# ゴジラシリーズの究極サントラCD
先週書いたように、1954年版『ゴジラ』を再鑑賞して以来、頭のなかがしばらく東宝特撮していて、以前から気になっていたこれ、
リンク:サウンドトラック>ゴジラ
の「BOX1」だけようやく買ってみました。
いやぁ、ご本家東宝が「パーフェクト」と称して自ら出しているだけあって、このシリーズはなかなかマニアックです。
ちなみに、BOX1~6の内容はこうなっています。
BOX1
昭和シリーズの前期、『ゴジラ』(1954)~『三大怪獣地球最大の決戦』の5作品 + 特典CD
BOX2
昭和シリーズの中期、『怪獣大戦争』~『オール怪獣大進撃』の5作品 + 特典CD
BOX3
昭和シリーズの後期、『ゴジラ対ヘドラ』~『メカゴジラの逆襲』の5作品 + 特典CD
BOX4
平成シリーズの前期、『ゴジラ』(1984)~『ゴジラvsモスラ』の4作品 + 特典CD 2枚
BOX5
平成シリーズの後期~ミレニアム第1作まで、『ゴジラvsメカゴジラ』~『ゴジラ2000 ミレニアム』の4作品 + 特典CD
BOX6
ミレニアムシリーズ『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』~『ゴジラ FINAL WARSム』の4作品 + 特典CD 2枚
平成シリーズ以降の音楽には特に思い入れもないので、資料価値には惹かれますが、まあぜんぶ揃えたりはしません。
では、まずBOX1のジャケット写真からご覧ください。
わかる人にはわかるすぎるくらいわかる、特に詳しくない人でもこれだけ並べられればわかるだろうというこのジャケット写真たち。たぶんほかのBOXも同じように続くんでしょうね。
で、ライナーノーツには、楽曲の情報がけっこう詳しく解説してあり、
特にこんなデータまで載っているので、資料価値がなかなか高くなっています。
特に呆れた 感心したのは、ボーナストラックとしてこんな曲まで入っていること。
「ゴジラさん」と「うちのアンギラス」だってwww
この2曲は、「ゴジラの逆襲」公開年に発売されたSPレコードを復刻したもの。原盤はビクター。
と解説されていますが、きっと当時の便乗商法だったんでしょう。私はもちろん、今回初めて聞きました。
そして、いちばんヤラレタ~と思ったのが、このライナーノーツの裏表紙です。
上が『ゴジラ』の河内桃子。平成シリーズ最終作の「デストロイア」にも同じ役柄で登場します。
下が『ゴジラの逆襲』の若山セツ子。別冊映画秘宝の「東宝特撮女優大全集」にも載っていません。実際、劇中でも地味です。
つまり、裏表紙をかざるのは、各作品の(いちおう)ヒロイン女優たちなんですね。
……ということはですよ。このまま進んでいけば……
浜美枝、『キングコング対ゴジラ』より。キングコングに連れ去られます。
……と続くわけですからね。そうなれば当然、次はこうですよ。
キタ━(・∀・)━!!!!、若林映子!
金星人の若林映子!
サルノ王女の若林映子!!
わたし的に、日本映画史上最高の美人です。若き日の八千草薫には負けるけど。
つい取り乱しました。← こういうファン心理を突いてくるあたりが、このシリーズのいちばんニクいところと言えるでしょう。
特典CDもうれしい1枚です。
アナログ版を持ってましたが、CDで久しぶりの再会です。実は、この1枚も選曲はけっこうマニアック。なにしろ、1曲目が有名なゴジラのテーマでも、フリゲートマーチでもなく、
「黒部谷のテーマ」
です(すいません、もうわかる人にしかわかりませんね)。昭和シリーズ15作品から、なかなか絶妙な選曲で構成した素晴らしいコンセプトアルバム。
ということで、BOX1はたいへんいい買い物でした。
本当かどうかわかりませんが、
各BOX共限定1954個製造
だそうで、私の手元にあるのがシリアルナンバー1199です。
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