーザーもつながるんだそうです。

02:00 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2)

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2014.10.27

# ということで、SIIさんに提案

「電子辞書ビジネスからの撤退について」と題したSIIのニュースリリース。

リンク:電子辞書ビジネスからの撤退について | セイコーインスツル株式会社

末尾にこう書いてあるのが、わずかながらの希望でしょうか。

なお、本事業で培った、辞書コンテンツの利用ノウハウやそれらを活用した検索サービス等については、セイコーホールディングスグループ内にて、ビジネス展開の可能性を検討していく予定です。

要するに、電子辞書というハードウェアのビジネスで失敗しちゃったわけだから、コンテンツビジネスを模索するという道はありそうですよね。

コメントにもいただきましたが、翻訳者が重宝しているDAYFILERシリーズも、電子辞書単体としては

・重い
・バッテリーの持ちが悪い

この2点だけで完全に負けてるわけです。

だったら、これからは

辞書コンテンツ + PASORAMA

という売り方はできないものか、と。

DF-X10001の後継製品が、たとえばコンテンツだけ少しずつ変わって、PASORAMAもアップデートを続けていったら---現状の使いにくさを、3月にはSIIの方にいろいろアピールしたのですが、今思うと、きっとそれどころじゃなかったんでしょうね---、かりに今とほぼ同じ値段だとしても、一定数は売れる気がします。


あるいは、PASORAMAを有料アプリケーションにして---今のままではダメですが---、そこに載せる辞書コンテンツを単体で売るようにする。うーん、それじゃ、LogoVistaと同じビジネスモデルになっちゃうか......


そもそも、SIIって、コンテンツ屋さんではなく器械屋さんだもんね。ハードウェアを離れたビジネス展開ってのは、想定できないか.もしれませんね。

11:54 午後 辞典・事典 | | コメント (0)

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2014.10.26

# SIIの電子辞書ビジネスからの撤退に思う、その3

カシオ、シャープ、SIIの3社のコンテンツについての考え方に、もう少し踏み込んでみます。

カシオもシャープも120~180と3桁のコンテンツ数を誇っていますが、製品ページをちょっと見ればわかるように、そのかなりは

・歳時記とか薬の本のような日常的リファレンス本
・英会話など、どちらかと言うとハウツー系コンテンツ
・日経ビジネスなどのビジネス書のうち用語集の体裁をしたもの

が占めています。

参考:EX-Word収録コンテンツ一覧表

一家に一台の「生活家電」としてはこのほうがありがたいのかもしれませんね。

そういうコンテンツを除き、本来的な意味での辞書だけをまとめて比較した表を以前にもアップしましたが、今回は以下に書いたシャープの2機種を追加してみました。

翻訳者ご用達電子辞書の収録コンテンツ一覧 - 10/26版(Excelファイル)
(※クリックすると、すぐにファイルがダウンロードされます)

英語のプロ向け機種と思われるのは

SIIのDF-X10001(F列)
カシオのXD-U18000(J列)

ですが、カシオはウィズダムやオーレックスのような学習辞書、古語辞典、それから百科事典が充実しています。汎用性が高い、想定ユーザーが広いということでしょう。

実際、カシオの機種は私も気になることがあります。


わからないのは、シャープの製品です。

リンク:タイプ別で選ぶ(ビジネス・語学)| 電子辞書:シャープ

ここを見る限り、上の2機種に該当しそうなのは

PW-SB1
PW-A9300

の2機種ですが、まず実売価格にびっくり。PW-SB1が21,713円、PW-A9300が19,400円(ともに価格.com)だそうです。ちなみに、価格の高い順に並べてみたら、いちばん高いのは2008年モデルでした(それでも36,000円)。

PW-SB1もPW-A9300も、英和大が「ジーニアス」のみ、英英がOALDのみと、ふつうのビジネス用途ならともかく、通翻訳者のご用達にならないのは明らかです。


特に首をひねってしまうのが、このあたりのラインアップです。

200万語専門用語英和和英大辞典(日中韓辭典研究所)(PW-SB1)

専門用語100万語和英大辞典(日中韓辭典研究所)(PW-A9300)

英語類語使い分け辞典(創拓社出版)(両機種)

例解 慣用句辞典(創拓社出版)(両機種)


日中韓辭典研究所の辞書はWeblioに収録されていて、以前、友人から聞いた情報をエントリにしたことがあります。けっして怪しいデータではありませんが、異色であることは確かです。

リンク:A: # ジャック・ハルペンさんの日中韓辭典研究所

創拓社というのは、どっちかというとハウツー語学系でしょうか。私は知りませんでした。

こうやって、電子辞書各社の特徴を並べてみると、辞典・事典というものに対する世間一般の認識と、通翻訳者の意識には、相当のずれがあることがはっきりします。

通翻訳者に近いのは大学の先生とか研究職の一部かもしれませんが、それをぜんぶ合わせても、マーケットとして弱小なんですよね、きっと。

いろいろと考えさせられました。

03:01 午後 辞典・事典 | | コメント (2)

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# SIIの電子辞書ビジネスからの撤退に思う、その2

というわけで、SIIの電子辞書ビジネスについて調べてみました。


きちんとしたデータはなかなか見つからないのですが、ひとまずWikipediaによると、2011年のデータはこうなっています。

1410261_2

SIIなんて、名前も出てこないんですね。

上位3社の合計で92.1%に達してますから、SIIはシェアのうえで呆れるほど苦戦していたことがわかります。

それにしても、シャープがこんなに強いなんて知らなかった。

ほかにも、いくつか参考になるデータを見てみました。

リンク:価格.com - 電子辞書業界の市場シェアデータ速報 トレンドサーチ

2014年10月13日(月)~2014年10月19日(日)の期間において、価格.com トレンドサーチで電子辞書のPVシェアの多かったメーカーをご紹介します。

純粋なシェアデータではなく、要は注目度みたいなもんだと思いますが、

1410262_2

キヤノン(wordtankシリーズ)にこそ勝っていますが、こちらでも5%足らず。カシオとシャープの2強だけで92.72%と、「圧倒的じゃないか、我が軍は」状態です。


同じ価格.comで、電子辞書の「人気売れ筋ランキング」と「満足度ランキング」も見てみました(ランキングはころころ変わります)。

DAYFILER DF-X10001が15位(満足度は12位)
SR-G6100NH2が19位
DAYFILER DF-X8001が33位
AYFILER DF-X9000が37位(満足度は6位)

と、満足度のわりに売れてはいません。


価格と売れ筋、全体の市場規模ということでは、こんな記事もありました。

リンク:売れるのには理由がある:学生に絶大な支持を得るカシオの電子辞書「エクスワード」

リンク:ガラパゴる日本の家電メーカー 電子辞書の世界 : アゴラ - ライブドアブログ

リンク:全文表示 | ネットで何でも検索できる時代 電子辞書は生き残れるのか : J-CASTニュース

大雑把にまとめると、

・全体の市場規模もどんどん縮小している(過去6年でほぼ半減)
・学生が最大のターゲット
・売れ筋は1~3万円台

ということだそうです。上に挙げたランキングに入っているSIIの3機種を見ると、DF-X10001だけが49,790円と売れ筋価格帯から大きく外れており、DF-X8001とDF-X9000は売れ筋価格帯に入っています。そう考えると、

DF-X10001は価格の割に健闘している

と言えそうです。


ところで、通翻訳者の間では、英語・国語関係のコンテンツもさることながら、「PASORAMAがあるからSII」というのが当たり前のように定着していますが、世間一般から見ると実はPASORAMAなんて差別化要因にはまったくなっていなかったのではないか、ということもうかがえます。

まず、いちばん上でメーカー別シェアをひろったのWikipediaは「電子辞書」の項目ですが、この中ではPASORAMAという固有名はもちろん、

PC上で操作できる

という特長にはまったく言及がありません。上に挙げた3つのオンライン記事もまったく同様です。SIIには、学習用にもPASORAMA搭載機種がありますが、考えてみたら、学生さんって

勉強するときはパソコンに向かってない

んじゃないの? とも思いました。


一方、私がまったく意外だったことに2位のシェアをキープしているシャープも、そして堂々1位のカシオも、製品ラインアップを見ていると

単体での使い安さとデザイン

が最重要視されています。実際に消費者もそれを求めているようです。


そういう需要を考えると、SIIがDAYFILERシリーズで失敗した要因のひとつは、Android搭載という冒険に出たことだったのかもしれません。単体で持ち歩いてみるとわかるように---なんだそうです。私はPCにつなぎっぱなしなのでわからない--、基本的にAndroid端末なので、バッテリーの持ちがかなり短い。


収録コンテンツはどうかというと、カシオもシャープも、とにかくコンテンツ数の多さをアピールしています。

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これはシャープ。

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これがカシオ。

かたや、SIIの電子辞書には、こういう「コンテンツ数をアピールする」見せ方はほとんどありません。ついでなので、具体的なコンテンツ数も比べてみました。

上に挙げた価格.comのランキングから、上位5機種(カシオとシャープ)と、順位はそれより低いSIIの3機種、計8機種の比較です。

1410265

なんと、コンテンツ数は1桁違います。カシオの最上位機種XD-U18000など、180コンテンツだそうです。

コンテンツの比較については、こんなページも見つけましたので、参考にどうぞ。

リンク:「くらべて.com」-楽しいこと比較サイト /電子辞書(英語重視タイプ中心)の一覧比較[2014年後半版]

要するに、SIIの製品には通翻訳者の目から見て(ただし、比較した機種のうちSR-G6100NH2は学習用)「欲しい」と思う辞書が厳選されて収録されている。一方、カシオとシャープは、とにかく数をそろえて迫ってくる。そういう、基本的な発想の違いがあるわけです。


こう見てくると、SIIさんって、

「英語と日本語を使うプロ、特に通翻訳者が重宝する製品」を積極的に志向して頑張ってきてくれた。PASORAMAでPCと連動するとか、Android OSを搭載して拡張性も考えるとか、とてもいい設計思想を持っていた。でも、いかんせん市場の需要には合っていなかった。

― そして、それが最終的にはビジネス上の敗北につながってしまったということのようです。


01:11 午後 辞典・事典 | | コメント (8)

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# SIIの電子辞書ビジネスからの撤退に思う、その1

みなさんすでにご存じのように、セイコーインスツル(SII)が

電子辞書ビジネスから撤退

するというニュースが今月の初めに流れ、通翻訳者の間にも大きい衝撃が走りました。

リンク:電子辞書ビジネスからの撤退について | セイコーインスツル株式会社


なぜこれが通翻訳者にとって大きい衝撃だったかというと、SIIの現行DFシリーズが搭載しているPASORAMA機能、これが圧倒的な支持を受けていたからです。

SIIの製品とPASORAMAについては、拙ブログでもこれまでにたびたび記事にしています。興味があれば、左カラムの「カテゴリー」から「辞典・事典」からご覧ください。


PASORAMAだけではなく、SIIさんはコンテンツの面でもかなり通翻訳者志向の路線をとっていた気がします。

「英語モデル」の上位機種・最上位機種では常に、通翻訳者がほぼ満足できる辞書がひととおり載っていました。これはあくまでも私見ですが、カシオの競合製品(たとえば、XD-U18000)と比べても、辞書のラインアップはSIIのほうが一枚上という感じです(こちらの記事の比較リストを参照)。

また、

リンク:side A: # 電子辞書 SR-G9003 を導入

で書いたように、「うんのさんの辞書」を初めて収録したのもSIIでしたし、リーダーズ第3版を初めて収録した---しかも、その時点では紙版以外の媒体は初めてだった---のも、SIIのDF-X10001でした。

そしてどうやら、そのDF-X10001より新しい「通翻訳者ご用達」製品はもう出そうにない、ということになってしまったわけです。


SIIといえば、この3月には翻訳フォーラムのイベントに全面協力してくださいましたし、6月のIJET-25では、DF-X10001を参加者プレゼントとして2台も提供してくださいました。そういう姿勢もあって、ここんところSIIさんの人気は、通翻訳者のなかでは圧倒的だったと思っていました。


でも、翻訳業界というのが社会全体で言えば極小であるように、「通翻訳者に受ける」というのも、世間一般で言えばけっきょく、ごくごくマイナーな需要でしかなかったようです。そんなことを、今回の撤退騒動であらためて実感したので、そもそもSIIさんの電子辞書ビジネスって、実際にはどうだったのか、ちょっと調べてみました。

次のエントリに続きます。

10:10 午前 辞典・事典 | | コメント (2)

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2014.10.24

# 「読ませるIT翻訳」、問1の答え

11/1(土)に予定されている「読ませるIT翻訳」最終回。

事前課題のうち、問1については、問題文にこう書いておきました。

英語のなぞなぞです。答えも考えたうえで、訳してみてください。どうしても答えがわからない場合は、10/20頃に講師のブログ(http://baldhatter.txt-nifty.com/misc/)に答えだけ書きます。

20日をだいぶ回ってしまいましたが、答えを、と言っても翻訳ではなく、なぞなぞの答えだけを、こちらで紹介しておきます。


Thursday before Tuesday;
Three before two;
Today before yesterday;
Me before you.
What am I?

ThursdayがTuesdayより前、
Threeがtwoより前、
Todayがyesterdayより前、
Meがyouより前

というわけなので、なぞなぞの答えは---











Dictionary

です。


これ、出典に使ったなぞなぞの本では紹介されてるんですが、ネットで検索してもヒットせず、特に有名ということではなさそうです。

それでも、英語のなぞなぞとして典型的なパターンのひとつ、

What am I?

で終わる形なので、問題---と言っても、まあ軽いウォーミングアップ---として取り上げてみました。

07:12 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0)

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2014.10.15

# 「読ませるIT翻訳」最終回、追加開催

ワンテンポ遅れましたが、11/1とセミナーと同じ内容で、11/29も追加開催が決まりました。

11月29日(土)14:00~17:00

リンク:追加開催!【シリーズ最終回】読ませるIT翻訳 PartⅣ~読点や助詞まできわめる ~ | サン・フレア アカデミー

翻訳祭(11/26)の直後ですね。ご都合のいいほうで、お待ちしております。


それから、11/1は、恒例ですがセミナー後の懇親会も予定されています。

11/1(土)17:30~

「ひつじや」四谷三丁目店

Facebookアカウントをお持ちの方はこちらの案内をどうぞ。

リンク:「読ませるIT」最終回記念飲み会

言うまでもなく、懇親会のみの参加も大歓迎です。なにしろ、

飲ませるIT翻訳

ですから^^


04:18 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0)

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2014.10.07

# 「読ませるIT翻訳」、シリーズ最終回です

告知が遅くなってしまいましたが、サン・フレア アカデミーさんの「読ませるIT翻訳」シリーズ、次回の開催が決まりました。

11月1日(土)14:00~17:00


リンク:【シリーズ最終回】読ませるIT翻訳 PartⅣ~読点や助詞まできわめる ~ | サン・フレア アカデミー


第4弾にして、最終回です。


おかげさまで、昨年から2年にわたり、これまで3回 --- しかも毎回2回ずつ --- 開催してきたこのシリーズですが、今回でひとまずの節目にしようと思います。


たぶん、「IT翻訳」というタイトルを変えて、また何か違う形で同じようなセミナーもあるんじゃないかと思いますが、これまでのご参加、ありがとうございました m(__)m


【10/8追記】

リンク先のセミナー情報を見ると、課題例がとんでもないかもしれません。「Nursery Rhymesの一節です」とか言って、こんなものを出題しています。

Multiplication is vexation,
Division is as bad;
The Rule of Three doth puzzle me,
And Practice drives me mad.

今まで参加くださった方はおわかりかと思いますが、実際の課題はもっとふつうの題材です。ご安心ください。

05:28 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0)

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2014.10.06

# PDic Unicode版

たぶん、私が知らなかっただけーって話だろうと思います。

PDic(Personal Dictionary)を、私は辞書検索ツールとしては使っていません。単語を登録するときのラベル設定などを細かくカスタマイズできるので、私家版辞書を作るときだけ使っています。

その程度のライトユーザーなので、長らくバージョンアップもしていなかったのですが、ふと見たら --- side TRADOSで、メモリーをPDicに移せないかというコメントをいただいたもので ---、その後Unicode版というのが開発され、そちらは今に至るまで着実にバージョンアップしていることがわかりました。

リンク:PDIC Home Page

このページの「PDIC/Unicode」がUnicode版、「PDIC for Win32 Download」が従来版(最終バージョンは4.87)です。

さっそくUnicode版をダウンロードしてみました。

1410061

これが従来版のインストーラー。

1410062

こちらがUnicode版のインストーラー。

ということで、デフォルトでもインストール先は別なので、従来型を残したままUnicode版をインストールできます。

旧バージョンで、辞書グループとかラベルなどをカスタマイズしている場合は、インストール後の初回その設定の有無を検出し、設定移行のダイアログが表示されるので---

1410063

基本的には移行も楽チンです。

ただし、私がやってみた限りでは、表示フォント設定など一部が引き継がれませんでした。


また、辞書データの形式も旧版とUnicode版では違うそうです。が、これも引き継ぐときに自動的に変換してくれるので、これも手間要らず。このあたりは、

とても親切な設計

だと思います。

使ってみて気づいた点をいくつか書いておきます。

・Unicode版は、URLを入力するとちゃんとリンクとして機能する

これはいいですね。私の私家版辞書は、ネットで調べた情報をURL付きで書きとめておくことが多いので。


・大文字小文字とか略語の並び順が変わる?

これ、設定はなかったと思うのですが、旧版では大文字は小文字と別扱いで並んでいたようですが、Unicode版では大文字小文字を区別せずに並びます。このほうが見つけやすいですね。


・辞書の追加がわかりにくくなったかも

旧版では[File]から[辞書グループの編集]ダイアログ開けば[辞書追加]というボタンがありましたが、Unicode版では[File]→[辞書設定<詳細>]を選択したうえで、ダイアログを右クリックしないと追加コマンドが出てきません。

1410064

1410065

[辞書の変換]コマンドなども、この右クリックメニューの下にあるので注意してください。

02:45 午後 辞典・事典 | | コメント (0)

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