# 変則デュアルディスプレイの使い分け
前々エントリに質問もあったので、私の環境の変則デュアルディスプレイの使い方を、もう少し詳しく書いてみることにします。
以下、便宜的に、
一般的なデュアル環境(1マシン、2ディスプレイ)を「1-2デュアル」
変則デュアル環境(2マシン、2ディスプレイ)を「2-2デュアル」
と書くことにします。
2-2デュアルで負荷分散
たとえば、ファイル数およそ300、総容量900MBみたいなテキストファイル群に対してをgrepをかけなきゃいけない場面が日常的にあります。
これをメインのWindows XP上で実行すると、けっこうマシンがヒーヒー言うので、メインでコピーした用語をサブ(Win 7)上でgrepするという使い方が定番。マシンスペックにかなり差があるので、実行に要する時間は倍近く違うこともあります。
2-2デュアルでMDIアプリケーションを開く
用語解説が必要ですね、たぶん。
MDI(=Multiple Document Interface)というのは、Excelのように「1つのアプリケーションの中で複数のドキュメントが開くインターフェース」のことです。これに対して、秀丸エディタとかWordのように「複数のドキュメントが独立したアプリケーション(のインスタンス)として開くインターフェース」のことをSDI(=Single Document Interface)と言います。
MDIアプリケーションで複数のドキュメントを開くと、参照したり見比べたりするとき、いちいちウィンドウを切り替えなければならず不便なことがあります(新規に起動するオプションもあったりはしますが)。そんなとき、1台のマシンで起動するのではなく2台で別々に起動すれば一覧性がだいぶ良くなります。
私がよくこれをやるのは、PDF-XChangeというPDFリーダーを使うときです。本家のReaderより軽快なので、ふだんはこれを使っているのですが、残念ながらこれがMDI。翻訳対象のPDF、旧版英語のPDF、旧版日本語のPDFみたいに複数を参照するとき、メインでは翻訳対象を1つだけ開き、サブで旧版を2つ開いて並べる、そんな使い方をします。
2-2デュアルのサブでメーラー
メーラーはサブで起動しています。5分間隔で受信確認していますが、着信のポップアップメッセージがメインに出てくると煩いからです。似たような理由で、ブラウザ(Chrome、ときどきFirefoxも)、Janetter(Twitterクライアント)、LINEなどのコミュニケーション系アプリケーションは基本的にすべてサブで使います。
1-2デュアルでMDIアプリケーションを開く
23インチワイドでも左右を表示しきれないような大きいExcelファイルは、1-2デュアル環境にして、2面のディスプレイで横長~に表示することがあります。
1-2デュアルで邪念を断つ
上に書いたように、Janetterとかブラウザはサブで動かしています。ふだんはそういう画面を横目で見ながら仕事をしていますが、ほんっとーに時間ギリギリになってきて、そういう"雑音"を遮断したい場合には、1-2デュアル環境にしてサブの画面を見えないようにします。、
1-2デュアル環境の、いちばん重要な使い方はこれかもしれませんw
07:06 午前 パソコン・インターネット | URL
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
私も似たような環境なので、PC2台の使い分けがとても参考になります。特にPPTのファイルを参照しながら仕事するときや、メインPC側に翻訳後のPPT、サブPC側に原稿のPPTを表示、という使い方。Excelも同じですね。
投稿: Yoshi | 2012/07/02 8:39:06
Yohsiさんちの4面ディスプレイ、現物をいちど見に伺いたい~。
投稿: baldhatter | 2012/07/18 19:57:25