# 秀丸マクロを使う準備 - 短期講座第6回 -
では、そろそろ秀丸マクロの本題に入ることにしましょう。
秀丸マクロを使うための準備は、大きく言うと、次の3ステップです。
・マクロ用のフォルダを作って、指定する
・「マクロ登録」を覚える
・「キー割り当て」を覚える
1. マクロ用のフォルダを作って、指定する
[その他]→[動作環境]→[環境]を選択すると、[パス]というセクションに、[マクロファイル用のフォルダ]というフィールドがあります。
ここが空欄の場合は、秀丸エディタの本体(Hidemaru.exe)と同じディレクトリ、つまり
<プログラムディレクトリ>\Hidemaru\
にマクロファイルがあるものと判断されます。逆に言えば、このフィールドを空欄にして、秀丸エディタ本体と同じディレクトリにマクロを置いていってもいいのですが、ここにはほかにもいろいろなファイルが入っているので、マクロが増えてくるとごちゃごちゃになります。このフィールドで、明示的にマクロファイルの場所を設定することをおすすめします。
マクロの中で別のマクロを呼び出したりする場合など、このフィールドの設定が意味をもつ場合もあります。書き換えが必要になることもあるかもしれません。
ぜんっぜん違う場所を指定してもいいのですが、私は
このようにHidemaruディレクトリの直下にフォルダを作って、マクロはすべてここに置いています。(このフォルダの頭の3文字は気にしないように)。このフォルダを指定するには、[マクロファイル用のフォルダ]が次の図のようになります。
2. 「マクロ登録」を覚える
上の手順で所定の場所に置いたマクロは、
[マクロ]→[マクロ実行]
を選択して
このダイアログから選んでも実行できますが、こんな手間をかけていたのではマクロを使う意味(=省力化)が半減します。
[マクロ]→[マクロ登録]
を選択して[マクロ登録]ダイアログを開き、名前を付けて登録すれば、[マクロ]メニューの直下に表示され、簡単に実行できるようになります。
3. 「キー割り当て」を覚える
マクロの便利さを十分に活かしたければ、「マクロ登録」だけでなく、「キー割り当て」までぜひ覚えましょう。
[その他]→[キー割り当て]
を選択すると、ファンクションキー(F1、F2、...)や[Shift]、[Ctrl]などの修飾キーに、マクロだけでなく、秀丸のほぼすべての機能を割り当てられることがわかります。
[キー]を適当に選んだり、[Shift]や[Ctrl]、[Alt]のチェックボックスをオン/オフしてみると、[コマンド]のほうが動いて、現在割り当てられている機能を確認できます。たとえば、[Ctrl]チェックボックスをオンにして[Ctrl+N]のキーを見てみると、[ファイル系]の[新規作成]が割り当てられています。
既存の割り当てがあっても、割り当てを変えれば簡単に上書きできます。キー設定をいろいろ変更してしまっても、[読込み]というボタンを使えばデフォルト設定はいつでも呼び出せます。
今回は以上の説明までにして、次回、実際に簡単なマクロを作り、それを「マクロ登録」して「キー割り当て」までやってみることにします。
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