# 第21回翻訳祭 - 無事に終了~いろいろな出会い
昨日 11/29、日本翻訳連盟が主催する第 21 回翻訳祭が無事に終了しました。
自分のセッションは朝イチであっという間に終わってしまいましたが、全体的には来場者数も 700 名を超え、大盛況のうちに終わりました。セッションについては、盛りだくさんのラインアップが効を奏したようで、お会いしたいろいろな方から「有意義だった」という声を聞きました。
今年は特に、翻訳プラザを会場ビルの下の階ではなく 3 階に設置したことが、全体の盛り上がりにつながったように思います。いろいろな事情で今年はプラザにいた時間が長かったのですが、どのブースも賑わっていました。
個人的には、仕事上のおつきあいのある方とはもちろん、それ以外でも各方面に交友関係が広がりました。
特にうれしかったのは、スタイルガイド検討委員会の委員として登壇した 1 コマ目のセッションが終わったあと、さるクライアント企業の担当者様からお声をかけていただき、デイリーのお仕事について過分なお言葉をいただいたこと。個人的にも気に入っている継続案件であり --- 昨日の分はもちろんお引き受けできなかったわけですが m(__)m ---、とても励みになりました。
ランチ時間には、遠方から来た翻訳者さんとも、短時間ながらお話しすることができました。
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自分で参加できたセッションは多くなかったのですが、キヤノン技術情報サービス株式会社の齊藤貴昭さんのセッション
は、昨年の牧野 一成さんの翻訳セミナーと同様、講演者の立場やテーマからすると私のような個人翻訳者の仕事に直結する内容ではさそうですが、翻訳の「品質」についての考え方など、共感する点、勉強になる点が多々ありました。
特に、締めに使われたこの絵は印象的だったので、斉藤さんご本人の承諾を得たうえで、こちらにご紹介します。
お客さんと良好な関係を構築するうえで「信頼性」が重要というのはよく聞かれる言葉ですが、それをこういう絵で視覚化したところが、たいへんユニークでした。
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交流会では、ある翻訳会社の方から「本ブログのファンです」とおっしゃっていただき、たいへん面はゆい限りでした。
そして、例年のことながら、交流会ではまた何人もの方の異動を知ることになりました。意外な動きもあれば、さもありなんという流れもあって、この交流会に出るとこの業界にも 1 年という月日が流れたのだなぁ、と実感します。
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そして、まだ日本翻訳連盟のサイトにも載っていない最新情報を告知します。
来年の 1/20、大阪で「JTF 翻訳セミナー in Osaka」が開催されます。基調講演は、なんと
「Steve Jobs 翻訳の裏側」
です。翻訳者の井口耕二さんが、(雑誌などのインタビューを除き)公式の場ではじめて、ジョブズ自伝の翻訳に関する秘話をご披露なさるそうです。ついに、あの秘蔵写真も公開されました!!
リンク: コラージュ(追記): Buckeye the Translator
詳細は、まもなく JTF のサイトで公開されることと思います。乞うご期待!!
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