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2013.05.31

# 52歳の誕生日のサプラ~イズ

昨年の誕生日とその後の数日間は、家族一同に見事にスルーされたという私のことを、通翻のみなさんずいぶん気遣ってくださいました。そのせいかどうか、今年の5月26日には、Facebook で100通を軽く超えるお祝いメッセージをいただきました。

みなさん、この場を借りて、改めてお礼を申し上げます。m(__)m

ところが、嬉しい52歳の誕生日はそれだけでは終わりませんでした。昨日5月30日のことです。

この日は、通翻の数名が不定期で行っている飲み会、というつもりで予定のお店に出かけていったら、予想外にたくさんの方が着席なさっていて、思いっきり

目が点

になってしまいました。

こんなサプライズ、生まれて初めてです。大人になってから誕生祝いなんてしてもらったのも、たぶん初めて。

1305303


お店は、通翻きってのグルメ(と、今回改めて認識しました)Aさんご紹介のこのお店。

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Piglet(ピグレット)<生ハムとワインのお店>

生ハムもパスタも、むちゃくちゃ美味しかったです。


こんなにいろいろとプレゼントもいただきました。

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みなさん、私のこと実によくわかってらっしゃる。

上の写真に写ってない、これ にも注目。

1305305

手前のギター、わかります?

Epiphone_casino_lennon

^^;


それから、こんな "大物" も。

1305302

これの来歴は、こちらをご覧ください。

リンク:鹿角探し(2日目): 山と鉄馬とDIYと

09:21 午後 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2013.05.25

# 「十人十色」、広島編のネタばれと、大阪編で予定していた話

「十人十色」出張編、私の話した内容と、話せなかった内容について、簡単にご紹介しておきます。


広島編では、ツールとか作業環境のことではなく翻訳内容についてお話ししました。取り上げたのは、その日の朝納品したばかりの案件から拾った英文の訳し方。

ツールについては、omiso.dot のことをちらっと紹介しました。Trados翻訳が終わったバイリンガル状態のWord上でタグや数字の整合性をチェックできるマクロテンプレートですが、詳しくは過去記事をご覧ください。

リンク:side TRADOS: 翻訳後のチェック - Word の場合 - omiso.dot

リンク:side TRADOS: omiso.dot の Tips

広島編でなんで突然、omisoの話をしたかというと、新幹線のなかで後述のような経緯があったからでした。

一方、大阪編では時間の都合で何もお話しできませんでしたが、予定では広島編と別の話をするつもりでした。元ネタはこちらにあります。

リンク:アルク翻訳コンテスト2012:翻訳・通訳のトビラ


以下、omisoを紹介するに至った経緯です。


7:30発の博多行きのぞみ11号。

(どうでもいいけど、東京駅地下のグランスタ。営業時間8:00からって、使えねえぞぉ。期間限定で7:00からやってたりするみたいだけど)


私は、この日の朝発生した案件があったので、車中でさっそく翻訳にかかってていたのですが、ふと見ると隣に座っていたテリーさんが、自作のWordマクロを編集しています。「数字だけ検索してマーカーを付ける」ようなことをしていたので、なにげなく

「原文と訳文で数字を照合するマクロ、昔からあるよ」

と言ったところ、興味を示されたので、お見せすることにしました。それがomiso.dotです。


……が、このとき持っていたわが愛機、ASUS Ultrabookには、まだomisoテンプレートが入っていませんでした。DropboxとかUSBメモリー、その他心当たりのオンラインストレージも探してみましたが、どこにも置いてません。


諦めかけたところで急きょ思い立ったのが、以前の職場の同僚。同僚の多くも今はフリーランスとして独立していますが、omisoを導入したのは私が社内にいた頃なので、omisoを持っている可能性は大です。

さっそく数人にメールで打診したところ、30分もしないうちに、そのうちの一人から omiso.dot が送られてきました。


この間、PCの電源は車内からとっていたし、ネットは自分の docomo Xi がさすがの安定感で接続され続けていました。そんな環境で、Gmail を使って必要なファイルを人から送ってもらえる。なんと便利な時代になったものか。


そんな展開があまりの感動ものだったので、広島ではつい、omiso を紹介することにした次第です。

03:21 午後 翻訳・英語・ことば, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2013.05.24

# 「十人十色」広島・大阪出張編のお礼

先日ご案内した「十人十色」広島・大阪出張編、天気にも恵まれ、盛大に全日程を終了することができました。

広島、大阪でそれぞれ現地スタッフとしてご協力くださったみなさん、本当にありがとうございました。

東京メンバーのYoshiさん、有給まで使っていただいたテリーさん、そして何より、今回のイベントを発案した井口さん、みなさんとご一緒できたおかげで、心に残る素晴らしい2日間になりました。

いずれ、テリーさんから録画が公開されると思いますが、ひとまず以下のツイートまとめをご覧ください。


リンク:2013年5月21日翻訳勉強会「十人十色」広島編 - Togetter

リンク:2013年5月22日翻訳勉強会「十人十色」大阪編 - Togetter


広島も大阪も、ほんとうにいい街です。

広島編は、17:00 までの予定を1時間延長し、14:30~18:00 の3時間半ほぼノンストップ。

広島側から4人が「十人十色」の趣旨に相応しい内容をプレゼンしてくださり、、関東組からも3人が話をさせていただきました。

みなさん、当初は「特に話す内容など...」とおっしゃっていたわりに、それぞれに内容の濃い、丁寧なプレゼンテーションでした。ツールや作業環境の話から、Macユーザーならではのノウハウ……今後の仕事にいろいろと役立つことと思います。

最後に少し長めの時間をとってGaryou_Tenseiさんが担当してくださった「ゲーム翻訳入門ワークショップ」は、ふだんあまり縁のない人にはそうとう刺激的だったのではないでしょうか。こういうワークショップ形式は、これまでの東京でも例がなく、今後も機会があればやってみたいと思う内容でした。


ちなみに、ランチも……

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打ち上げも……

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もちろんお好み焼きでした。

かたや大阪編は、13:30~17:00 の同じく3時間半。やはりほぼノンストップで、大阪側からなんと7人の方が、みなさん熱く語ってくださいました(時間の都合で関東組の話は割愛)。

「眼鏡翻訳者」なるレアな方のお話、翻訳者の健康、ニュース翻訳の裏側……と、こちらも想像以上にバラエティに富んだ内容で、関東組も圧倒されっぱなしでした。

最後には、秀丸マクロの糸目さんが登場。ようやくお会いできました(詳しいことは、また改めて)。


この日はランチも現地メンバーが設定してくださり……

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やっぱりお好み焼きですwww(私は、スジ肉いりのネギ焼きにしましたが)。

そして、夜は当然……

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串カツです。二次会、三次会まできっちり設定してくださったポールさん、心よりお礼申し上げます。

「十人十色」の言葉どおり、ほんとにみなさん、お仕事の内容も方法もいろいろですよね。

でも、「翻訳が好き」という気持ちだけはみなさん同じ。だからこそ、みなさん本業の合間を縫って時間をやりくりしてまで、こういうイベントを盛り上げてくださったのだと思います。

その情熱をしっかりたっぷり吸収できた2日間でした。

08:16 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2013.05.19

# 翻訳勉強会「十人十色」広島・大阪出張編

もう明後日に迫ってしまいましたが、参加申込みに特に〆切はないので、今さらながらこちらでも告知しておきます。

勉強会「十人十色」については、以前の記事でも紹介しました(# 勉強会「十人十色」のイベント告知

その十人十色を、広島と大阪でも開催しちゃおうという、大胆なイベントです。

5/21(火)は広島に、5/22(水)は大阪にお邪魔します。

翻訳勉強会「十人十色」・広島編

日時:5月21日(火)14:00~17:00
場所:アステールプラザ 工作演習室(広島市中区加古町4-17)
費用:(会場費の人数割り)


翻訳勉強会「十人十色」・大阪編

日時:5月22日(水)13:30~17:00
場所:ドーンセンター 中会議室(中央区大手前1-3-49)
費用:(会場費の人数割り)


こちらからは、井口富美子さん、大光明宜孝さん、テリー斉藤さん、私の4人が参加します。

広島・大阪とも、主にFacebook上でご参加を表明してくださった人がすでに大勢いらっしゃいます(プレゼンターとして、または見学のみで)。


当日はUstreamによる生放送もあり、録画もアーカイブされる予定です(ただし、ご本人の希望によりUSTや録画がない部分もあります)。


もちろん、広島、大阪とも、打ち上げ付きです。


セミナーの席は、まだ若干余裕があります。この記事を見て感心を持っていただいた方は、TwitterでもFacebookでもメールでも、ご連絡をお待ちしています。


なお、この勉強会については、以下の方のブログ記事もぜひご覧ください。

リンク:広島通訳 Talk! Talk! Talk!: 十人十色(翻訳)勉強会 広島編(広島の宮原美佳子さんのブログ)

リンク:「Win-Win」の関係と勉強会: 翻訳者akoronの一期一会(広島のakoron1さんのブログ)

リンク:翻訳勉強会「十人十色」 | WITHOUT STOPPING(大阪のポール牧野さんのブログ)

10:14 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (2) | トラックバック (0)

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2013.05.18

# 「日本翻訳ジャーナル」5/6月号

前回の3/4月号についてのエントリが、まだ「最近の記事」から消えてませんね。ってことは、この2カ月間でブログの更新がそれだけ少なかったということ。いけませんねぇ。


ジャーナルも、新年度がスタートしました。

連載コラムは、遠田和子さん、テリー斉藤さん、私の3人が継続。残りの2つは、新たに矢能千秋さんと矢野直子さんのコーナーが始まります。

・矢野直子 presents 「Lost in Translation Company」

・矢能千秋 presents 「人間翻訳者の仕事部屋」

お二人とも、強力で頼もしい存在であり、今までのコーナーになかった切り口をお読みいただけると思います。


私のコーナーには、京都在住の翻訳者、渡部優一さんが登場。昨年の春、通翻クラスタで一緒に高尾山に登った直後に、あまりにも軽々と京都に転居なさったので、その後どんな翻訳ライフを過ごしているのか、私自身が知りたくてお願いしました。

これを皮切りに、私の「フリースタイル、翻訳ライフ」は、しばらく

関西シリーズ

が続く予定です。

10:34 午後 翻訳・英語・ことば | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2013.05.14

# サン・フレアさん、単発セミナーと通常講座

6月に、サン・フレア アカデミーさんでまた単発のセミナーが1つあります。それより一足早く、3か月の短期講座も始まることになりました。


リンク: 読ませるIT翻訳 ~マーケティング・販促資料の英文和訳~ | サン・フレア アカデミー

3月に、同じサン・フレアさんとJATで、IT翻訳業界の現状と、その中でどうやったら続けていけそうかということをお話ししました。今回のセミナーは、いわば、その実践編です。


そして、今まではこのような単発セミナーばかりでしたが(オープンスクールも含めて)、ついに通常講座も担当するとになりました。

リンク: Trados 活用 IT 翻訳者養成講座 | サン・フレア アカデミー

以下、サイトでは書き切れなかった点をここに書いておこうと思います。


今回の講座は、Tradosの習得(基礎~上級レベル)と、IT翻訳(リンク先にメニューがあります)の実践を同時にやっちゃおうという、ちょっと野心的な試みです。

こうしたスタイルの授業にどれくらいの需要があるかわかりませんが、IT翻訳現場での即戦力の養成をめざします。

「Tradosのスキル」と「実践的な翻訳技術」の両方を習得

講座紹介の抜粋ですが、「翻訳力」とは書いていないところにご注意ください。

一定以上の翻訳力があることを前提に、「IT翻訳の現場で求められる技術」を身につけることを目的としています。併せて、

- IT翻訳現場で実際に行われている習慣

- スタイルガイドや用語集の運用

- 辞書検索

- Trados以外のツールの活用(正規表現など)

などについても、時間の許す限り、この授業で取り上げていきたいと思います。その一方で

- IT翻訳固有のおかしな習慣についての疑問点

- 本当の意味での「翻訳力」を損なわない工夫

- Tradosの「裏ノウハウ」

なども盛り込んでいくつもりです。


09:54 午前 翻訳・英語・ことば | | コメント (2) | トラックバック (0)

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2013.05.12

# iTunesの「表示オプション」~年代順表示できた

iTunes 11って、やればできる子なのに、そこが表から見えにくくなっているのかも。

表示を切り替えるときは、ウィンドウの上のほうにある

1305125

これらのボタンを使うわけですが、以前から、

「アルバム」表示でも「アーティスト」表示でも、年代順に並べたい

と思ってました。


ちゃんとできるんですね。忘れてましたが、

[表示]→[表示オプション](Ctrl+J)

です。

iTunes 11にアップグレードしたとき、自分でこんな記事を書いてました。

# iTunes 11

このとき、[ジャンル]表示に切り替えて、[アーティスト]表示を選べたように、[年]というオプションもあります。しかも、どの表示かによって、表示オプションも微妙に違うんでした。


[曲]表示のとき(全曲リスト)は、こんな詳しいオプションです。

1305124

ただし、ソート基準は1つしかありません。


[アルバム]表示に切り替えると、

1305123

ソート基準が2つになります。つまり、全アルバム表示にしたうえで、

アーティスト別かつ年代別

という表示が可能。これをやりたかったんですよー。


[アーティスト]表示に切り替えると、

1305122_2

ソート基準は1つだけになりますが、すでにアーティスト別の表示になっているので、ここで[年]を選べばOK。


というわけで、目下順次読み込み中のグールド38枚組も、きれいに並ぶようになりました。

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ただ、当たり前ですが、年代はCDに入っている情報から読み取られるので、必ずしもオリジナルの発行年になっているとは限らない。あとは[プロパティ]で年情報を修正するしかありません。

05:05 午後 翻訳者のPCスキル, 音楽 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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# 訃報 - 夏八木勲

リンク: 夏八木勲さん死去 映画ドラマで名脇役 - 芸能ニュース : nikkansports.com

大好きなバイプレーヤーでした。

どんな映画やテレビでも、出番が少なくても必ず印象に残るような役柄が多かったですね。個人的には、大河ドラマ『花神』のときの龍馬役、特に暗殺シーンがまっさきに思い出されます(もちろん、総集編に残っています)。

同期生には後に「花の15期生」と呼ばれる、原田芳雄・林隆三・村井国夫・前田吟・地井武男・秋野太作・小野武彦・浜畑賢吉・高橋長英・竜崎勝・栗原小巻・太地喜和子・赤座美代子・河原崎次郎・柴田侊彦・溝口舜亮・三田和代・片岡五郎らがいる。

今見てたら、こんな記事が...... すごいで顔ぶれ。そして、たしかにこの方々も、次々と鬼籍に入られていますね。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

08:57 午前 映画・テレビ, 社会・ニュース | | コメント (2) | トラックバック (0)

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2013.05.09

# 翻訳者のための正規表現~勉強会の解説、その4

前回のお題解説で、最後に

数字の全角/半角置換となると、これはマクロの領域

と書きました。


このシリーズでは、(少なくともまだ)マクロの話まで踏み込むことはしませんが、実は最新の秀丸エディタがこの置換に対応しているので、そのことに少しだけ触れておきます。

全角から半角、または半角から全角という置換をふつうではできない、というのは想像していただけると思います。

[0-9]

[0-9]

という検索はできても、ヒットした箇所について、たとえば

半角の8→全角の8

とか

全角の5→半角の5

という対応を置換だけでは判断できないからです。


マクロには tohankaku とか tozenkaku なんていうコマンドがあるので、わりと簡単に書けてしまいます。それから、秀丸マクロには「変換モジュール」という機能があって---デフォルトのままだとメニューからは選べないかもしれません---、その中に半角置換/全角置換があるので、たとえば文字列を選んでその機能を使うこともできます。

でも、今回やっているような置換ダイアログでは指定できません。いえ、これまではできませんでした


で、前回も書いたように、勉強会の準備をしていたら、Ver.8.20以降でこの置換が可能になっています。

簡単に言うと、上に書いた「変換モジュール」の機能を正規表現の中で呼び出す、という荒技を実装したようです。

詳しくは、秀丸エディタのヘルプを起動して、目次ツリーから

[目次]-[ 検索系コマンド]-[正規表現]-[置換の時の、変換モジュールによる変換の指定 ]

を見てください。


これを使うと、前回のお題は最終的にこうなります。


【検索その5 ~本当の最終形】

 [0-90-9]+\f ?\f[((]\f.+?\f[))]

【置換】

 \(0,ToHankakuAlnum) \(\3\)


【解説】

前回の最終形では、置換文字列が

 \0 \(\3\)

なっていました。\0 指定しているだけなので、ヒットした数字の部分をそのままに引き継ぐだけでした。

その \0 を \(0,ToHankakuAlnum) にします。

ToHankakuAlnum というのが、「すべての数字を全角にする」という意味を持つ部分です。

ただし、これはあくまでも秀丸エディタ独自の正規表現であり、汎用性はありません。

08:47 午前 翻訳者のPCスキル | | コメント (0) | トラックバック (0)

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2013.05.06

# 新・午前十時の映画祭 ~ 『大脱走』

★★★★★

「午前十時の映画祭」というこの企画、2010年からすでに3回も実施されていたのですが、これまで自分に余裕がなかったせいか、ずっと逃してきました。

リンク: 新・午前十時の映画祭 デジタルで甦る永遠の名作

今回は、上映劇場を3つのグループに分け、上映期間をずらしてあります。ウチからだと、

グループA:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
グループC:楽天地シネマズ 錦糸町

のどちらにも簡単に行けるので(グループBのMOVIXさいたま、は近いけど乗り換えが面倒)、できれば全作品制覇を目指そうかな、と目論んでいます。


と言いつつ、第1サイクル(4/6~19)は逃してしまい、先日、まず錦糸町で『大脱走』を観てきました。


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この錦糸町の「楽天地シネマズ」は、いちおうスクリーンこそ4つあるものの、オンラインのチケット予約もなく全席自由席という、今となってはもはや珍しいスタイル。

客層は、ほとんど私ら夫婦より年輩ばかりでした。w


この映画についてはもう今さら言うべきことはありません。

マックイーン、ブロンソン、コバーン。『荒野の七人』組はもうみんな死んじゃいましたねぇ。

脱出組のなかでは、ドナルド・プレザンス(偽造屋ブライス)とジェイムズ・ガーナー(調達屋ヘンドリー)の訓練機奪取空路逃亡失敗エピソードがいちばん切ない。

リチャード・アッテンボローのビッグXを最終的に逮捕するドイツSS将校のカール・オットー・アルバーティは、傑作娯楽戦争物『戦略大作戦』(Kelly's Heroes)では、お茶目なドイツ兵を演じていて、この作品ではシリアスな場面なのに、どうしてもニヤっとしてしまいます。

この映画、私は、7~8年くらい前に東銀座の東劇でもリバイバルを観ていますが、家内は大スクリーンでの鑑賞は初めて。そもそも家内によると、「テレビで見たとき、どの人がどっちの軍なのかもよく判らなかった」とか。

たしかに。子どもの頃初めてテレビで見たとき、自分も似たように感じた覚えがあります。

いちばん違和感があったのは、「捕虜収容所」という場所のイメージ。刑務所とか強制労働所とは言わないまでも、もっと過酷な環境を想像していたので(そのイメージの出どころはよく判りませんが)、舞台となったあの収容所の雰囲気が、最初はなかなかピンときませんでした。

捕虜の扱いがずいぶん丁寧だし、話し方は対等だし、脱走を試みれば射殺はあるけどそれ以外に暴力は一切ないし、物資は当たり前のように手に入るし...。


ということで、もし本作を未見の方は、以下の点をふまえておくといいでしょう。

・戦時中の捕虜の生命・身分は、1929年のジュネーブ条約、「俘虜の待遇に関する条約」で保証されていた。

・本作品の舞台になる収容所は「第三空軍捕虜収容所」といい、空軍将校専用だった。将校となると、やはり兵士とは扱いがいろいろ異なるし、将校自身も兵士とは振る舞いが違っていた。

・(これは映画の冒頭で説明があるが)この当時の捕虜にとって、脱走(を企てること)は敵軍の後方攪乱という名目で、立派に兵役の一部だったので、不名誉とはまったく無縁だった。まして、「生きて虜囚の辱を受けず」という日本式の発想が皆無であることは言うまでもない。

・(これも映画の冒頭で描かれている)ドイツ軍内部でも、ゲシュタポとSSはけっこう嫌われていた。


『大脱走』、グループBは8/24~9/6、グループAは12/14~27と、まだまだチャンスがあります(私も六本木でもう1回観るつもり)。

01:14 午後 映画・テレビ | | コメント (6) | トラックバック (0)

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