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2014.04.29

# Windows 7環境構築のまとめ - 辞書編

さて、私たちにとって欠かせない商売道具、辞書データの移行です。

これまでも私は基本的に、辞書はすべて---EPWingデータも、単独アプリケーション版も---同じディレクトリにインストールしてあるので、そのフォルダをコピーするのは簡単です。ただし、

・JammingやEBWinは、辞書登録の設定が必要

・アプリケーション版は、そのまま動くものもあるが、基本的には再インストールが必要

です。

まず、基本中の基本、Jammingです。

ところで、しばらく前にも翻訳フォーラムでLogophileへの移行の話が出ました。Logophileも少しずつ進化してるし、LogoVista版データなどはLogophileのほうが有利なのですが、私自身は未だになじめません。EBWinのほうがいい感じです。


Jammingの移行

Jammingのインストールディレクトリを開くと、[初期設定]というフォルダがあります。旧環境から新環境へこれをコピーすれば、Jamming自体の設定や辞書の登録設定を引き継ぐことができます。

大切なのは、

browser
dicpath
dicwiz


と並んでいる拡張子のないファイルです。各ファイルには、おおむねファイル名から想像されるとおりの設定情報が入っています。特に、旧環境と新環境で辞書データのパスが変わる場合には、

dicpath

ファイルの中身を書き換えないといけません(というわけで、辞書データの置き場はいつも同じにしておくと移行が楽)。パスがちゃんとすれば、新環境でも今までと同じように使えるようになるはずです。

ちなみに、ファイルのほかにBAS、COBUILD... EPWING...などのフォルダがありますが、これはJammingの[辞書の追加と削除]ダイアログにある辞書の分類に応じたフォルダです。たとえば「EPWING」フォルダを見れば、自分が登録していた辞書のデータが入っています。ただ、中身は空っぽの場合もあります。


EBWinの移行

旧環境では、EBWinに辞書をほとんど登録してなかったので---EBWinはサブマシンで使っていた---、今回に限っては「移行」の手間はありませんでした。新規に登録しました。

よって、移行するとき、どのファイルを引き継げばいいのか、今回は検証していません。


EBWinの辞書登録で残念なのは、[辞書の追加]/[辞書の編集]機能と、辞書グループがちゃんと連動していないこと。Jammingの場合は、辞書をひととおり追加しておいて、グループ分けはウィザードで後からいくらでもできますが、EBWinの場合、グループを作ったら、グループごとにまた[辞書の追加]をしないといけません。

ですよね? > EBWinユーザーの方


LogoVistaの移行

今回びっくりしたのが、LogoVistaの辞書ブラウザ。いくら探しても、JammingやEBWinの「辞書の追加」に当たる機能がないんですよね。ぜんぶ、インストーラからやり直さないといけない。

もちろん、LogoVista辞書といってもJamming上で使っている分は、上の手順でそのままいけるのですが、Jammingにうまく載らないLV辞書(下記※)については、どうしてもLV純正ブラウザが必要です。LV辞書については、インストール後もちゃんとインストーラは確保しておく必要があります(下記※※)。


LogoVistaの辞書データって、なんか仕様がたびたび変わっているみたいですね。最近のLV辞書は、かなりの確立でJammingでちゃんと表示されません。私のところで言うと、「ジーニアス英和・和英」と、「リーダーズ第3版」がそうです。

※※
ダウンロード購入した製品であれば、LogoVistaサイトにログインすれば再ダウンロードできるようになっています。


Oxford系の移行

OED、SOD、CODはいずれもスタンドアロンアプリケーションなので、再インストールが必要です。しかも、「初回の起動時のみCD-ROMを認識する必要がある」という仕様。

OEDとCODはうまくいきましたが、なぜかSODだけは、この初回認識にトラブってしまい、どうしても移行できませんでした。使用頻度は高くないので、サブマシンにインストールしてCD-ROMを入れっぱなしにしてあります。


その他スタンドアロン版の移行

「ランダムハウス第2版」は、製品パッケージありますが、今さらスタンドアロンで使う予定もないのでインストールせず。

……と思ったら、再インストールしなくてもそのまま起動しました。
……と思ったら、インターフェースは出るけどちゃんと動作しませんでした。

RHDは、そのままでもJammingで読み込めますが、私の手元にはEPWing化したデータもあって、主にそちらを使っています(参照リンク:# ランダムハウスの純正データとEPWingデータ)。

で、再インストールしないとスタンドアロン版も動きませんが、Jammingでも純正データを読み込もうとすると、こんなエラーになってしまいました。

1404292

スタンドアロン版/準性データを使いたければ、まじめに再インストールするしかないようです。

「Merriam Webste's Collegiate Dictionary」は再インストール。

「OALT(Oxfor Advanced Learner's Thesaurus)」は、おもしろいことにインストールディレクトリをそのままコピーするだけで起動できました。

「学研Super日本語大辞典」。今だから白状しますが、たいへん重宝している学研国語大辞典。実は「入手不可」ということで、実はある方からデータを "お借り" していたのですが、今回調べてみたら、実は「Super日本語大辞典」の形でまだ手に入ることがわかったため、ちゃんと購入しました。

これがまた、古色蒼然と言いたくなるようなインターフェース。

1404291

笑えるくらいのWindows 95時代デザイン。むしろ、インストールできたのが不思議なくらいです。フォント設定すら変更できず、こんな汚い明朝文字をみせられることになるので、もちろんJamming上でしか使いません。あ、これは変換スクリプトが公開されています。

リンク:EBStudio 変換スクリプト集


Microsoft Bookshelf 2.0

これがどんな辞書かという話は以前書きました。

リンク:# カシオXD-N10000 - 『日本国語大辞典』とBookshelf

残念なことに、どうしてもこれだけはインストーラディスクが見つからず、単純なディレクトリコピーでも実行できず、悔しい思いをしています。

DF-X10000改に『精選国語大辞典』が載ってはいるのですが、『日本国語大辞典』が手元になくなってしまうのは、何とも無念。American Heritageも。

09:10 午前 辞典・事典, パソコン・インターネット | | コメント (8) | トラックバック (0)

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2014.04.28

# Windows 7環境構築のまとめ - AutoHotkey編

Windows 7 に移行した今のマシンで、作業環境の快適さに大きく貢献しているのがAutoHotkey(AHK)。もうこれなしでは何もできないという感じです。

これまでは、Web検索にしても辞書検索にしても、Word上ではWordマクロ、秀丸エディタ上では秀丸マクロをいちいち作っていましたが、AutoHotkeyキーはシステムグローバルで機能するので、いつでもどこからでも、仕込んだ機能を使えます。

たとえば、作業中のファイル(Wordファイル、テキストファイル、Webブラウザ、その他)で語句を選択してAHK指定のキーを押せば一発で辞書検索ができる。そこまではいいとして、その後、たとえば辞書のうえで語句を選択してAHKの別のキーを使えば、辞書上からWeb検索とか、そんなことまでできてしまいます。

ところで、前エントリで書いたように、Windows 7上のSDL Trados 2007環境でひとつ困ったことがありました。

Word 2007上で、[登録して閉じる/開いて取得]と、[登録して閉じる/次の不完全一致を開いて取得]という重要な機能のショートカットキーを変更できないのです。


ってか、そもそも、

Word上TagEditorで、同じ機能のショートカットが違う

ってどーゆーことよ! と、もうとっくに開発が終わってしまい、販売さえされなくなったソフトウェアについて今さら文句を言ってもどうにもならないのですが、なんで、開発中に誰もちゃんとしなかったんでしょうね。

[登録して閉じる/開いて取得]のショートカットが、デフォルトでは、

Wordだと[Ctrl]+[+]
TagEditorだと[Alt]+[+]

[登録して閉じる/次の不完全一致を開いて取得]のショートカットが、デフォルトでは、

Wordだと[Ctrl]+[*]
TagEditorだと[Alt]+[*]

ですよ。


これではたまらんので、私は今までずーっと、どちらでも[Alt]を使うようにショートカットを変更していました。ところが、それがWord 2010上では何をどうやってもできないのです。

これ自体は、Wordのバグという話もありますが、なんか調べてもラチがあかないので、AHKで対応しようと考えました。特定のアプリケーションでキーバインドを変えるだけだから簡単にできるはず、ということをFacebook上でも教えてもらったのですが、なんでか、これがまたまったくダメ。

で、つい昨日のこと、AHKに詳しいその人が、この機能をexeにコンパイルしたファイルをアップしてくれたので、それを試したら、なんとちゃんと機能するのですよ。

原因なんでしょう、とやりとりしているうちに、私がインストールしているAHKのバージョンがいかんのかも、ということになりました。

その時点で私がインストールしていたのは、v1.1.14.03(32ビット版)でした。でも、64ピット日本語環境では、

AutoHotkey111301_x64.zip

というのがいいらしいと教えていただき、それを試したら、ビンゴ! 一気に解決しました。

そんなわけで、AHKはまだまだ試行錯誤中ですが、今回の環境構築のなかでも目玉となりました。

ちなみに、SDL Trados 2007(Word、またはTagEditor)、Studio 2014、どちらも快適に動くようにはなりましたが、Trados Studio って、いくら慣れてみてもどうしても翻訳に集中できません。原因はおそらく、

横ならびインターフェースで、かつ

原文-訳文の移動にひと手間かかる

ことです。たとえ訳文フィールドに原文をコピーしておいても、[F3]で原文を検索することはできず、訳文からの検索になってしまう。これ、まっっっったく使えません。

Studioのリリース当時は、メモリー内検索(コンコーダンス検索)で訳文側も検索できるようになった、というのがウリでしたが――それまでできなかったので――、いざ実装されてみたら、こんなに使い物にならないなんて。

というわけで、一定量までならStudio上で作業しますが、2,000ワードくらいを超えたら、やはりWordファイルに置き換えて作業しています。ただし、残念なことに、OpenExchangeアプリケーションとして公開されている

SDLXLIFF To Legacy Converter

が、2014に対応していないので、うまく使えなくなってしまいました。


上に書いた、コンコーダンス検索の不自由さも、AHKで何とかできないかと考えているところです。

06:20 午後 パソコン・インターネット | | コメント (2) | トラックバック (0)

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# Windows 7環境構築のまとめ - メインアプリケーション編

去る4/9のWindows XPサポート終了に間に合うように、3月中にメインマシンを購入し、作業環境の入れ替えがほぼ完了しました(サブマシンはひとあし先にWindows 7に移行済み)。

新しいメインマシンは、ドスパラのBTOモデル。

i7-4770 3.4GHz
16GB RAM
GeForce GTX 660
プライマリディスクは128GB SSD
Windows 7 Professional

と、最近の私としてはかなり思い切った新調。これで少なくともWindows 7を使い終わるまではもつと思うんだよなぁ。ふだん使うアプリケーションとか辞書をひととおり起動した状態でこうだし。

1404281

グラフィック機能までちよっとぜいたくしたのは、オンラインゲームをやりたいときどき確認する必要があるからです。


というところで、XPからWin 7へのシステム移行に伴って行った作業環境の移行について、覚え書きの意味も込めて記録しておきます。

ちなみに、今回はプライマリをSSDにしたので、よく使うアプリケーションと辞書類はすべて C: のSSD上にインストールし、それ以外は D: にインストールしました。


ATOK 2014

ATOKがちょうどバージョンアップの時期だったので、まずさっそくこれをインストール。旧環境(2013)からの引き継ぎは、ジャストシステムのオンライン同期機能を利用できるので楽チンでした。ATOKの設定もユーザー辞書もこの同期で済んでしまいます。

※ただし、設定の一部は同期的に引き継がれないみたいで、その辺の細かい検証はしていません。


FileVisor 7

以前も書いたように、Windows 7になってもエクスプローラのファイラーとしての機能はまったくイケてないので(リンク:# 進歩の遅いWindows標準のファイル操作~FileVisorとの比較)、FileVisorは手放せません。

ただ、今までずーっとFileVisor 4というとっくに開発の終わったバージョンを使い続けていたので、今回思い切って新しいバージョンを入れてみました。これについては、良くなった点も悪くなった点もあって、プラマイゼロというところ。詳しくは、そのうち書くかもしれません。


秀丸エディタ

バージョンはともかく、秀丸については設定とマクロを移行しないことにはどうにもなりません。

ありがたいことに、最近の秀丸であれば[その他]→[設定内容の保存/復元]というコマンドがあります。旧環境で「保存」して、新環境で「復元」すればOK(レジストリをいじるので注意)。ただし、ダイアログにも注意書きがあるとおり、ファイルパスが関係してくる設定などは、マシンを変えてパスが変われば当然ながら調整が必要です。

今まで使っていたマクロなども、そのままコピーして使えますが、やはりパスなどの設定は書き換えが必要。


Microsoft Office 2010

Office 2010はサブマシンですでに使っていたので特に目新しいことはなく、今まで使っていたマクロを引き継ぐために、マクロを登録していたテンプレートを引き継ぐだけでした。

ただし、メインとサブの間でWord/Excel 2010の設定――これについては後述――をコピーできることがわかったのは収穫でした。

WordやExcelのカスタム設定情報は、以下のファイルに格納されています。

C:\Users\<user profile>\AppData\Local\Microsoft\Office\Word.officeUI

C:\Users\<user profile>\AppData\Local\Microsoft\Office\Excel.officeUI

このファイルをコピーすると、リボン、クイックアクセスツールバー、ショートカットなどの設定を同期できるのでした。

さて、そのOffice 2010のインターフェースのことです。2007で登場したリボンインターフェースは、けっこう評判が悪くて、私もサブマシンで2010をときどき使っていただけの頃は、いつもこのインターフェースを罵倒していました。でも、クイックツールバーを当たり前のように使ってみると、発想が変わります。

というか、Microsoftさんって、機能の売り方を完全に間違えてます。リボンインターフェース、あれが使いやすいはずもないのですが、実は

リボンは単なる機能の置き場

にすぎないんですよね。あの機能パーツの中から自分のよく使う機能だけを選んでクイックツールバーを自分好みに組み立ててられる。最初っからそう言ってくれればいいのに。そうしたら、インターフェースにうるさいユーザーもみんな納得すると思うんだけど。

そんなわけで、今ではWord/Excel 2010もほぼ快適に使えるようになりました。

あ、デフォルトの簡易検索、あれだけはいただけないですね。少なくとも翻訳者がWord上で検索機能を使う場面を考えたら、いちいち細かく選択しない従来の検索ダイアログが出てこないというのはダメダメ。ショートカットを変更して[Ctrl+F]で「高度な検索」が動くように変更しました。


SDL Trados Studio 2014

さあ、問題のTradosです。SDL Trados 2007がWindows 7上でも動くことは確認済み。Studioのほうは、最初っからSDL Trados Studio 2014をインストールしました。

Studio 2014は、おーっ! SSD環境だと速い速い。これならストレスなく使えそうですが、逆に言うと、まともな動作速度で使おうと思ったら、Studioにはこのくらいの環境がなきゃいけないんじゃないかな。

2014でだいぶ軽量になり速度もアップした、と発表されていましたが、少なくとも私の今までの環境では、その差を明確には感じられませんでした。SDLさん、Studio 2014の動作要件ちゃんと発表したほうがいいと思います。


SDL Trados 2007 Suite

SDL Trados 2007は、たしかに問題なく動くのですが、重大な問題がありました。Word 2007上でいくらショートカットを変更してみても、[登録して閉じる/開いて取得]と、[登録して閉じる/次の不完全一致を開いて取得]というよく使う機能のキーを変更できないのです。

これについては、AutoHotkeyを使って解決しました。別エントリで書きます。

それから、Windows 7上でも、TagEditorで日本語入力モードがすぐに解除されてしまうバグは変わりません。ただ、最近あまり使っていなかった「日本語じゃなきゃイヤン」が、XP環境より安定しているようです(XP環境では、起動してしばらく経つと「イヤン」が正常に機能しなくなっていた)。


Just Right!

これ、旧バージョンの4のインストーラしか見つからなくて困っていたのですが、今日、物置で発見。無事にインストールできました。


AutoHotkey

XP環境では、実はうまく動いてくれないことが多くて放置していましたが、今回しっかり使い始めて、あらためて重宝しています。この話から、稿を改めます。

05:31 午後 パソコン・インターネット | | コメント (2) | トラックバック (0)

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2014.04.16

# 『花子とアン』~翻訳家の原点が描かれた

以前に書いたとおり、テレビドラマというものを久しぶりに見ています。

NHK連続テレビ小説『花子とアン』


第3週になって、ようやく面白くなってきました。その第3週月曜日、吉高由里子に変わって早々の授業風景。英語教師の訳し方に異を唱えた主人公が、けっして強い調子ではなく、こう言います。

「私は、すこし違う訳をしました」


これって、程度や形の違いはあれ、人が翻訳者になろうと思う原点ではないかと思います。


もちろん、素晴らしい翻訳にめぐりあって翻訳の道をめざす人も多いには違いないのですが、世に出ている翻訳を読んでなんらかの違和感を覚え、「自分ならこう訳すな」と思ったことが、翻訳者であれば一度ならずあったのではないでしょうか。

そして、その違和感について、自分なりの答えを出そうとしてきた人だけが、やがて翻訳者になってゆく。


そういう、翻訳家・村岡花子の出発点が、この回では描かれていました。



いやねー、正直言って、第1週は見るの辛かったですよ。

ドラマ、特にNHKドラマで描かれる昔の日本って、なんでみんなこうなんでしょうねぇ。もう笑えるくらい「絵に描いたような貧乏」でさ、でもそんな境遇のなかで主人公はとてもいい子で……。いや、実際に貧乏だったんだろうし、その貧乏を私は知らないし、はなは本当にいい子だったのかもしれないしね。でもさ、描き方ってもんがあるでしょ。貧乏がリアルとかリアルじゃないとかそういう次元ではなく、とにかくどのドラマ見てもみーんな同じ。

……って言うほどドラマは見てないんでしょ。はい、すいません、私の認識不足かもしれません。とにかく、見てて恥ずかしいんですって。

子役は、いい仕事してると思いましたよ。なかなかのもの。でもね……以下略。

ちなみに、原案『アンのゆりかご』に、あれほどの貧乏の描写はありません。

そもそも、花子5歳のとき、すでに一家は品川に転居しているはずです(新潮文庫『アンのゆりかご』、p.34)。家族が今でも甲府に住んでいる、というのは、だからおそらくこのドラマ独自の脚色。それはいいんですよ別に。「原案」だしね。でもさ、だからって、どうして「これがNHKの描く明治の日本でござい~」みたいなテンプレート的描写にしなきゃいけないんだろ、毎度毎度さ。

で、原案つまり史実どおり、都内の尋常小学校に通っていたのであれば、給費生として東洋英和に入るというのもできそうだけど、甲府からいきなり汽車に乗ってというのは、どうなんでしょ。


第2週、東洋英和(ドラマでは別の名前)に入ってからはだいぶ救われたし、こっちもテレビドラマのコードにだいぶ慣れてきました。コンドン(近藤春菜)とか見てて面白いし、校長先生と英語教師もなかなかいい雰囲気。

でも、あの「お父」は、いつ出てきてもやっぱイタいよね。いや、当時のイタい人として設定されてるのはわかるんだけど、演技がそれに輪をかけてイタいでしょ。まあ、ガメラのときも、この人はちょっとイタかった気がするけど。


そして、第3週、冒頭に書いたようなシーンが出てくるようになって、ようやく楽しめるようになったわけです。

日曜学校に出てくる子どもたち、けっこう「今どきではなさそうな顔」を選んでるなあとか、子供のころ通った日曜学校って、あんな雰囲気だったなあとか(実際にはもっと広かったはずですが、木造のあのたたずまいがね)。

はなに接近する帝大生、若い頃の三ツ木清隆に似てるね、とか。

まあ、これからも恥ずかしい演出はたびたび出てくるんだろうけど、それでも、この主人公ならではの楽しみも、きっと増えてくるのでしょう。

05:37 午後 翻訳・英語・ことば, 映画・テレビ | | コメント (6)

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2014.04.12

# 「読ませるIT翻訳」、シリーズ第3弾

前回から少し間が空きましたが、なんとシリーズ第3弾が決まりました。


リンク:読ませるIT翻訳 PartⅢ~ 訳語の選び方、言葉のつなげ方 ~ | サン・フレア アカデミー

前回と同様、2回開催です(そんなに集まるのかな...)

第1回:5/31(土)

第2回:6/14(土)


第2回は、IJET-25の前週ですね……


今回は、「訳語の決め方」をテーマにしてみました。


・何でもない単語なんだけど、目の前の文脈にぴったり来る訳語がなかなか決まらない

・新語とは限らないが、辞書にもWebにも情報が乏しい場合の対処

・英和、和英、英英の辞書の行き来

あたりのことを取り上げる予定です。


今回これをテーマにしてみたのは、アメリアの定例トライアルやふだんの授業などで、意外なくらい訳語の選び方が不適切だったり、全体にはいい出来なのに訳語の選択が惜しかったり、そういう答案を目にすることが多かったからです。


もちろん、自分の仕事でも毎日のように悩んでいるわけで、後から「こうすればよかった」と気づくことも多く、おそらく誰にとってもこれは永遠のテーマだろうな、という理由もあります。


シリーズではありますが、もちろん今回の単発でも大丈夫な内容をお届けする予定です。

07:14 午前 翻訳・英語・ことば | | コメント (4) | トラックバック (0)

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2014.04.11

# 電子辞書情報 - 4/11版

前回、一部未確認だったPASORAMA対応機能を再確認し、ファイルを更新しました。


翻訳者ご用達電子辞書の収録コンテンツ一覧 - 4/11版(Excelファイル)
(※クリックすると、すぐにファイルがダウンロードされます)


G列にPASORAMAで使える機能を、マーキングで示しました。

★……見出し語検索
☆……例文検索
▲……日本語例文検

です。


改めて整理してみたところ、重要な辞書のうちPASORAMAでひけないのは、大修館の日本語大シソーラスだけ、ということです(G列に×印)。

例文検索では、Oxford Sentence DictionaryもWordbankも検索されることを、実際に確認しました。


01:20 午前 | | コメント (1) | トラックバック (0)

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2014.04.10

# IJET-25、そして参加者数もすごいことに

何度かお伝えしているIJET-25。本番まであと2か月ちょっとになりましたが、参加申し込みがお得な<早割が、

本日4/10(木)深夜24:00

となっています。


そして、その〆切を前にしてすでに参加者数が

350名を突破

しました。


IJET史上最高の人数です。

JTFの翻訳祭には、例年この2倍ほどの人が集まりますが、あちらは企業からの参加者も多数います(おそらく個人の参加者は半数に届かない)。

それに対し、IJETの参加者は、ほぼ例外なく個人の通訳者・翻訳者です。それがこれだけの人数集まるのですから、これはもう、業界の一大イベントと言っていいでしょう。


セッションももりだくさんですが、業界からこれだけの人が集まるのですから、そこにあるはずの

出会い

にもおおいに期待できます。


名刺、100枚じゃ足りません、きっと。


早割〆切まで、あと11時間ほどあります。まだ迷っている方、慌てず急いでください!

それにしても、みなさんさすが〆切稼業だよね。〆切前ラッシュのすごいことすごいことwww

01:14 午後 JAT・JTF | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2014.04.09

# 電子辞書情報 - 4/9版

翻訳フォーラムをはじめとする通翻クラスタでは、しばらく前から辞書まわりが熱いことになっています。


最近の話題は、なんといっても研究社の「リーダーズ第3版」。

長らく書籍版しかなかったこの辞書が、ここでもすでに取り上げたように、昨年まずセイコーインスツルの電子辞書DF-X10000とDF-X10001に搭載され、先日ようやくLogoVista版も発売されました(当の研究社がデータ版を売り出す見込みはまったくない模様)。


ところが、このLV版、発売間もなく、色々と問題のあることがわかってきました。JammingやLogophile、EBWinにも載りはしたものの文字化けがあったりとか、これは外字のマッピングの問題で、まあとかくお騒がせの多いLV仕様だからねぇ... というところですが(Logophileでは、外字のマッピングを設定すると解消する)、実はもっと深刻なバグがありました。

それは、後方検索その他の検索方法が(売り文句には書いてある)機能しないということ。

さっそく、翻訳フォーラムのメンバーがメーカーに問い合わせたところ、さっそくアップデートデータが公開されました。ダウンロード版でもパッケージ版でも、購入した人であれば、LogoVistaのマイページからダウンロードし、手元のリーダーズV3を更新できます。

1. LogoVistaサイトでログインする。

2. [所有製品(シリアル番号)の確認/新規ご登録と再ダウンロードサービス]をクリック。

3. [所有製品(シリアル番号)の確認/新規ご登録と再DL]というページが開く。

4. リーダーズを登録してあれば、このページの一覧にあるはずなので、[再ダウンロード]ボタンをクリック。

これでダウンロードが始まります。


それでも、LV純正ブラウザ、Jamming、Logophile、EBWinでそれぞれ動作が異なるので、いろいろと検証が進んでいるところです。


そんなわけで、辞書まわりのことを調べたついでに、このファイルも更新しました。


翻訳者ご用達電子辞書の収録コンテンツ一覧 - 4/9版(Excelファイル)
(※クリックすると、すぐにファイルがダウンロードされます)

変更点は以下のとおり。

・DF-X10001について、PASORAMAでひける辞書のチェック列を作りました(G列です)。これでわかるとおり、大修館の「日本語大シソーラス」と、Collings Wordbankが対応していません。

・ついでに、カシオの最新フラッグシップ機を追加しました。ただし、実用書レベルの細っかい書籍の分は面倒なので更新していません。翻訳者としては特に決め手になるコンテンツはありません。

・緑と黄色の色が付いているのは、ブログ主が持っているPASORAMA対応機種で、それぞれの異動を示しています。たとえば、岩波理化学辞典はSR-G9003にしかないのです。


このリストを作りながら、セイコーインスツルさんのサイトに誤りを発見しました。DF-X10000の頃から続いているので、きっと誰も気づいてないんでしょうね。

リンク:DF-X10000-SII電子辞書、または

リンク:DF-X10001-SII電子辞書

ほぼ同じこのページに、「PASORAMA一括検索 対応コンテンツ:38コンテンツ」と書いてありますが、よく見ると、「人文社会37万語英和対訳大辞典」がダブっています。したがって総数は38ではなく37。


それにしても、WordbankはPASORAMA対応してほしいなぁ …… あれ? 例文検索だとPASORAMA対応の状況が違う?おー、リスト作り直しだ。でももう今は時間がないので、ひとまずここまで。明日また更新します。

ところで、このリーダーズで盛り上がるより前、昨年の秋くらいから、翻訳フォーラムはPrinceton WordNet 3.1のデータのことで盛り上がっていました。

そのことも、近いうちに書こうと思います。

04:04 午前 辞典・事典 | | コメント (1) | トラックバック (0)

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2014.04.06

# IJET-25、セッションもスポンサーもすごいことに

6月21-22日に開催されるIJE-25(第25回英日・日英翻訳国際会議)、基調講演以外のセッション概要がほぼ出そろいました。

リンク:Sessions | 第25回 英日・日英翻訳国際会議 東京大会


一方、このページの左カラムのスポンサー一覧でわかるように、通訳翻訳関連の会社、学校、団体など通訳・翻訳業界でもたいへん大きく注目されています。

Ijet25banner


そのIJET-25、お得な早割が今週4/10(木)までとなっています。


・通訳・翻訳に携わる人なら見逃せない注目のセッションが2日間にわたり目白押し


・数百人規模の通訳者・翻訳者にいっぺんに会えるネットワーキングディナー


・いよいよ放送が始まったNHK連続テレビ小説『花子のアン』の原案作者の話も聴ける(基調講演)

これだけ充実した通訳・翻訳関連のイベントが、東京で開催されることは、当分の間ないと思います。早割チケットをゲットして、ぜひご参加ください!

06:20 午後 JAT・JTF | | コメント (0) | トラックバック (0)

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