# DF-X10000 ~ ファーストインプレッションと問題点
まあ、インターフェースの印象は好みの問題かもしれないけど。
ボタン大きすぎじゃね?
ちなみに、旧PASORAMAはこんな感じでした。
個人的には、こっちのほうがすっきりしてて、ずっと好きなんですけど。
辞書ブラウザって、だいたいどれもデザインはあっさりしてて、LogoVistaなどもけっこう控え目です。そんななかでは、Oxford系がどれもデザインにちょっと凝ってますが、もっと洗練されている気がします。
参考:「# Oxford の親分」
(最後のスクリーンショット)
実際、好みの問題だけじゃなく、ボタンのサイズが変わらないから、ウィンドウ全体を小さくすると、ボタンの一部は表示されなくなってしまうのですよね。まあ、右のほうはあんまり使わないボタンなんだけど。
要望その1:
ボタンサイズの変更オプション
を付けてください。
ついでですが、表示のオプションはもう少しあってもいいですね。背景や文字などの配色は変更できますが、フォントを変えたい(個人的に、Windowsマシンの明朝系フォントはあんまり見たくないのです)。
要望その2:
表示オプションを強化
してください。
ミニ辞書 ←→ 標準辞書、という切り替えもありますが、切り替えるたびにウィンドウの表示位置が初期設定(たぶん右下)になってしまうのも×です。ミニと標準のどちらも、好きな位置に置きたい。
要望その3:
ウィンドウ情報を記憶
できるようにしてください。
というあたりで実際に動かしてみましょう。
……あれ? 検索動作は、あいかわらずインクリメンタルだけなんだっけ?
でも、けっこうきびきび動くからいいか(XPマシンだったら、もっと辛かったかも)。画面自体も、きれいで見やすいと思います。
ちなみに、DF-X10000に付属しているPASORAMAのバージョンは「PASORAMA for G10001 1.0」。最新版は1.2のようで、こちらもSIIのサイトからダウンロードできますが、有償ソフトウエア書き換えサービスに出せば、これも更新されるようです。
要望その4:
インクリメンタルをオン/オフ
できるようにしてください。
どうしてもJamming/Logophileの機能と比べてしまう、というのはありますが、
要望その5:
辞書の順番を変えられる
ようになると嬉しいですね。
さて。あんまり使わないんですが、インターネット検索のオプションも確認してみました。旧PASORAMAと変わってませんねー。検索エンジンを追加/削除できるのは○ですが、
Google先生が入ってない
のは何か理由があるんでしょうか?
※私の旧PASORAMAにはGoogle入ってますが、たぶんこれは自分で追加したもののようです。
で、そのインターネット検索、エンジンに最初から Merriam WebsterとかCollins、Longmanなどのサイトも入っていて、けっこう良いのですが、いちいちオプション設定で切り替えるというのは、いかにも不便です(だから使ってないのよ)。そこで、
要望その6:
インターネット検索エンジンの切り替え
を表でできるようにしてください。
ところで、旧PASORAMAになかった「熟考翻訳」なんてボタンがありますね...ポチ。
おおぉぉ。なんと機械翻訳サイトに飛びますね。あ、ロゼッタのサービスか...、ふーん。
「クリップボード検索」、これも私は使わないんですが、ボタンを押した状態と押してない状態の違うがほとんどわかりませんね。
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コンテンツについてもちらっとだけ。
楽しみにしていた『精選版 国語大辞典』(以前の記事:カシオXD-N10000 - 『日本国語大辞典』とBookshelf)。Bookshelf 2.0に入っていた国語大辞典より詳しくなっているものもありますね。これは楽しみ~。
もうひとつ楽しみにしていた『平凡社 世界大百科事典』。
デフォルトでは、図版は表示されずリンクになっていますが、クリックしても表示されるウィンドウが小さく、わざわざ拡大しなければいけません。[全文表示]にして、かつウィンドウをスクリーン最大にして使うと見やすい感じです。
ただ、図録のスキャン精度があんまり良くない気がします。これ、たぶん本体のスクリーンではもう少しキレイに見えるのかもしれません。
なお、肝心のリーダーズ第3版については、ソフトウェア更新してからまたレポートしたいと思います。
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最後に、ハードウェアについて1点。
要望その7:
USBケーブルを長く
してください。
これは以前の機種から不便に思ってましたが、付属のUSBケーブルは短すぎます。PC本体背面のUSBポートを使おうと思ったら、本体の置き場がないですよ。
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コメント
「ボタン大きすぎ」、ほんとそうです。しかもこれ、どんどん大きくなっているのです。帽子屋さんの「旧」はSR-G9000ですよね。わたしの「旧」はSR-S9002なんですが、こーんなにすっきりしていたのです(写真右)。これに戻して欲しいです。
http://nest.s194.xrea.com/lingua/600/#000430
違うタイプのPASORAMAソフトが全部「PASORAMA」という名前になってデスクトップに並ぶのもとても困ります。Windows側でインストールした順に「PASORAMA(1)」「PASORAMA(2)」などと連番を振ってくれますが、それにしても。よく空振りするんです。開けたいのじゃないのを開けちゃって、PASORAMAモードにしてから云々と怒られる。機種別に「PASORAMA_SR-S9002」とか「PASORAMA_X10000」とかして欲しいです。
そういえば、今回帽子屋さんが入手された「PASORAMA for G10001 1.0」も変ですよね。G10001といえば、初代も初代、2009年3月発売のモデルの名前。うっかりつけかえるのを忘れてるのか、わざとなのか。
辞書の順番については、変えられるようになったんです!と聞いたのですが、あれは本体側だけのことでPASORAMAではだめなのかしら。
USBケーブルは、しかたないので手持ちの長いのを使ってますが、初めからちゃんとした長さのものがついてきたほうがいいに決まってますよね。
そういえば今サイトをあちこちしてて思い出したのですが、今回のX10001の最大の売りであるはずの「リーダーズ第3版入り」、アマゾンの商品紹介では「リダーズ第3版」になってるんですよね。あれじゃ検索にも引っかからない。リーダーズ3の紙版を探しに来た人が「電子辞書版もあるんだ!」と買うかも知れないのに、販売機会を逸してる。ああもったいない。(実際には本文中の「リーダーズ第3版」でひっかかって、商品リストの下の方には出てきますが、ちゃんと表記してたらきっと一番上に出るんですよね)
投稿: Nest | 2013/10/31 4:16:43