# 右手小指のはなし
よく、「かな入力のほうがストローク数が少ない分、ローマ字入力より速い」と言われますが、実は必ずしもそうとは言えません。なんといっても、右手小指の負担は、かな入力のほうが高いはずです。
(こちらのサイトから借用)
Twitter でいただいた回答を見ると、ローマ字入力の方でもやはり Enter キーとか右シフトには右手小指を使っていらっしゃるようなので、機能キーは除外して文字入力だけを考えることにしますが、上の図でわかるように、かな入力の場合、右手小指の担当範囲はやたらと広い。
もちろん、ローマ字入力のときだって担当範囲は同じなのですが、その範囲にある文字種がまったく違うわけです。かな入力のときは、
ひらがなの 「ほ、へ、せ、れ、け、む、め、ろ」
長音記号の「ー」
濁点・半濁点「゛゜」
カギカッコ(Shift 要)
中黒(「め」の Shift)
をすべて右手小指が担当します。日本語の文字ごとの入力頻度を考えても、右手小指はかなり忙しいことになります。一方、ローマ字入力であれば、
パ行に使う「P」
長音記号「ー」(「ほ」の位置、Shift 不要)
カギカッコ(Shift 不要)
中黒(Shift 不要)
くらいのものですよね。
そして問題なのが、私はかな入力を自分流でマスターしちゃったということ。かな入力をスクールなどできちんと学習する機会があれば、不器用な小指を酷使して正しいブラインドタッチをマスターできたのかもしれませんが、ワープロ専用機の黎明期に我流でかな入力を始めた私は、
右手小指の範囲をかなり薬指でまかなう
クセが付いているのです。
これだとミスタッチがどうしても増えます。実は、ちょっと意識すれば小指を正しく使うことはできるんですが、それがあまり長続きしない。
少し意識的に右手小指を鍛えないといえないなぁ、そう思ってはいるのですが......何か、いい矯正方法はないものでしょうか。
01:29 午後 パソコン・インターネット | URL
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コメント
> かな入力の場合、右手小指の担当範囲はやたらと広い
ワープロ入力方法の比較解説本では、そのことはカナ入力の弱点として指摘されていました。
対策は、中心線を1コ右へずらすこと、だそうです。
つまり、ホームポジションを左「き」、右「の」に置き、左手で「お、ん、く、み」までを担当する。
これに対して、ローマ字入力では、キーの使用範囲が狭く、ホームポジションからあまり動かなくて済むことが利点とされます。
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小指の動きについては、修練を積むしかないのでしょう。
ピアノを弾くためには、左右10本の指を均等に使えなければならず、特に左手の薬指・小指は弱いから鍛えるべしとされていることと同じ。
でも、ピアノや、昔の英文タイプライターに比べれば、パソコンのキータッチはずっと軽いから、これで泣き言を言ったら、バチが当たるで。
私ですか?
私はローマ字入力派ですが、
運指がどうこう言う前に、もっと大きな制約要因が。
タイピストと違って、自分の文章を打つだけなら、
自分の頭の回転速度に付いて来られれば、十分だということ。
私の場合は、指の速さはあまり要らない。。。orz
投稿: 白い都 | 2011/10/20 16:01:24
ピアノも最近ほとんど触ってないから、小指動かないだろなぁ。
> 対策は、中心線を1コ右へずらすこと、だそうです。
その方法は何度かトライしたんですけどね。右手人差し指の使用頻度はやはり高いので、右手が忙しくなりすぎます。
> 私の場合は、指の速さはあまり要らない
んなこたぁないでしょうw
投稿: baldhatter | 2011/10/21 9:47:37