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2014.06.25

# 最初のマクロ - 短期講座第7回 -

いよいよ、実際にマクロを作ります。

作ったマクロは「マクロ登録」し、「キー割り当て」まで設定します。つまり、前回の復習を兼ねた実習ということです。

ここまでやっておくと、今週末6/29(日)の「ほんま会」で、だいぶ話がわかりやすいのではないかと思います。

1. かんたんなマクロを作る

まず、秀丸エディタで新規ファイルを開き、以下の内容をコピーしてください。内容については、次回詳しく説明します。


<ここから>

//一発検索マクロ ver1.0
//作成: 2014/06/26 最終更新: 2014/06/26
//コピーした文字列を一発で検索するマクロ

gofiletop;

beginclipboardread;
$sr = getclipboard;

hilightfound 1;
searchdown $sr;

<ここまで>


※コピーせず、これを見ながら手で入力してもかまいません。そのほうが勉強になります。

1406262


このファイルを、たとえば

QuickSearch.mac

とか、そんな名前で保存します。保存先は、前回作ったマクロ用のフォルダです。ここで大切なのは拡張子。秀丸マクロの拡張子は

*.mac

です。


2. マクロを登録する

[マクロ]メニューから[マクロ登録...]を選択します。

最初はどのフィールドも空っぽだと思うので、[マクロ 1:]に登録しましょうか。

ダイアログの上のほうに[グループ]というフィールドがありますが、最初はグレーアウトされていると思います。ダイアログ左側にある[対象]で[11~20]以降を選択すると、[グループ]フィールドが使えるようになります。これは、たとえば機能別などでマクロを10個ずつまとめるための機能です。当面は使わないからしれませんが、マクロをがんがん使うようになると、グループ分けしたくなるかもしれません。[対象]の[1~10]は特にグループ内がないので、グループ分けするまでもない基本マクロとか、多用するマクロとか、そんなのを登録します。

[タイトル]に任意の名前、たとえば今回は「クイック検索」と入力します(さっきコピーしたのは、つまりそういう機能のマクロなわけでした)。

[ファイル名]にマクロを指定します。▼を押してドロップダウンリストを開くと、さっき登録したマクロ(QuickSearch.mac)が出てくるはずです。あるいは、[...]をクリックすると、マクロ用のフォルダが参照されるはずです。

【重要】
もし、ここで▼を押しても「QuickSearch.mac」が出てこない、あるいは[...]をクリックしてもマクロ用フォルダが開かない場合には、前回やった「1. マクロ用のフォルダを作って、指定する」の手順がうまくいっていない可能性があります。確認してみてください(このダイアログの下のほう、[マクロファイル用のフォルダ]というラベルの右にマクロ用フォルダが表示されます)。

1406263

登録ができたら、[OK]を押してください。


3. マクロをキーに割り当てる

ファンクションキー(F1~F12)には、デフォルトでいくつかの機能が割り当てられています。デフォルトの割り当てを使っているなら残しますが、そうでなければ、どんどん上書き設定しちゃってかまいません。

F1~F12までほとんどデフォルトの割り当てがありますが、[Ctrl]とか[Shift]などの修飾キーを押すとほとんど空欄です。今回はおとなしく、最初から空いている[F2]キーを使うことにします。

たぶんこの辺は、秀丸エディタをどのくらい使いこんでいるか、あるいは全般的にキーボード多用派かマウス多用派か、といった好みによっても違うと思います。


[その他]→[キー割り当て]を選択します。

ダイアログ左側の[キー]で[F2]を選択します。右側の[コマンド]は、[ファイル系]-[なし]になっていると思います。これが何も選択されていない状態です。

[コマンド]のすぐ下の▼を押すとドロップダウンリストに機能グループが表示されます(ファイル系、カーソル移動系、クリップボード系……)。下のほうに[メニュー/マクロ]があるので、これを選択します。

さっき登録した「マクロ1:クイック検索」というのが出てくるはずなので、それを選択して[OK]を押します。

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これで、今回作ったマクロが[F2]キーに登録されました。


4. マクロを使ってみる

さっそく、「クイック検索」を使ってみます。


何でもいいので、テキストファイルを秀丸エディタで開きます。ここでは、第2回でリンクした

寺田 寅彦『科学者とあたま』より抜粋

を開いてみます。

開いたら、今この記事を読んでいるブラウザに戻って、すぐ上にある 「科学」という文字をコピーしてください。


コピーしたら、秀丸ファイルに戻って[F2]を押してみると......

1406261

こんな風に、該当する箇所がすべてハイライト表示される ...... はずですが、ハイライト表示のされ方は人によってたぶん違います。

このマクロ、機能はいたってシンプルで、

「コピーしてある文字列をファイルの先頭から検索する」

というだけです。

私自身が秀丸エディタを使い始めた最も初期に作ったマクロのひとつであり、今でも多用しているマクロです(ただし、私が実際に使っているバージョンは、もっと機能が増えています)。

検索ダイアログを開く → 検索したい文字列を貼り付ける → [下検索]をクリックする

という3ステップだった動作を

[F2]キーを押す

という1ステップに縮めたことになります。

たいした省力化には思えないかもしれませんが、こういう「些細な省力化」の積み重ねが実は大きな効率化の基礎になっているというのは、新田さんがよくいう「2秒×1000回=30分のなぞ」と同じことです。

今回のマクロを、コピペせずに手で入力した場合、実行するとエラーになったかもしれません。

1406265

たとえばこのエラーは、

beginclipboardread

と打つべきところを、

begincliboardread

とミスタイプしてしまったことが原因です。


このようなミスタイプによるエラーは、プログラミングにつきものです。というより、プログラミングとはこんなエラーとの戦いの繰り返しとも言えます。エラーが出たら、その原因を探って修正する。その過程こそが、実はいちばん勉強になるとすら言えるかもしれせん。


次回は、今回作ったマクロの内容を説明します。

11:38 午後 翻訳者のPCスキル |

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