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2011.11.22

# おじいさんは山へ「しばかり」に行きました

日本人なら子供でも知っている『桃太郎』の冒頭。

はい、漢字で書いてみましょう。






正解は

柴刈り

ですね。まちがっても

芝刈り

じゃありません。

Lawnmower

こんなんなっちゃいますからねw

今まで考えたこともなかったのですが、末っ子と、買い物帰りの会話で気づきました。

娘 「白い柴犬ってかわいいよねー」(注:彼女は犬好きである)
私 「でも、柴犬って、茶色のイメージだなぁ、やっぱ。なにしろ『しば』だし」
娘 「え、しばって緑でしょ」
私 「え、しばは茶色いのも...あ、その『芝』じゃないよ。おじいさんが山へ...ほら」
娘 「え、おじいさん、『芝刈り』にいくんじゃないの?」
私 「え、だって昔の日本だよ。庭師じゃないんだから」
娘 「だから、ほら、芝刈りのアルバイトとかwww」

ちなみに、

しば【柴】
山野に生える小さい雑木。また、それを折って薪や垣にするもの。

ですね。

12:27 午前 翻訳・英語・ことば |

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コメント

おじいさんは山へ「しばかれ」に行きました。

ああ、身につまされる……

投稿: Buckeye | 2011/11/22 8:05:41

いやー、実はそれ、書きかけてやめたんでした。まさか Buckeye さんから飛んでくるとは。書かずにおいてよかったw

投稿: baldhatter | 2011/11/22 8:28:24

ちなみに、あの「茶色い」柴犬の色は「赤」と呼ぶんですよ~。うちのも赤柴です。

投稿: kojikoji | 2011/11/22 8:29:19

はい、その話をしたとき頭にあったのは、kojikoji さんちのでした。

そっか、馬の毛色の表現が独特なのは知ってましたが、犬もそうなんだ。

投稿: baldhatter | 2011/11/22 8:42:48

柴と言えば、モーセの火。

> あの「茶色い」柴犬の色は「赤」と呼ぶ

え!! 知りませんでした。
じゃあ、韓国料理で美味しいとか言う「赤犬」って、茶色なのでしょうか?

投稿: 白い都 | 2011/11/22 16:28:23

柴犬ってそういう意味ですか!
芝刈りだとずっと思ってました。
(お爺さんは枝を背負ってはいますが)

投稿: 竹花です。 | 2011/11/25 2:46:02

授業で思いっきり「芝」と書いたyodaです。
子供のころから、おじいさんは芝草を刈っているものと思い込んでおりました。ああ、お恥ずかしい。
「大草原の小さな家」ならともかく、日本の山で草は刈りませんよね。
以後気をつけますっっ!

投稿: yukihana | 2011/11/25 22:45:57

> 柴と言えば、モーセの火

その反応はユニークだなぁ。「萌える柴」じゃない「燃える柴」、英語だと burning bush ですね。

投稿: baldhatter | 2011/11/26 12:26:21

> お爺さんは枝を背負ってはいますが

そうそう、あの、背負ってるやつが柴ですよね。最近の子は、ああいう挿絵の入った昔話絵本とか、読んでもらってるのかなぁ。

投稿: baldhatter | 2011/11/26 12:27:52

yoda さん、コメントありがとうございます。

> おじいさんは芝草を刈っているものと思い込んでおりました

これはちょっと新しい展開かも。「芝」じゃなく「芝草」と書くと、必ずしも洋風ではない雰囲気になりますよね。国語辞典をひいてみたら、万葉集の用例がありました。

「立ちかはり 古き都と なりぬれば 道の芝草 長く生ひにけり」

「道の芝草」となると、きれいに手入れされた洋風の庭園とは限らず、ただの雑草なのかな。

投稿: baldhatter | 2011/11/26 12:32:53

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