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2012.06.06

# IJET-23 in Hiroshima、その3

2日目は朝からセッション、ひたすらセッション。

なお、セッションの細かい内容については、@Garyou_Tensei さんが、ご自身の素晴らしい実況ツイートと、その他を編集してTogetterにまとめてくださっています。これを読めば、内容も雰囲気もかなりつかんでいただけると思います。

#IJET23 第23回 日英・英日翻訳国際会議 - Togetter

素晴らしいまとめです。@Garyou_Tensei さん、本当にありがとうございます。

英日翻訳ワークショップ:コミュニケーションのための翻訳 - 翻訳文の「ながれ」について考える
(佐藤綾子さん)

英日翻訳の、少なくとも一定以上の経験者であれば、意識的かどうかの違いはあっても考えている(だろう|はずの)ことを、こういう風に整理して見せることは大切だと思います。私自身は、自分の翻訳のためというより、授業のネタにいろいろと使えるかなあと思いました。


Evernoteのローカライズに関わったらIJET-23広島にたどり着いた
(中村征一郎さん)

もともとは通訳とも翻訳ともまったく無縁の、なんと歯科医師という中村さん。この人なかりせば、Evernoteの日本語版展開はどうなっていたことでしょう。ネット上では珍しくないことですが、プロとアマの境界が曖昧になっている、それがいい形で表れた例です。

歯科医師とは言いながら、やはりコンピューター周辺とか、ノマドワークとか、そういう通訳者・翻訳者にとってもなじみの多いキーワードが次々と飛び出すあたり、だいたい同じ世代ですねー。と思って講演後にご挨拶したら、私がつい先日セミナーに参加した

立花岳志さん

のこともご存じでした。こうやって、つながりがつながりを生んでいくものなんですよね。


Developing a Style Guide for Technical Manuals
(松尾譲治さん)

「スタイルガイド」というキーワードで参加しました。文章上のスタイルというより、ドキュメント上の構成要素(ヘッダー、見出し、本文、表などなど)をどう処理するか(日→英)という話が中心でしたが、これからJTFスタイルガイドの英訳版を作ろうとしていることもあり、勉強になりました。

英日のスタイルガイドも、うっかりすると項目がふくらんでしまうと思ってましたが、英語がターゲットのほうが、何倍も大変そうです。


「説明するけぇよぉ聞きんさい」
(北臺如法さん)

昨晩のディナークルーズでお会いした北臺如法さんのセッション。

P1030725

今回のIJET23で、実は私がいちばん聞きたかったのがこれ。なんでかって? これをご覧いただければわかっていただけるでしょう。

iPadの日本登場とほぼ同時に話題になったこのビデオ。これを作ったのが、ほかならぬ北臺如法さんです。

リンク: ワタタツのウィッ記 - iPad Video Dubbing

どんな経緯で作ることになったか、どんな風に翻訳したか、そういう裏話を事細かに、そしてApple製品への愛情たっぷりに語ってくれました。

翻訳の視点でとてもおもしろかったのが、

Youという代名詞を、日本語では訳さないことが多い。でも、広島弁だと「あんた」とかよく入るので、あえてyouを訳出した部分もある

という話。


そして、その北臺さんの最新作がこれなんですが、

このセッションの最後には、これの

生吹き替え

を実演してくださいました。もう、本気で泣けました。2日目の最後のコマということで、実は参加者もだいぶ少なくなってきていたのですが、最後の最後にこれを聞けたのが、本当に嬉しかった。


セッション終了後は、JATの総会があってから閉会。

P1030735

国際会議場の外に出ると、実行委員のみなさんを労うような14日月が浮かんでいました。

P1030737

夕暮れどきの元安川を眺めながら、打ち上げのビアガーデン会場へ。

IJET-23実行委員のみなさん、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

今回新しく知り合えたみなさん、またどこかでお会いしましょう。

09:33 午前 翻訳・英語・ことば |

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