# 秀丸エディタの使い始め - 短期講座第2回 -
これ以降は、基本的に秀丸エディタがお手元にあるという前提で話を進めます。
お持ちでない方は、本家のサイトからダウンロードして、インストールしてみてください。
リンク:秀まるおのホームページ(サイトー企画)-秀丸エディタ
シェアウェアですが、試用段階でも機能制限なく使えます(起動時に余分なダイアログが表示されるだけ)。そのまま使い続けてもかまいませんが、一定以上使いこなせるようになったら、4,320円は安い、と思えるはずです。
今回は、秀丸エディタをインストールしたら、これだけはしておくといいかも、という設定について説明します。
なお、マクロによっては、こういう導入部分の設定までぜんぶやってくれる親切機能も含まれていたりします。ここでは、あくまでも手動で設定します。
インストールしたら、たとえば、次のファイルを秀丸エディタで開いてみます。
ファイル:寺田 寅彦『科学者とあたま』より抜粋
ダブルクリックするとブラウザ上で表示されてしまうかもしれません。右クリックして terada.txt をローカルに保存してから、秀丸エディタで開いてください。
ついでに、開く前に、ダウンロードしたファイルのアイコンも念のために確認。今までのテキストファイルのアイコンではなく、秀丸エディタに関連付けられたアイコンになっているはずです。
あ、そうだ。大切なことを言い忘れました。今回のようなアプリケーション導入でも、マクロやプログラミングの学習でも、いちばん大事なのは必ず
自分でもやってみる
ことです。この記事や書籍を
読んだだけでは身につかない
と心得ましょう。
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さて、デフォルトだと、こんな風に見えると思います。
このデフォルト設定を、自分で使いやすいようにある程度カスタマイズしましょう(どんなアプリケーションでも、使いこなすにはまず設定関係を確認すること。これもスキル向上のコツだと思っています)。
※以下、スクリーンショットはクリックで拡大できます。
秀丸エディタのカスタマイズは、2系統あります。
[その他]メニュー→[動作環境...]……アプリケーション全体の設定
[その他]メニュー→[ファイルタイプ別の設定...]……ファイルタイプごとの設定
[ファイルタイプ別の設定...]の使い方は、ちょっと慣れが必要ですが、ひとまず以下のダイアログのとおりに設定してみてください。
terada.txtファイルを開いたままであれば、左上のラベルは[.TXTの設定]になっているはずです。ここは、今開いているファイルの拡張子が反映されます。
[共通]と見えているドロップダウンは、開いてみるといろいろなファイルタイプがあります。これを選択すると、ファイルタイプ別に(つまり拡張子ごとに)設定を変えられます。だから、ここは[ファイルタイプ別の設定...]なわけです。ここでは、どのファイルにも共通で設定を変えようとしているので、[共通]のままでOK。
[設定の対象]が[フォント]ツリーであることを確認して、フォントの[サイズ]を適当に選んでください。デフォルトはたしか9ポイントで小さすぎます。
次は、[設定の対象]を[体裁]に移動したところです。上の図のように、[禁則処理]をオンにしてください。和文のいわゆる禁則処理だけでなく、英文のワードラップもこれをオンにしないと機能せず、英文がたいそう見にくくなります。
[設定の対象]→[体裁]の下の[詳細]に移動しました。[行番号の計算方法]を[ワープロ的]から[エディタ的]に変更します。黄色い枠で囲ったオプションは任意ですが、少し行間を広げたほうが読みやすくなります。
上の2つは、どちらも[設定対象]→[デザイン]のオプションです。[改行文字]とか[全角空白]、[半角空白]などは表示しておいたほうがいいので、それぞれオンにします(上図)。
同じオプション欄を下までスクロールしたのが下図です。特に[ホームページURL]と[ファイル名と思わしく場所]はオンにしておいたほうがいろいろ便利。
最後に、このダイアログ全体の[OK]を押してください。[保存しないで更新]を押すと一時的な設定変更になり、次の*.txtファイルを開いたらデフォルトにもどってしまいます。
以上の設定を変更すると、このように変わると思います。
何がどう変わったか確認してください。
特に、行番号の付き方が変わったことに注目です。この話が次回に続きます。
アプリケーション全体の[動作環境]は、ひとまずデフォルトのままにしておきましょう。
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